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木に転生したけどチートでした!  作者: 酸味パイン
4/5

第4話 やっぱりただの木じゃなかった

ドンッ♪ドンッ♪

バキッ♪バキッ♪

ドンッ♪

バキッ♪バキッ♪

太鼓風に音を鳴らしてみる。

え?何の音かって?

僕が魔物を殴る音です。

現在進行形で、魔物と戦ってるので。


「これでラストぉ!(バキャアァッ!)」


ふぅ、やっと片付いた。

この樹海、魔物が出るわ出るわ。

さっきも魔物の団体さんが襲ってきたから、今片付けた。

魔物さん自体は、パンチ一発とかで片付くんだけどね?

何て言うか・・・立て続けに出てこられると鬱陶しい。

正直、樹海をなめてた。

まさか、こんなに出てくるとは・・・。

おかげで全然進めてないし。

まぁそのぶん、だいぶ力の使い方が分かってきたけどね。

よし、そろそろ今日の攻撃力の調整は終わりっ!

次は魔力の調整だ。


「「「グルルルルル(ドカーンッ)」」」

「「「キシェーッ(ドスッ)」」」

「「「フシューッ(ザシュッ)」」」


あ~、楽~。

魔物の団体さんをもう三つも倒しちゃったよ。

素手だと一体一体倒さないといけないけど、魔法は一気に倒せるからいいよね~。

ちなみにさっき使ったのは、順に【ファイアーボム】、【アイスランス】、【ウィンドエッジ】っていう魔法。

それぞれ、火属性、氷属性、風属性の初歩の魔法だ。

何で初歩の魔法ばかり使ってるのかというと・・・・・・普通にそれで倒せてしまうから。

それに、魔法はまぁまぁ出きるようになったとはいえ、まだ魔力量の調整が難しいってのもある。

一度、台所によく出現するGさんが巨大化したような魔物に会ったんだけど・・・。

パニックになって使った【フリーズインパクト】の効果が恐ろしかった。

【フリーズインパクト】は【アイスインパクト】の上位互換で、その上に更に【ブリザードインパクト】っていう上位がある。

魔法を使用した状態で何かに足や手が触れると、そこからどんどん地面や物、生物や空気まで凍らせていく魔法だ。

まぁイメージ次第で「◯◯は巻き込まないように」とかは出来るんだけど。

でもその時はほぼ反射で、何も考えず使っちゃったもんだから・・・・・・僕を中心に半径5キロ、高さ1500メートルくらいが凍った。

【フリーズインパクト】で、これだったら、【ブリザードインパクト】はどうなるの!?とその時は戦慄した。

あ、もちろん、その後ちゃんと氷は元に戻しておいたよ?

・・・・・・巨大なGさんを凍らせた部分以外は。

だって、嫌でしょ?

氷から出た瞬間、動き出したらさ。

アイツら、地球のGさんと同じでカサカサ動くし、飛ぶんだよ?

生理的に無理だわ・・・。

どうしてもGとしてしか捉えられない。

出来ることなら、もう二度と会いたくない。

・・・あれ?

もしかして、これってフラグ?


「「「(・・・カサカサカサカサッ)」」」


うわああああぁぁぁぁ!!

出たぁぁああああああぁぁぁ!!


「ふ、フ、【フリーズインパクト】ォォッ!(ピキーンッ)」


――――――あ。



巨大Gさん(後から調べると、ジャイアントディスガストって名前だった)出現事件から7日後、出発からは10日後のこと。


「やっと出られた・・・!」


僕は、やっと樹海を出た。

魔物だらけの樹海のおかげで、魔力や力のコントロールが出来るようになった。

まぁ、ジャイアントディスガストが出てきたときは反射で魔法を使っちゃったりするけど、前みたいに他のものを巻き込んだりはしなくなった。


「あとは山を3つ越えれば、トファース村だね!」


それじゃ、山に向か―――いや、その前に、ステータスを確認しておこう。

前に見た時から、一体どれだけ強くなったんだろう?


「ステータス」


―――――――――――――――――――――――――――――――――

クレハ・キリザキ 17歳 男 レベル56


職業:なし

生命力:250000000/250000000

攻撃力:∞ 防御力:∞

素早さ:∞ 魔力:∞

魔攻:∞ 魔防:∞

スキル:アーカイブ、魔法全属性、異世界言語理解、女神レイテ ィアの加護、変身、気配察知、気配探知、気配隠滅

称号:転生者、木になった者、少年の心、魔物を狩る者、変身する木、Gスレイヤー、魔物を蹂躙する者


――――――――――――――――――――――――――――――――――


・・・・・・ッ。

・・・何でッ。

何で、アイツが称号にまでいるんだよぉっ!?

