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疾走モグラの探検  作者: シグルド
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12/15

海と塩味

坑道を離れ数日後…。


∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞


(ザクザクザク、ザクザクザク。)


2匹が掘り進んでいると、突然穴に水が入ってきた。


(ゴボゴボ…。)


シグラは慌てて上に掘り進んだ。


(ザザー、ザザー。)


シグラ達が飛び出したのは、とある海岸だった。


「ここは?」


グルリがシグラに聞くか、首を傾げる。


「大きな湖かな…。」


シグラは海水を一口飲む。


「か、辛い!」


シグラは飛び上がる。


「湖なのに辛いの?」


シグラは口から海水を吐き出す。


「塩っ辛いよ…。」


その時、海面に魚が跳ねる。


(バシャーン!)


「こんな塩っ辛い湖に魚が居るんだ。」


シグラはあの魚を食べてみたくなった。


「あの魚獲ってくる。」


シグラは海に入って行った。


「ゴポゴポ」(魚はどこだ?)


シグラは周りを見ると、沢山の魚が泳いでいた。


「ゴポゴポゴポゴポ(前の湖より沢山の魚が居るんだ。)」


シグラは海面に顔をだし。


「グルリ入ってきなよ!」


シグラの呼び掛けに、グルリも入っていく。


「ゴポポ(すごい!)」


シグラは鰯の群れを見つけ、追いかける。


「ゴポゴポ(待てー!)」


シグラは群れから外れた鰯を咥えると、海岸まで泳いでいく。

グルリはシグラに気付き、あとを追って行った。


(ピチピチ)


「美味しいかな。」


シグラは、鰯の尻尾に噛みつく。


「辛いけど、この魚美味しいよ。」


グルリは頭に噛みつく。


「魚食べたの初めて。」


グルリは残りの部分も食べてしまった。


「あ、ごめんシグラ、全部食べちゃった。」


シグラは首を振った。


「いいよ別に。」


シグラはまた海に潜り、数分で鰯を2匹咥えて戻ってきた。


「今度は1匹づつ食べよう。」


2匹は鰯を平らげ、砂浜に寝転がる。


「シグラ、次はどこへ行く?」


グルリは横に寝返り。


「赴くままに掘るだけさ。」


数十分休憩したあと、2匹は穴を掘って、海とは反対に進むのだった。

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