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「十四撃目。」村

何故だ、何故かキリのいいところで終えると字数少ない、

もっと風景の描写や心情描写を増やしたほうがいいんですかね?


でもそれをすると話のテンポがただでさえ悪いのにされにひどくなる


どうしましょ?

さて、あれから3日ほど経った


特に変化もなく延々と歩き続ける、昼食は歩きながら、夕食は現地調達、朝は夕食の残りか携帯食料のサイクルを繰り返す、

本来で有ればもっとゆっくりとした旅をするものらしいが、あいにく俺は一応国から追われている状態、なるべく急いで国外逃亡をするべきだろう、


ここら辺は緑が多く、小川も流れていて綺麗な景色なのでいつまで見ていても飽きが来ない…と思ったが、三日も同じだと流石に飽きる、


排気ガスはゼロ、澄んだ空気が気持ち良く、爽やかな風はすこぶる気分をよくさせてくれる、

…と思っていたが、最近じゃあ排ガスと都市部の生暖かい風が何故か恋しくなる、


『ついに発狂したか。』


…ただのホームシックだ、


道中魔物が居たりはしたが、倒したところで剥ぎ取れる素材は荷物になるため持って行ったりはしない、

何処かに行くのを待っている間に休みを取って 、何処かに行くとまた歩き始める、その繰り返しだ、


豊としりとりをして暇を潰そうとしたが勝負にならなかった、人間考える時間が有ればなんとでも思いつくものだ、3時間を超えたところで考えるのをやめた



そんな感じで旅を続けるとようやく村が見えて来た 、


「ん?村か…」


内心かなり喜んでいるのだが三日ぶりの発声でうまく喋れない、


『会話は全部念話だったしね。』


まあ、ようやく柔らかい布団に寝れると思うとわくわくするな、


『柔らかい布団ぐらいだったら能力で創れるんだけどね!。』


「あ、」


その事実に今気付き、間抜けな声が漏れた








さて、村についたわけなんだが…


村自体は普通の、田舎っぽいTHE・村って感じなんだが…

『暗いね。』

『暗いな、』


村全体の空気が重苦しい、たまたま目のあった農業をしている人も腕に力がなく、目に生気は宿ってない、

村の中を歩いている人間はほぼゼロに近く、家の外にいる人は前述したとおり何処か、こう、生気が感じ取られない、


そして俺はこの状態に一度出くわしたことがある、ミラルに行く途中で寄ったあの絶望感溢れる村とそっくりなのだ、


とにもかくにも、仮にもミラルと次の街を繋ぐ中継地なんだからそこそこに活気があると思ったんだが…


腑に落ちない思いで村を歩く、なんとか宿屋らしき家を見つけたので中に入って宿を取るついでに村について聞いて見ることにした、


二階建ての簡素な民家といっても差し支えのない宿に入ると、やはり疲れた表情の男が立っていた、

男は此方を向くと生気のない顔で言った


「客か…、すまないな、今日は閉めてるんだ」


「どういう事だ?」


「どうもこうも…ハァ…」


宿屋の主人は溜息を吐くとやるせなさ気に顔を俯けた、


「すまないが今は自分の事でいっぱいいっぱいなんだ、話は村長に聞いてくれ、村長の家は外の畑の真ん中にある、村長なら一泊ぐらいなら泊めてくれるだろう」


主人はそれだけ言うと机に突っ伏して何も話すことはないと言わんがばりに動かなくなった、


「…忙しいところすまなかったな、」


…おそらく、何か悪いことが起こったんだろう、

俺は主人を気遣い宿を出て村長の家に向かうことにした









大きな畑の中心にこじんまりとした家があった、

戸を叩き、声を上げる


「村長はいるか?」


しばらくすると中から声が聞こえてきた、


「何の用だね…?」


声は年老いた爺さんのようで、その声もまた宿屋の主人と同じ生気はこもっていない


宿屋の主人にいわれた事を話すと、入りなさい、と一言貰い中に入れてもらえた、

家の中で村長と話す


「一体この村はどうしたんだ?」


「旅人さんに話しても仕方のない事だがね…、昨日ここの領主様が税の徴収に来なさったんだが、いきなり法外な額の税を要求されてね、とてもじゃないが払えないといえば問答無用で女子達がほとんど全員攫われてしまったんじゃよ」


「………」


「このままここに居ても搾取され続け、干上がるまで奪われてしまうだけでなんじゃ、すでに村から逃げて行った者もおる」


村長はつづけた


「まあ、女子共は多分奴隷として売られるか、領主様の慰み者になってしまうじゃろう、それを考えると…」


さて、と



どうやらやる事が決まったのでそろそろ村を出ようか、



「爺さん、ちょいと急用が出来たみたいなんで失礼する」


おもむろに立ち上がり、戸を開け、畑の広がる外に歩き出す

頭の中で豊が騒いでる気がするが気にしない


「?」


首を傾げる爺さんに手を振りながら応える


「勇者サマにでも祈っといてくれ」








『え?。ちょ。まじ?。マジで助けに行くの?』


『俺はいつだって大マジだ』


おそらく村に徴税しに来た時についたいくつもの馬車の車輪跡を横目に道を歩く


『おいおいおいおい洋兵さんよ。後先のこと考えてる?。たとえなんとか出来たとしてもあの村から来たのがばれたらあの村全員殺されちまうぜ?。』


『何を言っている?バレるわけが無いだろう、それと間違えるなよ』


地図を広げながら思案する、確か目的の街の名前は…、ああ、あったあった


『俺の名前は勇者タナスだ』


目指すはボレトーニャの街だ








次は長くなる、見込み

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