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第十四話「弟」

第十四話「弟」


--------------


その日も、仕事を一段落させてから座れた。


からくり箱の左前に座り、昨日の続きを開いた。


田中殿と堀田殿が定位置に座った。


かなり進んでいた。


--------------



584 名無しさん

YOMI2020今日も来るかな



585 名無しさん

>584 毎日来とるやん




586 名無しさん

13話の宮将軍と器量の話重かったな

「それでもなお、再評価か」って



587 名無しさん

>586 あれはがっかりしてるのが伝わってきたわ



588 名無しさん

>586 YOMI2020って綱吉のこと本当に嫌いなんやな



589 名無しさん

>588 まあ器量なしって言い切るくらいやし



590 名無しさん

>589

でも現代でも同族経営の会社で嫌な目にあってる人には刺さったやろあの例え



591 名無しさん

>590 うちの会社もそれやもん



592 名無しさん

>591 kwsk



593 名無しさん

>592

社長の息子が何もできないのに幹部になって現場の意見無視するやつ



594 名無しさん

>593 それ完全に綱吉やん笑




595 名無しさん

>594 江戸時代から何も変わってないな




596 名無しさん

>563

綱吉って墓掘り起こせとか

忠清にそこまでするから恐ろしいよな

異常よな




597 名無しさん

>596 え、墓掘り起こすって何



598 名無しさん

>597

忠清が死んだ後に

綱吉が病死かどうか信じなくて大目付に詮議させたやつやで

>563 がちょろっと書いている



599 名無しさん

>598

それ本当なんさすがにひどすぎやろ



600 名無しさん


600ゲット



601 名無しさん

>600 おめ



602 名無しさん

>598

死んだ後まで執拗に調べるとかどんだけ恨んでたんや



603 名無しさん

>602

宮将軍の件があるからやろ

綱吉を将軍にしたくなかったわけやし



604 名無しさん

>603 そら恨むわな



605 名無しさん

でも証拠は出なかったんやろ?



