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【連載中】わがまま王女ですが剣聖と二人旅をして、仕方がないので人助けをして剣聖と真の女王を目指しますわ!  作者: 久坂裕介
第二章 王女、疫病を止める

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第十七話 洞窟へ

 そうして私たちは、町長室から出た。そして私は、ナバウ様に聞いてみた。

「それでナバウ様。具体的には、どうやって疫病えきびょう原因げんいんを突き止めるんですか?」


 するとナバウ様は、少し考える表情になった後に聞いてきた。

「逆に私から、質問です。どうすれば疫病の原因を、突き止められると思いますか?」


 え? 逆に質問された? でもナバウ様に聞かれたので、私は必死に考えた。

「えーと、そうですわね……。あ、疫病にかかる人はこの町の東に住む人が多いとダカズ町長が言ってましたわ! なのでまず、この町の東を調べれば良いと思いますわ!」


 するとナバウ様は、ニッコリと微笑ほほえんだ。

「はい。たぶん、それが正解です。この私も、同じことを考えていました」


 それを聞いた私はうれしくなって、ナバウ様に言い放った。

「それでは早速さっそく、この町の東を調べましょう!」


 そして私たちは再び、この町の大通おおどおりを歩き始めた。やはり、多くの人々を見かけた。だが町の東に向かうと段々、見かける人が少なくなった。ためしに東のはしまで行ってみると、だれも見かけなかった。私は、ナバウ様に聞いてみた。

「町民が、ほとんどいません。これはやはり、疫病が原因でしょうか?」

「おそらく、そうですね」

「うーん、なるほど……」


 そうして私たちは赤いレンガでつくられた、人々が住む家をたずねて実際に話を聞くことにした。初めに入った家では、子供がベットで寝ていた。母親らしき人に聞いてみると、やはり子供は疫病にかかったそうだ。更に話を聞くと、この町を出てすぐにある洞窟どうくつに遊びに行ってから疫病にかかったようだ。次の家に行ってみると、洞窟から緑色のきりがこの町に流れ込んでいるのを見たという話を聞くことができた。


 それから数軒すうけんの家で話を聞いてみたが、やはり同じような話だった。なので私は、ナバウ様に聞いてみた。

「うーん。どうやら町を出たところにある、洞窟があやしそうですね?」

「そうですね」

「なので私は、その洞窟に行ってみたいと思います!」


 するとナバウ様は、少し考える表情をして答えた。

「そうですね。洞窟を調べてみることは、私も賛成さんせいです。でも今日ではなく、明日にしましょう。今日はもう、夕方になってしまったので。今日は宿屋にまって、明日の朝から洞窟を調べることにしましょう」


 私は、そのナバウ様の意見に賛成した。

「はい! そうしましょう!」


 そうして私たちは、この町の中心部にある宿屋に泊まることにした。でもお腹が減っていたので、まずは食堂で夕飯を食べた。それから、宿屋に向かった。そこは灰色のレンガで造られた、大きな宿屋だった。受付を済ませると私とナバウ様は、別々の部屋に入った。私が入った部屋は広くて、大きな木製のベットと机とイスが置いてあった。私はもう疲れていたので、黒いリュックから黄色のパジャマを出して着替きがえてベットに入って寝た。


 そして、次の日の朝。私は人々がざわめく声で、目が覚めた。どうやらもう、朝らしい。なので私は、ピンクのドレスに着替えて宿屋の外に出た。するとやはり、のぼり始めた太陽が見えた。そして私は、基本の修業をすることにした。マラソンを一〇キロ走り腕立てせとスクワットをそれぞれ一〇〇回やって、それから剣の素振すぶりを始めた。そうしていると、ナバウ様が宿屋から出てきた。私は、挨拶あいさつをした。

「おはようございます! ナバウ様!」


 するとナバウ様は、ちょっとおどろいた表情になった。

「基本の修業をされているのですか、ユーミ王女?」

「はい、そうですわ。やっぱり基本は、大事だと思うので」


 それを聞いたナバウ様は、微笑ほほえんだ。

「そうですね。良い心がけだと思います」


 だが私は、聞いてみた。

「それにしてもナバウ様は、お寝坊ねぼうさんですね。今、起きてきたんですか?」

「ああ、そうですね。ちょっと、寝坊してしまいましたね。でもこれには、理由があるんです」

「え? どんな理由ですか?」

「はい。私は昨日きのうの夜、ちょっと調べ物をしていたんです。毒と関係がある、モンスターについて」


 それを聞いて、私は驚いた。

「え?! つ、つまりあれですか?! この町の疫病には、モンスターが関係しているということですか?!」

「はい。私は、その可能性もあると考えています」

「うーん、なるほど……」


 それからナバウ様は、説明した。

「でも実際に、洞窟を調べてみなければ分かりません。なので早速、朝食を食べてから洞窟に向かいましょう」

「はい!」


 そうして宿を出た私たちは、食堂で朝食を食べてからこの町の東の端に向かった。そこから町の外を見てみると、背の低い緑色の草が生えている草原そうげんが広がっていた。そして遠くには、小高こだかい山が見えた。きっとあそこに、洞窟があるのだろう。なので私たちは、そこに向かった。

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