やり直し
俺はベッドの上にいるコリンに泣きながら抱き着いた。
「ど、どうしたんですか雅也様!!」
コリンは驚いた顔をしている。
「コ、コリン!!よかった!また会えてよかった!」
「ちょっ!ちょっと待ってください!なんで私の名前を知ってるんですか!?雅也様!」
俺は固まった。と同時に涙も止まった。
「なんでと言われたって、今まで一緒にいたじゃないか。」
そう、今まで一緒にずっといた、あの日まではだが、
「今まで?私たち初対面ですよ?今日初めて会ったんですよ?」
コリンがわけのわからないことを言ってくる。あの日の出来事は夢?だったのか?
「キャロはどうした?どっかにいるんだろ?お~い!」
額に汗が出てきた。まさかだとは思うがこれって・・・
いや、そんなわけがないか・・・
「キャロ?そんな人ここにはいませんよ?なにをおかしなこといってるんですか?」
「あ、あぁ、ごめんよ」
コリンと俺が初対面?そしてキャロがいない?あ~もうわけわからん!!色々考えたって仕方がない!
まぁとりあえずは、
「よし!コリン!服を買いに行くぞ!」
俺は外にコリンを連れ出した。
服屋についた。
「いらっしゃいませ~!」
日本語だ、てことは、
「コリン、ありがとな。」
俺はコリンに礼を言った。
「は、はい?もしかしてわかってるんですか?私が日本語に聞こえるようにしたこと。」
当然だ、ん?当然?何が当然なんだ?
「う、うん、まぁ」
そんなことはどうでもいい!早く服を買おう!
俺はコリンに服を買ってあげた。
家の前につくとそこには見覚えのある猫耳美少女がいた。
「キャロ!!」
俺はキャロにいきなり抱き着いた。
周りから向けられる視線はとても冷たい。キャロからの視線も冷たい。
「な!なんですか急に抱き着いて!この変態がぁ!!」
キャロに蹴られそうになったがギリギリで避けた。
「な、なんで私の名前を知ってるんですか!?」
キャロまでも忘れているなんて、まったく、みんなどうしたんだ?
「う、うわぁ、見知らぬ女の子に抱き着くなんて、雅也様変態ですね」
コリンからの視線も冷たい。
キャロが俺に近づいてきた。
「ま、まぁいいです!本題に入ります!私と腕相撲で勝負しなさい!」
やっぱりこうなるんですね。
「私が勝ったら願いをひ・・・」
「一つだけ叶えて、だろ?」
キャロは驚いた顔をしている。
そう、俺はこのことを知っている。
「!?あ、あんたが勝ったらh・・・」
キャロが言う前に俺は、
「あんたが勝ったらあんたの願いを聞いてあげる、だろ?」
俺はどや顔で言った。
「も、もういいわ!始めましょ!!」
コリンがキャロに「雅也様を倒しちゃってください!」
コリンまでも敵に・・・泣きそう・・・
あ、そうだ、俺はここで腕の骨を折るんだった。痛い目を受けるのはもうごめんだ。
そして試合が始まる。
「レディーゴー!」
俺の腕は折れなくてすんだ。だが負けた。
「よっわ!」
キャロにそんなことを言われた。
「弱いとはなんだ弱いとは。」
俺は弱いといわれてちょっとだけ傷ついた。
ああ、この先も同じなんだろうな。
「私が勝ったから願いを聞いてもらうわよ!」
はい。
「わ、私と一緒にく、く、くら・・・」
俺は、
「全然いいぞ、なぁコリン!」
なにもわかっていないコリンは、
「え?あ、はい?あ、はい!」
「よし!いい返事だコリン!」
キャロはぽかーんとしている。
「よしキャロ!これからよろしくな!」
俺は逃げたかった。でも受け入れるしかなかった。そう、おそらくこれは、
ループだ。
第二回異世界生活が始まる。
~異世界生活二日目~
俺は朝、メールが届いていることに気づく。だが俺はそのメールを見なかった。日本からのメールを、見てしまえばまたあのことを思い出してしまう。
それは、現実から逃げたかっただけだった。
コリンの部屋についた。
そしてカーテンを開け、
「朝だぞ~!!コリ~ン!!」
コリンは起き上がり。
「うぎゃああああ!!」
と叫んだ。
「よっしゃコリン!キャロの部屋に行くぞ!」
俺は無理矢理キャロを連れて行った。
コリンと俺はキャロの部屋についた。
扉をそ~っと開け、カーテンを思いっきり開けた、その時だった。
俺とコリンはキャロに腕をつかまれ、そのまま布団の中に引きずり込まれた。
「「!?」」
ど、どうしよう、まずい状況になった。
俺とコリンはキャロに押し倒された状態になっている。
「あ、あの~キャロさん、その~上からどいてもらってもいいですかね?」
俺はキャロにそういうと、キャロは、
「い・や・だ!」
この後俺とコリンはキャロにお仕置きされた。
「あう~、ひどい目にあわされました。」
コリンは涙目になりながら言った。
「全く。寝てるのに無理矢理起こされたら怒るわよ。」
キャロは頬を赤くさせながらそう言った。
「でも、あんなことしなくたって・・・」
俺は神に誓った。もうキャロを無理矢理起こさないと。
「あ、そうそう、ポストの中にこんなのが入ってたんだけど」
キャロは俺に手紙を渡してきた。
朝起きてたんかい!と突っ込みたかったが手紙が気になっていたので読むことにした。
『雅也さんへ
私は騎士団長のマエルというものである。今日の18時ごろに騎士団が集まっている城に 来てほしい。お前の仲間も連れてこい。よろしく頼むぞ。
騎士団長・マエルより』
まず最初に思ったのが、
「この世界にも騎士団なんていたんだな。」
キャロは俺に、
「いるわよ」
真剣な顔で言ってきた。
「どうしたんだよ。そんな真剣な顔して」
俺はキャロに聞いた。すぐに答えが返ってきた。
「騎士団から手紙が届くってことは、あなたはこの世界でとても大事な存在ということよ。」
いきなりすぎて俺は苦笑いしかできなかった。
「え、なんだよそれ、くだらない」
キャロは俺の顔を見て、
「これは大事なことよ。絶対に行くわよ。」
俺は、
「わ、わかったよ。」
キャロは俺の言葉を聞いて安心したのか、
「よし!じゃあ私が騎士団が集まっている城に案内してあげる!」
俺はため息をついた。てかいつの間にかコリンいなくなってるし!
17時になった、俺はコリンを起こし、
「行くか!」
「え~、私は家で待っててもいいですか?」
コリンはあまり乗り気じゃなさそうだ。だが、
「「だめだ。」」
俺とキャロは同時に言った。
コリンは、
「はぁ、わかりましたよ」
と言ってくれた。
コリンはなんで行きたくないのだろう。まぁいいか。
気を取り直して、
「城へ行くぞ!」
「「「お~!!」」」
もうこれしか思いつかなかったんです。許してください・・・(゜∀゜)アヒャ




