第20話:イマ
★前回のあらすじ
回想終了。
「…とまぁ、こんな感じかな。」
「ふーん。」
「ふーん。って空木から聞いてきたんだろ。もうちょっとなんかないのかよ。」
「あはは、思ってたよりも話の内容が濃かったからさ、びっくりしちゃって。」
「でもそっか、それじゃあ今の彼女との関係は、諸星君が逃げずに諦めなかった結果ってことか。」
「うーん、どうなんだろうな。結局告白だって海晴からだったし、俺が何か頑張ったかって言われると微妙なような…。」
「そこは自信持ちなよ。きっかけはどうあれ、関係が続いているのは君の頑張りの結果でもあるだろう?」
「関係は双方の努力によって築かれるものなんだからさ。」
「お、おう!そうだよな。サンキュー。そう言ってもらえるとちょっと自信つくよ。」
「あはは、どういたしまして。…でも頑張りすぎは禁物だよ?我慢は身体に毒だし、相手に寄り添い過ぎると依存に繋がるからね。」
「燐みたいなこと言うな…。大丈夫だって。そういう分別はついてるし。」
「ならいいけどね。」
「でも気をつけなよ。」
「相手が同じとは限らないからさ。」
「……?それってどういう…」
"コンコン"
「あれ?帰ってきたのかな?入っていいよ。」
"ガチャッ"
「……インターフォン鳴ってないし、ちょっと変だとは思ったけど…一緒に帰ってきたの?燐君、琴葉。」
「あぁ。ちょうどコンビニを出たときにすれ違ってな。」
「どこかの誰かさんと違ってとっても紳士でしたよぉ〜。さらりと私分の荷物を持ってくれてぇ〜。」
「改めてぇ〜、本当にありがとうございますねぇ〜、暁月さん。」
「あぁ。」
「へーそうなんだ。じゃあ琴葉、お礼に冷蔵庫からチョコレート取ってきてよ。貰い物のやつあったよね?」
「どうして紫鶴にお礼しなくちゃいけないんですか!」
「えー。燐君と諸星君だって、チョコ食べたいよね?」
「いや。」
「俺も今はしょっぱい系の気分。」
「ほら、見たことですか。」
「ちえー、つまんないの。」
「全く、爪の垢でも煎じて飲ませてやりたいですよ。」
「あ…ごめんね…僕、そういった特殊プレイはちょっと…。」
「なんで私がアブノーマル趣向な人みたいな扱いになるんですか!」
「はぁ、もう…喋るだけで体力が持ってかれますよ…。」
「あはは、体力ないね。」
「誰のせいだと思ってるんですかっ。」
「体力ないのは自己責任じゃない?」
「あ、な、た、のせいですよ!」
「暁月さん、諸星さん、やっぱりこの人との付き合いは考え直した方がいいですよぉ〜。」
「えっと…。」
「ちょっとー?二人に変なこと吹き込まないでよ。というかそんなこと言うなら帰った帰った。」
「言われなくてもそうしますよ。それでは暁月さん、諸星くん、失礼しましたぁ〜。」
「お、おう…。」
「あぁ。」
"ガチャリ"
「よしっ、それじゃあもう少しだけ休憩したら再開しようか。」
「あぁ。よろしく頼む。」
「おー!」
……。
『でも気をつけなよ。』
『相手が同じとは限らないからさ。』
…あれは一体どういう意味なんだ?
ただ心配しすぎなだけ?
でも…それにしては…。
俺の、考え過ぎ…なんだろうか。
…また今度、機会があれば聞いてみよう。
どうしてあんなことを言ったのか。
この時の空木の言葉の意味を、俺は近い将来知ることとなる。
最も最悪な形で。
★次回更新について
『今日から俺は君のカノジョ』の次回更新は9月25日(金)となります。
ープロフィール①ー
諸星蒼也
一人称:俺
呼称:お前
男子→苗字+呼び捨て
女子→苗字+呼び捨て
※暁月のみ名前+呼び捨て
学年クラス:扇ヶ丘学園1年2組
誕生日:7月23日
血液型:O型
身長:168cm
部活:帰宅部
趣味:漫画・ゲーム
得意な事:英会話
苦手な事:じっとしてること
服の趣味:スポーティ
家族構成:父(海上保安官)・母(専業主婦)・弟(5歳)
好みのタイプ:一生懸命な人
好きな食べ物:唐揚げ
苦手な食べ物:ピーマン
得意科目:英語
苦手科目:数学・生物
選択教科:音楽
明朗快活なはっちゃけ男子。クラスの中心人物とまではいかないが、気さくで友達はそれなりに多い。
好奇心旺盛だが結構な飽き性。
基本アホの子でポジティブ思考な面が目立つが、実は何気に気配り上手だったりする。
燐とは小学校からの幼馴染で、互いに信頼を寄せている。
海晴が好き。




