恐怖心
午前中、青森で震度6強の地震があったという。
昼のニュースのインタビューでは、被災者が「パニックになってしまった」と答えていた。
そして思い出す。
自分が体験したあの関西を大きく揺らした地震のことを。大阪もけっこう揺れたと記憶していたが、それでも筆者は、いつもどおりどうかしていた。
「こんなもん、どないもならんねんから寝とくわ」
筆者は3階で寝ており、けっこうな揺れであったが、朝も早かったので、それでも寝直そうとし、オカンに頭をはたかれ、泣く泣く起床。その後も、のんびりと割れた食器などを適当に片付け、朝食をとった。
他にも、普通の人間であれば、けっこう身に危険を感じる場面に何度か遭遇しているが、そこでもどこか、冷静を通り越して「他人事」のような振る舞いをし、逆に周囲を心配させながら、これまで生きて来てた。
車にはねられたこともあれば、高いところから頸椎に20kgほどの荷物の入ったダンボールを落とされたり、トラックとギリギリすれ違う、などの場面があっても、大して心臓をバクバクもさせず、やはり他人事(そのおかげで、車にはねられた時も擦り傷だけで済んでいるわけだが)。
おそらく、動物としての「何かが壊れている」ことは間違いあるい。しかし、不便も感じていないので、あまり気にもしていない。
ただ、こういった感度の低さが、物語を書く際の「熱」に繋がらないのかもしれないとも思うと、少しだけ損をした気分にもなってしまう。
―― で、いったい何の話なんだ、これ?




