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132 おぼっちゃまと蜂蜜酒(その11)

魔導炉をつくるという国をあげてのプロジェクト


当然、国中の全員が賛成したそうだ


・・・執事曰く、反対したらその日から暮らしていけないんだと




共和国(ヤマトン)、最低だな


自称、もっとも優れた政治形態が聞いて呆れる





まだ貴族体系の方がマシだぞ


一応、敵対貴族からの攻撃、いや口撃というストッパーがあるからな


それにバカやったらその時は誤魔化せても次の代でバカにされる


・・・貴族は他人の失敗を決して忘れない


100年後でも200年後でも、だ





100年前の事でも


「そういえばちょっと前~」


と言ってくるからな


そりゃ失敗しないように体裁を繕うわいな




・・・オレを召喚したあの胸糞悪い国よりも、さらに劣った国があったことの方が驚きだな


ヤマトン、恐ろしい国(こ)








話を戻そう



ところが予想に反して魔導炉が爆発して、周辺の100km圏内は人が住めなくなったので周辺の町に疎開することになった



国をあげての仕事の後始末だから、避難民の生活の保障はされて当然だ


ところが執事曰く、国の上層部は何の保証もしなかったそうだ





・・・さすがに額に汗して働かない、いや、働いたことがない自称上級国民


常識をすっ飛ばしている


ここまでくると呆れるを通り越して関心するな






まあ、どこの世界でも自称上級国民様は同じだけどな


プライベートの報告を国の建物でやってどや顔しているとか


知らぬ間に犯罪者が国の要職についていたりとか


「政治生命をかける」とか失っても全然痛くもかゆくもないものを賭け金にかけてどや顔しているとか


自ら責任をとった自称上級国民を見たことがないとか







そりゃ魔導炉が吹っ飛ぶのも当然だ


上手くいくものも上手くいかないってものだ





ここまでくると他称三等国民も気が付く


見捨てられた、と


・・・もっと早く気が付こうよね





そんでもって報復に出たそうだ






わざわざ汚染地域まで行って変質したマギがしみ込んだ土を持ってきたそうだ


自称上級国民様の孫がいつも遊んでいる公園にばら撒いた


念入りに隙間なく


特に砂場にはいつもより多く入れました、だと






大人でも体調が悪くなるシロモノ


子供ならなおさらだ


衰弱しまくって寝たきりになりました


・・・ついでに同じ公園で遊んだ町中の子供も同様に





元々が土なので見分けがつかないからタチが悪いですね


無差別テロとおなじですね


とは執事の言




・・・300年前のことなのに昨日のことのようにはっきりと説明する執事


貴族弟が


{なんでそんなに詳しいんだ?」


「誰も知らない、いや家庭教師でも其処まで詳しく説明できていなかったぞ?」


と言ったところ執事がどや顔で言った


「リッチモンド家の執事たるものこれくらいできて当然です」




いや絶対オカシイってと思うのはオレだけか?

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