606 名無しさん

>605

出なかったらしいで

それでも綱吉は酒井家を改易にしたかったとか


あっちな

改易はな、

領地・屋敷・家臣団を全て取り上げられることやで


会社で言うと懲戒解雇に近いけど、

遥かに重い家そのものが消滅する、


一族の社会的な死に近い処分


武士にとって「家」は命よりも大切なものだった時代やし

しんどかっただろうなって思うよ


給料を失う

家臣たちも全員路頭に迷う

先祖代々の土地も屋敷も没収される

最悪の場合、一族が離散する




607 名無しさん

>606 乙

改易って、一族が離散、って怖すぎやろ


証拠なしで改易って、、、

さすがにやりすぎや

アタオカやで



608 名無しさん

>607 それが忠清の弟・忠能に向かったんやろな



609 名無しさん

>608

身内まで巻き込むとか綱吉器量なしどころかただの嫌がらせやん



610 名無しさん

>609

YOMI2020に早く来てほしい

これどう言うか気になる



611 名無しさん

>610

今日来るかな




612 名無しさん

離脱します ノシ



613 名無しさん

>612 ノシ



614 名無しさん

ガチ勢やけど補足しとくと

忠清は綱吉が将軍になってから大老解任されて


その1年後に突然死んどるんよな


綱吉はそれを自殺やないかと疑って

「墓から掘り起こせ」と命じるまでに

執拗に何度も検死を求めたという記録が残ってる


ただ遺体は前橋で荼毘に付されてたから

実際に掘り起こされたかは分からんけど

酒井家や縁戚の藤堂家はかたくなに拒否したとある



615 名無しさん

>614

長文乙

詳しいな



616 名無しさん

>614

荼毘に付されてたのにそれでも詮議させたんか

執念というより、

綱吉は器量なしでアタオカやん



617 名無しさん

>614

藤堂家まで出てくるとか

この時代の人間関係複雑すぎやろ



618 名無しさん

>614

証拠が出なかったのに弟が改易されたってのが

一番理不尽やな



619 名無しさん

>618

完全に八つ当たりやん



620 名無しさん

YOMI2020今日来るかな

この話どう言うか気になる



621 名無しさん

>620 来たら聞いてみよう



622 名無しさん

>621 今日は重い話になりそうやな


--------------


「今日も続きを書く。」


「はい。」


--------------



623 名無しさん◆YOMI2020


おはようございます。

皆さんの墓掘り起しの件でお話しされておりますので

その話をさせてください。


墓を掘り起こせと命じたにもかかわらず、証拠は出なかった。


それでも綱吉は、酒井家を改易にしたかった。

結果、忠清の弟・忠能が言いがかりをつけられて改易されました。


証拠は、最後まで出なかった。


忠能は証拠もないのに改易された。


忠清の大老としての実績も、

家の歴史も、

全部一瞬で奪われたということです。




624 名無しさん

おは

また来た

長文乙



625 名無しさん

>623 弟まで巻き込まれたんか



626 名無しさん

>623 証拠なしで改易ってさすがにひどすぎやろ



627 名無しさん

>626 現代やったら完全にアウトやん



628 名無しさん

>623 言いがかりって具体的に何を理由にされたん



629 名無しさん

>628 証拠がないんやから難癖やろ実質



630 名無しさん

身内まで巻き込むとか綱吉やりすぎやろ



631 名無しさん

>630 忠清本人を潰せんかったから弟に矛先向けたってことやろ



632 名無しさん

>631 それ完全に八つ当たりやん



633 名無しさん

>632 権力者の八つ当たりが一番怖いんよな



--------------



私は画面を見た。

田中殿が言った。

「忠清さま。」


「なんだ。」


「返事を書きますか。」


「書く。」


忠能のことは、今も胸が痛む。


私が大老であったから、巻き込まれた。


それだけのことだ。


--------------



634 名無しさん◆YOMI2020

>628


具体的な罪状については、


記録に残っているものは曖昧なものばかりです。

証拠は出なかった。


それでも改易された。

忠能は、忠清の弟であるというだけで標的にされました。


本人の行いとは関係のないところで、家を失った。




635 名無しさん

>634 またきた




636 名無しさん

>634

「本人の行いとは関係のないところで」

これはきつい言葉やな



637 名無しさん

>636

自分ではどうしようもないやつやん




638 名無しさん

>634

YOMI2020今日なんか違う

いつもより重い




639 名無しさん

>638 淡々としてるけど文章が短くて重い




640 名無しさん

>634

この書き込みの人絶対酒井家関係者やろ



641 名無しさん

>640 他人事やったらここまで書けんやろ



642 名無しさん

>640

酒井家の子孫が先祖と先祖の弟の名誉回復しようとしてると思うと

なんか胸が痛くなってきた



643 名無しさん

>642 な

このスレ最初から見てきたけどYOMI2020がどれだけ丁寧に積み上げてきたか



644 名無しさん

>643

権力の亡者って言われてた忠清が気づいたらめちゃくちゃ立体的な人物になってるもんな



645 名無しさん

>644 このスレ来る前と後で忠清の印象全然違うわ



646 名無しさん

>645

わいもや

ワイも最初は権力の亡者やと思ってた



647 名無しさん

YOMI2020に一回正体明かしてほしいわ

応援してるのに名前も知らんのがもどかしい



648 名無しさん

>647

わかる

でもそれがこのスレの味でもあるよな



649 名無しさん

>648 匿名やから言えることもあるしな



650 名無しさん

>649

忠清もそれをわかって

名無しで書いてるんかもしれんな(笑)



651 名無しさん

>650

もしほんまに忠清本人やったら草どころじゃないけどな笑



652 名無しさん

>651 でも最近ほんまに否定できんくなってきてるんよな



--------------


私は画面を見た。

しばらく、黙っていた。


「650の方……」

田中殿が静かに言った。


「「匿名やから言えることもある」と書いていましたね。」


「……そうだな。」


堀田殿が言った。

「正体を明かしたいと思いますか。」


私はしばらく黙っていた。

「思わぬ。」


「なぜですか。」


「名前を知らなくても、

 分かってくれる者がいる。

 それで十分だ。」


田中殿が静かに頷いた。

「……最初からそう言っていましたね。」


「そうだ。」


私はしばらく画面を眺めた。


六四二番の方が書いていた。

「胸が痛くなってきた。」


名前も知らぬ者が、そう書いた。


忠能のことを、胸が痛いと言ってくれた。

「田中殿。」


「はい。」


「忠能も、見ているだろうか。」


田中殿は少し間を置いてから言った。

「……黄泉の国のことは、私には分かりません。

 が、輪廻転生をして、この内容を見ているかもしれませんね。」


「そうだな。息災に暮らしておると良いのだが。」


私は静かに立ち上がった。


言いたいことは、まだある。


あと一つだけ。


一時間ずつ、届けていく。


それだけだ。

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