11 人魚と焼き肉(その3)
「あの~、真珠って知ってます?貝の中にある白い珠ですが・・・」
そう聞くと
「虹玉のことかえ?」
どうやらこの世界にもあるみたいですね、真珠
よかったです
なかったらどうしようって思いました
彼女らの「にく」に対する執念が凄すぎですから!
これぞまさに肉食系(笑)
たしか真珠のネックレスが3万円くらいだっけ?
1個が1cmとして、ネックレス40~50cmだと~50個?
金貨1枚が10万円だと170個?
「払えます?」
そう聞いたら
「もちろんじゃえ?
食べる時に邪魔になるので海の底に捨てちゃるぞ
山になっちょるぞえ?」
魚の骨扱いか?!
・・・念のため、元の世界に戻った時、ネットで価格を調べて唖然とするのは別の話(スマン!)
交渉が成立したので、七輪と炭と肉を持ってきます
火を起こして網をのっけて肉を焼きました
とりあえず誰かに喰って貰います
なぜか?
心配だからだよ!
そもそも消化器系というか、免疫系というか人間と違うんだよ
いくら襲ってきたやつの「にく」を食べたからってオレの肉が大丈夫って保証はない
ここで死なれでもしたら、動けない酒場なんてただのぶt、ではなくマトだよ
「誰かためしに食べてみて」
そう言うと女王が立候補しました
女王みずから毒見か?
どんだけ「にく」好きなんだよ!
「う、うまいのじゃっ!」
どうやら気にいってもらえたみたいです
身体的にも大丈夫そうです
よかったよ
ここで死んでもしたら囲んでいる人魚にフルボッコにされていたでしょう
あっ、もちろん出したのは塩タンだよ
やっぱり焼き肉の最初は塩タン!
それ以外は絶対にゆるせませんからね
「それでは次の皿です」
そう言った後、女王が怒りだしました
「これはなんじゃ!」




