↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
今日から俺は君のカノジョ  作者: もち大福


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

PR
12/35

第12話:ルイトモ

★前回のあらすじ

無事合流。

人とは数多の要素を継ぎ合わせた集合体だ。


年齢や関係、性別、立場…様々な要因によって人はカタチを変え、時にはひょんなことで、築き上げたモノを簡単に瓦解させる。


絶対なんてものはこの世に存在しない。


どれほど努力を重ねようと、いくら関係を積み上げようと、それはいつか崩れ去り、人を谷底へと突き落とす。


そして、それが高ければ高いほど、人は再起する力を失うのだ。


だから人は諦める。別の道を探し出す。


ただ往々にして、人は縋ってしまうのだ。


自身がいた頂に。理想に。過去に。


それはきっと…


「…お久しぶりですね。」











「紫鶴。」


僕も


「うん。久しぶり。」









「琴葉。」


彼女も、例外なく。










「あはは、ごめんね学校帰りなのに呼び出したりして。思ったよりも荷物が多くなっちゃってさ。」


「悪いと思うなら呼び出さないで欲しかったですけどね。」


「え?本気で僕が悪いと思ってるって思ってる?だとしたら心配するよ。学習能力なさに。」


「ゴミ捨て場は確かこっちでしたね。」


「ちょっとちょっと。それは流石に洒落になんないよ。」


「ええ、洒落てるつもりはないですからね。」


「え、そんな格好しておいて洒落てるつもりないの?それはそれでちょっとなぁ…。」


「…あぁ、もうっ!本当変わりませんよね、あなた。」


「ありがとう。」


「褒めてません。」


「えぇ〜。…あ、そう言えばさ、この前京都で会ったよ。」


「誰に?」


「海晴さん。」


「っ!」


「そう怖い顔しないでよ。ただちょっと見かけただけ。話してもないよ。」


「……。」


「心配性だな。というかまだあの子と友達やってたの?やめればいいのに。」


「…紫鶴には関係ありません。」


「あれ?除け者扱い?酷いな〜。まぁ、安心してよ。僕はあの子に積極的に関わるつもりないし。」


「嫌いなんだよね、彼女。」


「大して話したこともないくせに。」


「あれ?話していいの?」


「ダメに決まってるじゃないですか。」


「相変わらずだね、君も。」


琴葉って頭はいいくせに、馬鹿だよね。


だから僕の嘘を容易く信じる。


だから今も彼女の友達なんてやってる。


「あんな思いしてまで一緒にいたいなんて、相当な物好きだよね、琴葉も。」


「…優衣ちは。」


「優衣ちは、悪くありません。」


「私が、あの時…。」


「あはは、まぁご自由にどうぞ?僕には関係ないからさ。」


…本当に馬鹿だな、琴葉は。


いや、この場合二人ともか。


『…はぁ、はぁ…よか、った…いた…。』


『わ、わるい。人混みに流されちゃってつい…。』


『もう!心配したんだからね!』


『本当ごめん!もうしないから!』


「…お揃いなんて、相当仲が良いよね。」


「なんですか?急に。」


「あはは、なんだと思う?」


「知りませんし、知りたくありません。あなたの考えてることなんて。」


「もう、いつにもまして不機嫌だな。」


「嫌なことがあったものですから。」


「悩み事?相談乗ろうか?」


「結構です。」


ごめんね、琴葉。悪いとは大して思ってないけど、一応謝っておくよ。


「…楽しみがたくさんあるって良いことだよね。」


「はいはい、そうですね。」


さて、どこから着手しようかな。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。