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101 勇者様とハンバーガー(その11)

「あるよ!」


「へ?!」


オレ(異世界酒場店主)の渾身のボケは若い勇者様には伝わりませんでした


あんな視聴率が限界を突破していた名作を知らないとは!


・・・刻の流れというのは残酷だね





失礼、かみました、ではなく神(作品)は死にました


世も末だね・・・





コホン、といえば龍○散




ちょっと前に勇者様が泣いた


だから泣きやむまで放置した




ひどい?


いえね、異世界に召喚されておきながら(すごい巨乳の)仲間と一緒に(夜にはHをしながら)魔族を討伐しているヤツに情けは無用だね


男に優しくして何の得があるんだ?


そう言いたい


・・・決してオレ(異世界酒場店主)が一人で魔族討伐の世界に放り出されたからではアリマセンヨ





泣き終わってから勇者様の身の上話が始まった


曰く、学校帰りの男子高校生が異世界に召喚された


曰く、魔族が攻めてきて人類が劣勢なので助けてくれと言われた


曰く、女剣士を聖女を付けるのでお願ししますだそうだ


曰く、討伐が完了したら元の世界に返します約束


曰く、夜は同行している嫁とイチャイチャ





ベタすぎて心に残らないな


『なろう』だったら手あかがつきすぎているので『PV』や『ブクマ』は厳しいだろう


かなり甘く採点して30点  ←元ネタあり




「まだまだだね」


世界のどこかで生意気な人が言っている気がするぞ?





勇者様曰く、異世界だと食べ物がつらいそうだ


特に味付けの面で!





そりゃそうだ


胡椒といった香辛料はほぼ皆無


塩は高級品だけどなんとか買えたりする


そうすると基本、塩味


それも薄味





朝も塩


昼も塩


夜も塩


現代人には堪えるわな




日本人なら味噌汁がないと!


無くなって初めて判るんだよな


そのありがたみ






おまけに料理法が『焼く』と『煮る』の二択


つまりは肉を焼くか、野菜と一緒に煮るのどっちか


山に埋められるか海に沈められるかの二択と同じくらいどっちも選びたくないってレベル





早い話がマンガでよくある原始人の生活?


はじめ人間ギャートルズ(笑)





勇者様が料理に関してはいくつか提案はしたものの改善せれなかったそうだ


・・・そう言えば現代でも料理が壊滅的にマズイって国があったよね、絶対に改善しない国





おかげであまりにも貧しい食生活に、もう飽き飽きしていたそうだ


・・・某ネット小説では勇者様はウハウハの生活だけど、現実なんてこんなもの(笑)





そういえば勇者様の旅に専属の料理人が付いてくるなんて話ないものな


・・・例外はゴムゴムの集団くらい?、ってあれは戦闘員兼務だからノーカウント?






そんな中、旅している途中で明らかに『西部劇で出てくるような酒場』を見つけたそうだ


明らかに異世界のものではない、Oパーツ


おまけに入口には『異世界酒場』と漢字で看板が出ている


・・・読めなくて装飾品扱いだろうけど某金色のロボットを見習って書いたのはオレの趣味


ちなみにどのロボットを思い浮かべるかで年代が判ったりする(笑)





『絶対現代の日本人がやっている店!』


そう確信して勇者様は店に突撃したそうだ


それが「ハンバーガーをくれ!」になったというわけだ






そこで


「ないよ!」


と返事したオレ(飲食業経営)は悪くない



だってホントにないんだもの




食パンやアンパンやカレーパンならあるけどさすがにバンズは作らないって


料理の応用が効かなし、すぐに食べられるものでもないからな!


それにアンパンや食パンは毎日焼いて配達するけど、ハンバーガーは馬に乗って放浪の旅に出て不在というのがお約束だし(笑)




そう懇切丁寧に説明したら


「オレ(勇者)が何か食べられるもの!」


と言いだした






なにソレ?


アバウトすぎる


そう思ったオレは悪くないはず


どこかの親子の料理対決や学園料理バトルのマンガだったらネームの段階で編集さんからダメ出しされるぞ?




まあ、左腕にサポータしている料理人なら楽勝だろうけどさ  ←名作ですぜ!




リアクションを、どこかのビストロにするか、ダーツがある酒場にするか、親子丼の店にするか、ぼったくりの店にするか迷ったけど、最後には君に決めた!


「あるよ!」


これが冒頭の話

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