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浮世の顔



 なんなんでしょうね。


 せっかくインスピレイションをバックに流して、しんみりと完結させたんですけど。


 鬼平愛が強すぎて再開しちゃったじゃないですか。どうしてくれるんですか。


 それもこれも月初の日曜日のCS無料放送枠がランダム過ぎるのがいけないんですよね。

 おかげで朝から鬼平2本も見ちゃいましたよ。


 一日の始まりが鬼平からスタートするなんて最高すぎだろバカやろー。神様マジでありがとうございます。早起きは三文どころじゃないほどの徳でした。幸せすぎて頭が割れそうに痛くなりました。え? 熱中症? ああ、鬼平愛が熱くてね。発熱もしますよ。そりゃぁね。



 あ、本題に入りますね。


【浮世の顔】 6st第4話です。


墨斗(すみつぼ)の孫八】のひとつ前の話ですよー。おぼえてますかー?

 つまり【はさみ撃ち】の2つ前の話ってことですよー。


 え? 知らんがな? うわ、もったいな。

 猿皮の小兵衛知らないとかお前マジで終わってるし。絶対に人生損してる。かわいそー。はよ鬼平見とけって。



 あ、本題ね。ごめんごめん。




 ある百姓によって発見された2つの遺体。


 撲殺された侍と、刺殺された盗賊。


 そして侍の懐には、鬼平の旧友が鬼平に宛てた手紙が入っていたのだった。


 この二人の接点は?

 殺したのは誰か?


 ほんの僅かな糸口を頼りに、姿の見えない盗賊たちを推理で追い詰め、取り逃し、執念で追い求め……という長期戦な攻防ストーリーでした。


 お役目に賭ける熱意が伝わってきて、あーもうなんか、めっちゃこの職場いいなあ! って思いました。


 マジでここに転職したーい!


 どうせ社畜になるなら素敵なお頭の下がいいよねー! そんで猫殿の作ってくれた肴をつまみながら、一仕事終えたあとのうまい酒が呑みたーい!




 〜ネタバレ避けるために内容については大きく割愛〜



 で、タイトルの意味に言及するのは本当に最後の最後になります。



 結局世の中って因果とか報いとかでつながっていて、悪いことをすれば悪いことが返ってくるってことを人間ちゃんと理解してないんだよなあって、鬼平がしみじみとボヤくんです。


 んでね、奥さんが横で「当たり前です!」って、ちょっと不機嫌っぽく言うんです。

 久栄さんマジかわいい。怒ってる顔も超プリティ。



 悪いことをすれば悪いことが返ってくる。

 良いことをすれば良いことが返ってくる。


 それが浮世の仕組み。


 それは、当たり前のこと。




 だけど、その言葉だけで終わらないのが鬼平なんですよね。



 やっぱ鬼平、最高にカッコいいよなあって言葉で締めてくれるんです。


 その言葉を聞けただけで、ここ一ヶ月のストレスが吹き飛んでった気がします。





 その当たり前のことを人間がちゃんと飲み込んでいれば、人の世に苦労はないはず。


 だけど


 そしたら、つまらねえ世の中になっちまうだろうよ。



 そう言って笑いながらキセルをふかす鬼平がね、もう最っっっ高にカッコいいんすよ!


 あーもう! なんでそんなにカッコいいの! もう惚れちゃうよね! 素敵すぎだよね! キセルが欲しくなるよね! 煙草盆もセットで欲しくなるよね! あー! くっそ煙草吸いてえー! ってなるよね! ねえキセルってどこに売ってんの? ほしいんだけど! え? Amazon? 色気ねえなあ、おい。


 長虫の松五郎さんが作ってくれたキセルを長屋に買いに行きたいんだよ俺はー!

 うぉぉぉぉ! 松五郎さぁぁぁあんっ!(感極まって吠えてみる)



 ふう。


 ちょっとね、最近くたびれちゃって。


 ストレスたまると、人間絶滅しないかなーって思ったりしません?


 ……あれ? ありますよね?


 人間ってマジで地球にとって最低の病原菌ですからね。滅びたほうがエコですよね。サステナブルですよね。人間ホントいらないですよね。絶滅が無理でもせめて半分くらい減ってほしいなって思ってるんですけど。


 ……あれ? 思いますよね?


 ストレスがないときはもちろん思いませんよ?


 でもイライラしてくると、ひとまず東京受胎して創世しなくっちゃ! って気持ちになりません?

 人修羅にならなくちゃ! ってなりますよね。うん、なるなる。なるよねー。



 でもなんかね、その鬼平の言葉を聞いたらね、そういう(すさ)んだ気持ちがふわって消えてったんですよね。



 もし生きてる人間全部が聖人君子ばっかりしかいなかったら、きっと私はこの世の中が気色悪くてしょうがなくて、発狂して飛んじゃうんだろうなって気づいたんです。



 変なやつ、おかしいやつ、想像力のないやつ、視野が狭いやつ、自分勝手なやつ……。


 そういう人たちがいてくれるから、自分みたいなのだって生きてていいんだよなって思えるんだよなって。


 そういう人たちがいるから、世界はいつだって騒がしいし、忙しいし、おもしろいのかもしれない。



 そう思えたら、なんだか少し心が軽くなったような気がしたんですよね。



 だからなんとなく今度から、腹が立つような人間を見かけたら、鬼平を見習って、こう考えるようにしようかなーって思ったんです。



 お前のおかげで退屈しねえや、ありがとなってね。



 それにしたってキセルがいるな。

 キセルがないと決まらん。



 なんかさ、こうさ、ニヒルな笑みを浮かべてさ、煙を(くゆ)らせて言いたいじゃん。

 キセルとセットでそのセリフ言った方が絶対にかっこいいじゃん。



 どこかにキセル作ってるイケてる爺さんのいる長屋ってないの?


 え? 楽天?


 だからそれ全然色気がなさすぎ。

一応ね、見つけたんですよ。

キセルの鬼平モデル。登り鯉の入った無茶苦茶かっちょいいやつ。

……もちろんSOLD OUTでしたけど。


再販したらたぶん速攻で買います。

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― 新着の感想 ―
[一言] 老親のサポートをしに実家へ通っているのですが,ちょうど今やってるんですよ鬼平…再放送をよりによってお昼時に! め…飯の支度さぼりたい…チラ見しかできない…となっております…しくしく
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