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【連載中】わがまま王女ですが剣聖と二人旅をして、仕方がないので人助けをして剣聖と真の女王を目指しますわ!  作者: 久坂裕介
第三章 王女、魔法学校に入学する

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第三十一話 火の魔法

 私は思わず、喜びを爆発させた。

「や、やりましたわ! 私はついに、魔力を作れるようになりましたわ! バンザーイ!」


 するとナリンさんは、微笑ほほえみながら告げた。

「それでは次は、実際に魔法を使ってみる段階だんかいですね。でもそれは、明日からにしましょう」


 そうしてその日は、女子寮にもどって寝ることにした。次の日の、午後の魔法の授業。魔力を作るコツをつかんだ私は、再び魔力を作ってみた。すると体中に、エネルギーがあふれた。うーむ。これはすごいですわ。何だか、何でもできそうな気がしますわ。するとナリンさんと、ハショウ君がやってきた。ハショウ君は、おどろいた表情で聞いてきた。

「ナリンさんから聞いたんだけど、魔力を作れるようになったって本当かいユーンさん?!」


 なので私は、自信満々に答えた。

「ええ、ホントですわ。何なら今、魔力を作ってますわ」


 するとハショウ君は、やはり驚いた表情だった。

「た、確かにユーンさんから魔力を感じる……。す、すごいよユーンさん! こんなに早く魔力を作れるようになるなんて!」

「ええ。これもナリンさんが、魔力を作るコツを教えてくれたからですわ」

「な、なるほど。ナリンさんが……」


 とハショウ君は、ナリンさんを見つめた。するとナリンさんは、ずかしそうにうつむいた。おや、これは?……。と私が二人の関係を疑っていると、ハショウ君が提案した。

「それではこれから、実際に魔法を教えようと思うんですがどうでしょうか?」

「え? ええ。もちろんですわ」


 するとハショウ君は、説明を始めた。

「まずは魔法の基本の火、風、水、土の魔法を覚えてもらおうと思います。まずは、火の魔法から」


 とハショウ君は、右手をき出した。そして魔法をとなえた。

「ファイア!」


 するとハショウ君の右手から、大きな炎が放出ほうしゅつれた。おお! これはすごいですわ! 魔法の知識が無い私でも、これはすごいことが分かりますわ! そしてハショウ君は、教えてくれた。

「ファイアの魔法は、基本の魔法です。なのでこれから、覚えましょう。まず大事なのは、イメージです。自分の中の魔力が、炎になって放出されるイメージです。さあ、やってみてください」


 なるほど、イメージですか。私は右手を突き出して、イメージした。炎が、放出されるイメージ。そして私は、魔法を唱えた。

「ファイア!」


 でも炎は、出なかった。「ファイア! ファイア! ファイア! ファイア!」と何度も唱えてみたが、やはり炎は出現しなかった。うーむ。やっぱり魔法は、難しいですわ……。そうしてその日の魔法の授業は、終わった。


 そして、その日の夜。私はやはり学校の広場ひろばで、魔法の訓練をしていた。

「ファイア! ファイア! ファイア! ファイア!」


 でもやはり、炎の魔法は使えなかった。うーん、これはどうしたものかしら……。と考えていると、ナリンさんとハショウ君がきてくれた! ナリンさんは今までも魔法の訓練に付き合ってくれたが、ハショウ君まで! するとハショウ君は、れくさそうに説明した。

「男子寮も夜に外出するのは禁止なんだけど、ナリンさんがユーンさんに魔法を教えてるのなら僕も……」


 おや。おやおやおやおや。これはやはり、あれでしょうか? 二人は、良い感じなのでしょうか? それでは私は、お邪魔じゃまでしょうか? 良い感じの二人を邪魔するほど、私は野暮やぼではありませんわ。そう考えていると、ナリンさんがアドバイスをしてくれた。

「え、えーと……。ユーンさんは、もう少しで魔法を使えるようになると思います。できれば、どんな炎が放出されるのかまでイメージすると良いと思います」


 なるほど。どんな炎が、放出するかですか。そこまでは、イメージしてませんでしたわ。なので私は早速さっそく、イメージしてみた。つまり、こうでしょうか? 私の中の魔力が、私の身長くらいの大きさの炎になるイメージ。そして私は、魔法を唱えた。

「ファイア!」


 すると私くらいの大きさの炎が、私の右の手の平から放出した。で、出ましたわ! 炎が、出ましたわ! だが私は、いきなり精神的なつかれを感じた。思わず広場の地面に、片膝かたひざをつくほど。あ、あれ。何でしょう、この疲れは?……。するとハショウ君が、説明してくれた。

「すごいです、ユーンさん! ついに、火の魔法を使えるようになりましたね! でも、魔力は精神力でもあるんです。だからいきなり大量の魔力を使って大きな炎を出してしまうと、そんな風に精神的に疲れてしまうんです」


 な、なるほど。なので私は次に、私の身長の半分ほどの炎をイメージして魔法を唱えてみた。

「ファイア!」


 するとやはり、私の身長の半分ほどの大きさの炎が私の右の手の平から放出した。そして、さっきほどの精神的な疲れは感じなかった。なるほど。段々、コツがつかめてきましたわ。それから私は、様々な大きさの炎を出した。そして精神的に疲れないほどの大きさを、理解した。うん。これくらいの大きさの炎なら、連続して出せますわ。

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