第5話 トファース村、到着
遅れてすみません!しばらく不定期になります。
レイティアからの衝撃告白。
どうやら僕は、神樹だったらしい。
ただの木じゃないとは思ってたけど・・・・・・まさか神樹とはね。それもこの世界に一本の。
・・・あれ?僕、樹海を出て良かったんだろうか?
レイティアにそれを聞くと、
『・・・・・・。か、神が何でも答えてくれると思ったら大間違いだよ~!自分で考えるんだ!』
とか言われて、【テレパシー】を切られた。
レイティアも分からなかったんだね?
正直にそう言えばいいのに。
「それにしても・・・神樹、かぁ・・・」
ホント、ビックリだよ。
でもまぁ、それを知れたおかげで、ルーレットで"金"だったのも、ステータスが異常に高いのも納得できた。
「・・・あっ!ステータスといえば・・・・」
まだ、確認している途中だったっけ。
確か、後はスキルだけだったはず。
「ステータス」
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クレハ・キリザキ 17歳 男 レベル56
職業:なし
生命力:250000000/250000000
攻撃力:∞ 防御力:∞
素早さ:∞ 魔力:∞
魔攻:∞ 魔防:∞
スキル:アーカイブ、魔法全属性適性、異世界言語理解、女神レイティアの加護、変身、気配察知、気配探知、気配隠滅
称号:転生者、木になった者、少年の心、魔物を狩る者、変身する木、Gスレイヤー、魔物を蹂躙する者
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スキルが4つも増えてる~。
とりあえず、スキルの効果を【アーカイブ】さんに聞いてみよっと。
【アーカイブ】さ~ん!
―――《【変身】――保有者が保有者自身が想像した姿になれるスキル。【気配察知】――保有者の周囲にいる気配を察知できるスキル。ただし、探せる範囲は熟練度の高さによって広くなる。【気配探知】――目的の気配を探すことが出来るスキル。ただし、探せる範囲は熟練度の高さによって広くなる。【気配隠滅】――【気配隠蔽】の進化スキル。保有者の気配を完全に消すことが出来るスキル。――――です》
いつの間にか、進化スキルGetしてた。
もしかして、魔物に睡眠妨害されないよう、気配を消しながら寝てたから?
最初は難しかったのに、途中で急に簡単になったのは、スキルを手に入れたからだったんだね。
「あ、熟練度の上げ方も教えてもらおうかな」
聞いた感じ、高い方がいいみたいだし。
―――《熟練度は、スキルを使えば使うほど上がります。ただし、熟練度の上がり具合には個人差があります》
人それぞれ、向き不向きがあるからってことかな。
熟練度が使えば使うほど上がるなら、【気配察知】と【気配探知】を常時発動しとこっと。
【気配探知】の対象を魔物にしておいて、【気配察知】で反応した気配と照らし合わせれば、魔物かそれ以外かくらいは区別出来るようになるよね。
さっそく、【気配察知】と【気配探知】を発動する。
すると、背後の樹海に、たくさんの赤い点が点在している様子が脳内に浮かんだ。
これ、たぶん魔物だと思う。
「この青い点は何だろう・・・?」
樹海から少し離れた所に、ポツンと青い点がある。
場所的に・・・・・・現在地か。
魔物は赤、現在地は青ってことだね。
よーし、ステータスの確認も終わったことだし、先へ進もう!
◇
「魔物が全然いないな~」
山を登り始めて、2日。
僕は最後の山を登っていた。
たぶん、あともう少しで頂上に着く。
不思議なことに、山を越えるにつれ、魔物の数はだんだんと少なくなっていった。
樹海では数歩歩くだけで魔物の群れに遭遇したけど、最後の山にいたった今は、ほとんどいない。
この山に登ってから、まだ2体しか遭遇してないし。
僕としては先へ進みやすくていいんだけど・・・何でだろう?
少し気になるな。
そんなことを思っていると、山頂に着いた。
あとは山を下るだけ。
登った時よりも魔物がいないのでどんどん下っていく。
そしてとうとう、最後の山を越えた。
「――――っと!危ない」
先へ進もうとして気付く。
「何コレ・・・底が見えない」
僕の目の前には、底が見えないほど深い峡谷があった。
こりゃ・・・・・・樹海の魔物には越えられないわ。
山を越えるにつれ魔物が少なくなっていったのは、この峡谷があったからだったんだね。
ん?羽根のあるヤツらなら大丈夫だろうって?
ん~、そいつらは山を越えることすら出来ないと思うよ。
あの山々、すっごく標高が高いから羽根がダメになっちゃうし。
ドラゴンならあり得なくもないけど、あいつら基本的に狩りの時以外、縄張りから出ないんだよね~。
ま、とにかく、樹海の魔物がこの峡谷を越えることは無いだろうね。
だけど・・・それは樹海の魔物だったらの話。
自慢じゃないけど、僕ならジャンプすれば向こう側へ行ける。
「―――ってことで、ジャ~ンプッ!」
地面を軽く蹴ってジャンプする。
あ、ちょっと高く跳び過ぎたかも。
そう思ったけど、無事着地出来た。
「ん?あれかな?」
数キロほど先に建物が見える。
その辺りからは、いくつもの気配を察知出来た。
脳内に浮かぶ点は、黄色。
赤じゃないから、魔物以外だね。
ってことはあそこがトファース村かな?
―――うん、やっぱりそうだ。
どうやら、ようやくトファース村に着いたみたいだ。




