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91 勇者様とハンバーガー(その1)

<カ     ラ     ン   カ      ラ ン >



酒場のドアが変な音を出したので『何事か?!』と思って見てみた


そうしたら入口のドアが半分だけ開いていた


そして、10代後半強の少年が頭だけ店内に入れて、酒場の中を覗いていた





おまえはチョッパーか!


オレ(酒場店主28歳)は心の中で思いっきり突っ込んだ


・・・向きが逆だけどな






一応、口に出して突っ込まないくらいの分別はある


・・・だって異世界で地球のネタで突っ込むと自爆するんだもの   ←前にやった(汗)






なお、オレは結構好きだったりる


だから似たような動物がどこかの異世界でゲットできないかと日々思っている








「あの~、ここお店ですよね」


日本語で少年が問いかけてきた





そこで妄想(チョッパーと戯れるオレ)が中断した


ちっ!


いい所だったのに!           ←完全に言いがかりです






コホン


話を戻そう






ウチの店(現在、異世界放浪中)にしては珍しい同郷のお客さんだった





もっともその不審?な態度をみるだけで日本人でわかったけどな!


だって卑屈さが出まくりの、すぐにあやまりそうな態度だったから





ちなみに異世界は『自分が常に正しい』って態度で堂々としていたりする


・・・自分が間違っていても、認めないのはどうかと思う


ついでに無理矢理相手を言い負かそうとするのはカンベンして欲しい






つい過去を振り返っていたら少年が叫んだ


「ハンバーガーをくださいっ!」








「だが断る!」


もちろん速攻で断わった





ここは酒場だっ!


ついでに、どんな注文がきても「あるよ!」と返事が帰ってくる酒場ではないっ!






<がっくし>


オレ(酒場店主)からの返事を聞いて少年は膝から崩れ落ちた





「勇者様、大丈夫ですか!?」


扉から入ってきた聖女が崩れ落ちた勇者の肩を抱いて慰める





ソレを見て、オレはデスソースを入れた酒を出してやろうかと思った





・・・だって聖女が巨乳だったんだからしょうがない

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