【Gスレイヤー】のGって、ジャイアントディスガストのことだよねっ!?

いや、待て。

グリフォンのGかもしれないよね!

きっとそうだっ!


―――《ジャイアントディスガストのGです》


・・・・・・うん。

何も聞かなかったことにしよう。

ハハハハハハハ。


「称号のことは考えないようにして・・・おっ、生命力が上がってる!」


前は1億だったけど、2億5000万になってるね。

そう言えば今更だけど、どうして生命力は∞じゃないんだろう?

【アーカイブ】さんに聞いてみ―――


『やっほ~、元気にしてる~?』


「よう」と言い終わる前に、レイティアから【テレパシー】が届いた。

ちょうどいい、レイティアに聞いてみよっと。

それにしても、急にどうしたんだろう?


『レイティア、急にどうしたの?』

『いや~、久々にキミの様子を見たら人間になってて、しかも樹海を出てたから驚いてね~。ちょっと話してみたくなったんだよ。一体どこに行くつもりだい?』

『トファース村に行くつもりだよ』


隠すつもりはないので、素直に答える。


『なるほど~、ここから一番近いもんね~。そこで何かしたいことでもあるのかい?』

『村に着いたら、冒険者になりたいんだ。転生前から憧れてたし』

『へぇ~、だから人間になって樹海を出たんだね~?』

『うん。あ、用件はそれでもう終わり?』

『ん~?まぁ終わりだけどさ~、ちょっと冷たくな~い?』

『ご、ごめん。でも、ちょっと聞きたいことがあって・・・』


早く理由が知りたくて、少し冷たく接してしまった。

そのことを僕が謝ると、レイティアは『別にいいさ~』と許してくれた。


『それで~?聞きたいことって~?』


レイティアが先をうながす。


『僕のステータスのことなんだけど、どうして生命力だけ∞じゃないの?』

『ん~、それにはどうして他のステータスは∞なのかを話しておかないとね~』


そう言って話し始めた、レイティアの話をまとめるとこうだ。

・魔力が∞なのは、体内で魔力を永久的に生み出せるという特性がもともと僕が転生した"木"に備わっていたから。

・魔力が∞なので保有する魔力量によって数値が変わる魔攻・魔防も∞になった。

・体内の膨大な魔力に耐えるため、強靭な肉体を手に入れ、その結果攻撃力と防御力、そして素早さが∞になった。

・・・・・・ふーむ、なるほどね〜。


『つまり、身体は魔力をとどめておく容器としての役割を果たすために強くなった。でもそこに生命力は関係ないから、生命力だけ∞じゃない、ってことだね?』

『そういうこと~。まぁそれでもキミの生命力の数値は異常なんだけどね~』


レイティアがケラケラ笑う。

うん、だよね!

1億も2億5000万も普通ではないよね。


『あ、ちなみに~、人間の生命力って伝説の英雄って言われてる人でも10万ちょいぐらいだったよ~』

『えぇ・・・』


本気で言ってます?

僕、その1000倍以上あるよ?

そのレベルの人なら、僕と同等かそれ以上かな?と思ってたんだけど・・・。


『何でそんなに生命力が高いの?魔力うんぬんには関係ないんでしょ?』

『うん、確かに魔力うんぬんには関係ないんだけど・・・。ま、今から説明するよ。キミの生命力が高い理由は2つあってね~?1つはキミが植物だから』

『植物だから?』

『そう。この世界でも植物の生命力は高くてね~。だから魔物も植物系のヤツは生命力が高いんだよ~』

『へぇ~』


僕も植物だから生命力が高くなっているってことか。

だけど、理由があともう1つあるってことは、それを考慮しても異常ってことだよね?


『うん、そうだよ~。で、もう1つの理由はね――――――キミが神樹だから』

『・・・へ?』


あなた、今何と?


『別名・魔石の大樹。今のキミ、この世界に一本しかない神樹なんだよね~』

『はぁあぁあ!?』


初耳ですけど!?

そりゃ、この世界に一本しかない神樹なら、生命力が馬鹿みたいに高くて当然だね!?

魔力だって永久的に生み出せてもおかしくないね!?

だって神樹だし!?

――――うん、これはルーレットで"金"になるはずだわ。











四話目も読んで下さりありがとうございます!次話は来週投稿予定です。

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