22 超越者と蘭蜜酒(その3)
「これはお酒ではありません」
クレインドリ様がそう言いました
ああ、なんてこったい・・・
借金の返済手段が断たれたので絶望しました
えっ、クレインドリ様の言葉を何で疑わないのかって?
そりゃロリばb<ギロリ>
ゲフンゲフン
いえ見た目は若いですが経験豊富な先輩ですから
オレにとっては師匠も同然ですから
だから睨まないでくださいって!
人の心を読まないでくださいってば!
マジに人の考えていることが判るからシャレになりません
本人曰く、声に出さなくても大きな声で言っているのと同然に話しかけられているとか
ほんとこまったものd、いやだから睨まないでってば
謝りますからっ!
ごほん!
ごほん!!
え~、話を戻します
クレインドリ様に言わせるとアノれは蘭の一種
花粉を運ばせるために動物を引き寄せるとのこと
その手段?は普通は花の蜜だけど、動物だと引きが弱い
だから花の蜜を発酵させて酒にしている
だそうです
それだけでもスゴイのだが、本当にスゴイのはここから
動物を確実に引き寄せるには酒だけでは弱い
だから酒をさらに変質させて習慣性のある薬物にしているとか、なんとか
詳しい話をしてくれたけど専門的すぎて頭に残りませんでした
一応まとめると、花粉を運んでくれる動物を根絶やしにしないようにタバコくらいの習慣性になるらしい
よく考えると結構ヒドくね?
タバコを止められなくって医者に行くくらいだから
ああ、だから他の人に飲ませるのはダメ?
オレならいいのはなぜっすか?
えっ、人間やめてるから?
それって、ちょっと酷すぎませんかね?
えっ?一人で魔族の軍団と戦えるほど強化されている者は普通じゃない?
宇宙空間に飛ばされても平気で帰ってるやつに普通だなんて言って欲しくない、っすか?
どっちも大変でしたよ?
マジ死ぬかって思いました
でも生きてるじゃん、ですか?
オレなら、一樽飲んでも大丈夫?
よかったね?
いや、そんな賞賛は要りませんてば!




