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20 超越者と蘭蜜酒

<カランカラン>


扉のベルと共に入ってきた人物を見て、酒場の客の面々が驚いてました





そりゃそうでしょう


いきなり『人類を超えた者』が入ってきたら、ね





ほっそりとした身体


美しい顔


長い髪


魔法使いならわかる膨大な魔力





酒場の客の面々は、あまりの存在感に目が離せません


オレも初めてあったときそうでした





「・・・エルフ」


美女が呟きました


残念、違います





でも教えません


本当に力のある者ならば、本質を少しでも知られると縛ることができますから


だから酒場でも種族や名前を読んだりしません





えっ、人魚に名前を教えただろうって?


だってオレ、もうすでに魔王に名前を縛られてます


おかげで異世界に飛ばされまくりです


そんなオレを縛ろうとしたら火傷しますよ


運が悪い人がいて、火だるまになったのは別の話(笑)








話を新しい客に戻します


見た目が大体同じですが、中身が大分違います


スペックが段違いです




たとえば


某人造人間のようにパワーゲージがAAAと降り切れている


某無敵超人のように生身で宇宙旅行ができる


某劣等生のように一瞬で魔法が使える


某映画の主人公のように過去や未来を自由に行ったり来たりできる(ただし精神のみ)


某ツートンヒーローの敵役のように天候を自由に操れる


etc、etc





初めて聞いた時、あぜんとしました


できないことといえば『死者蘇生』ができないことくらい?


それくらい高スペックです







まあ外見はエルフに似ています


おかげさまで、毎回のように間違えられるのはお約束らしいです


マイナーすぎる種族ですから



本人曰く


「仕方がないですよ」


だそうです


そう言って笑ってました





「愛しい子、外のイスに座っても?」


新客の彼女が店主のオレに聞いてきます


ああ、彼女です(注:現時点の限定形態)





「ええどうぞ」


オレの返事は決まってます


毎回のことですから





オレの返事を確認すると入ってきたドアをまた出ていきました


たぶん、テラスのテーブル席にすわるのでしょう






彼女はエルフと同じ森に住む種族です


だから室内、特に壁に囲まれた空間にいることが苦痛です


ついでに雑多な人がいる場所も好ましくありません






いつもは酒場の人がいない時間を選んできます


ですがわざわざ人がいる時間帯に来ました


いったい、何があったのでしょう


急ぎの話でしょうか?


この前、入手したお酒を持って外のテラスのテーブルに向かいました






ちなみに他のお客、といっても美女と剣士だけですが、は置き去りです


もっとも客と言っても友人ですから、何かあったら遠慮なく言ってくるでしょう


いや、勝手に酒を注いでいる確率の方が高いかも?

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