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bird servant  作者: 真琴
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15/18

file.9-No.1

とてもとてもお久しぶりです!最近再びスランプモード気味な旭日でございます。文章が書けません、書きたい話はいっぱいあるというのに。



話は中途半端ですが、切りがいいところで止めました。

今回は新キャラ?登場です!!


紙にペンを走らす音が「bird servant」の事務所に響いていた。その音はしばらく続いていたが、時計が鳴るのを合図にピタリと止まった。



「もうこんな時間ですか。枢木君、店を閉める準備お願いできますか?私はまだ手が離せないもので」

「おう」



枢木はソファに腰掛けていたが、黒鴎の言葉に立ちあがり事務所唯一の扉に向かった。

閉店準備はまず扉に『closed』の札を掛けるところから始まる。そうして本日分の依頼をひとまず打ち切り、その後は仕事に使用した書類系の整頓や軽い掃除などやることは盛りだくさんである。大抵仕事関連の資料は黒鴎がまとめ、その他雑用は枢木が行う。

ぱたんと扉が閉まった。その間もいつものことなので黒鴎は特に気にするわけもなく黙々と作業を続ける。

するとどうだろうか何かが倒れるような大きな音、枢木が出て言った手前流石の黒鴎も手を止める。



「ぎゃぁぁあああ!!」



同時に木霊する枢木の悲鳴。

……何かに足を躓かせて転んだのだろうか。今は下に何処も店舗が入っていないからいいものの、近所迷惑には間違いない。とりあえず何があったのか確認するべく黒鴎も店の外に出た。



「枢木君。君は一体何をやって」

「「あ」」



そこにあった光景。

事務所の出入り口のすぐそば、頭を打ち付けたのだろう目を回して倒れている枢木。

その枢木の上に乗っかるように小柄の2人の少女。2人は少々驚いた顔をして黒鴎を見上げた。

その2人の顔つきは全く同じものだった。




***



空は群青色に染まり、太陽は既に就寝中。「bird servant」の扉にはぶらりと『closed』の文字。普段ならここも静かに佇んでいる時間だ。

だが事務所内はむしろいつもより賑やかであった。



「それで、あなたたちは一体どちらさまでしょうか」



ソファに座る黒鴎の質問は、向かいにいる全く同じの顔の2人の少女に投げられていた。

申し訳なさ気に座る少女はさらりと肩口まで伸びる黒髪にくりんと可愛らしい茶色の瞳、ともすればまるでテレビに見かけそうな愛らしい顔である。服装は冬のセーラー服に防寒対策の黒いタイツ。一人は黄色、もう一人は水色のパステルカラーのダッフルコートを羽織っていたが今は脱いでスクールバックの上に畳んで置かれていた。

ちなみに枢木は、地味にすりむけてできた傷に一人寂しく絆創膏を貼っていた。



「えーっと中野東中学2年3組21番、梯(かけはし)美羽ですっ」

「同じく中野東中学2年3組22番、梯由羽ですっ」



何故か手をあげて名前を宣言する少女、美羽と由羽。



「「見ての通り双子ですっ」」

「どうやらそのようですね。中野東中学というと確か……」

「「みのりん先輩の後輩にあたりますですっ」」

「みのりん!!?っつあ!」

「……中学ではそう呼ばせていたんですか?」

「断じて違う!」



美羽と由羽の言葉に枢木があまりの驚きに消毒液を思い切り傷口にぶちまけていた。



「それはひとまず置いておきましょう」

「否定してるだろ!変な疑いそのまま放置してくな!」

「お二方は本日、依頼に来られたんですか?その割には時間が随分と遅いですが、中学生が出歩くには少々外は暗いかと」

「やっぱ無視か……」



ほぼコント状態のbird servantのオーナーと従業員である。そんな軽いノリ2人を前に、双子の美羽と由羽は言いにくそうに言葉を濁す。



「えーっと。依頼はまぁ依頼なんですけど、みのりん先輩に個人的にお願いがありまして」

「うーんと、ですから大人の方に仲介してもらう程深刻な問題でもないので、お仕事のお邪魔は良くないかと思いまして」

「「お店さんが終わるのを待っていましたです」」

「それがいきなり飛びかかってきた理由か……」

「あう、その節は反省してますです……」

「お怪我させて申し訳ないです……」

「いや別に気にしてないよ」



自分の手当てが終わり、枢木は双子の向かいのソファに腰掛けた。



「で?お願いって何だ?」

「「はぇ?」」

「悪い黒鴎、もう少し此処開けてもらってもいいか」

「まだ片づけが残っていますので、その間でしたら」

「「引き受けて下さるんです!!?」」

「い、いや……とりあえず何かだけ言ってくれ」



急にきらきら顔を輝かす双子。その勢いにたじたじながらも、さすが黒鴎に鍛え抜かれている枢木。その場の雰囲気に流されなかった。

ちなみに毎度枢木を振り回す気分屋は既に会話から離脱し、資料の整理に取り掛かっている。

ゆっくりした低音で時計が時間を知らせた。



「みのりん先輩、実はですね……」

「ストップ」

「「ひ、引き受けてもらえないんですか!?」」

「違う!!……みのりん先輩は止めよう、あらぬ誤解をされる」

「じゃあなんて呼べばいいです?」

「そりゃせめて名字の枢木でだな……」



枢木がそう呟いた途端、双子は急に立ち上がった。そして枢木に詰め寄る。

枢木は何が起こったかわからないまま、少し後ずさった。



「みのりん先輩!」

「名字、枢木なんですか!?」

「そ、そうだけど……。だからみのりん先輩は止め」

「球技大会で全種目制覇そしてすべてに置いて3位以内をかっさらったので有名の男子生徒、枢木先輩!?」

「校内柔道大会で体裁を考えず体自慢の先生たちをことごとく打ち倒していったあの有名な枢木先輩!?」

「……そんなことしてたんですか枢木君」

「ちょ、ちょっとはしゃぎたかったお年頃なんだよ!別にいいだろ」



美羽と由羽は驚いた顔を見合わせる。既に枢木の姿は視界に入っていないようだ。

心なしか青ざめ、額には汗をかいていた。



「「まさか、みのりん先輩が男(・)だったなんて……」」

「……へ?」



双子の美羽ちゃん由羽ちゃんを登場させてしまいました!!

ご存知の方はお察しの通り、以前投降した短編「パパはまほうつかい」で登場したあの双子ちゃんです。前に書いてこのまま一回ぽっきりの登場ではつまらないと思ってしまい、急遽こちらの作品にも登場してもらっちゃいました!



まだキャラが固まっていない双子ちゃんですが、今後ともよろしくお願いします。



というより、今回の終わりが酷いですねぇ……。きちんと次回で収拾を付けたいと思います。



お知らせ!

ファイル9が終了した後、一度しっかり質問に答えちゃうぜコーナーを設けたいと思います。自分の中で一度頭の中で整理したいのが一番の理由です。

誰も疑問に思ってない私が勝手に補足したいことも含め、感想で頂いて返信でお答えしたのも再び載せたいと思います。



そして登場人物に関すること、設定に関すること、お話の中に関する矛盾点(!?)などお1ユーザー様最大3つまで新規に質問を募集したいと思いします!



「bird servant」の登場人物はキノコの山派・たけのこの里派のどっち?

などくだらないものでもいいです、感想や旭日宛メールに分かる様にお願いいたします。ただ、物語の進行上お答えできないものもあります(前回のラストの「ツカサ」って誰?等)



募集期間はファイル9が終わるまでです。

協力お願いいたします!!

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