坑道でグルリどっきり!
工事現場から逃げた2匹は。
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グルリが先頭で掘り進んでいると、大きな空洞に出た。
(どん!)
「グルリ、急に止まるなよ。」
シグラは、立ち止まったグルリのお尻にぶつかる。
「ここは何?」
大きな空洞は、筒状に伸び、どちらを見ても先が見えなかった。
「また変な所に…。」
(カーン!カーン!)
奥の方から謎の音が響いてくる。
「行ってみよう。」
シグラは音の方へ歩き出し、後ろをグルリが付いて行く。
(カーン!カーン!カーン!)
近付くにつれ、音が大きくなる。
「何か良い鉱物は出たか?」
男の声が聞こえる。
「いや、石ころしかないなぁ。」
もう一人の男が首を横に振る。
2匹は坑道に出たようだ。
「何の話をしてるんだろう。」
シグラは男達に近付く。
「シグラ、近付き過ぎたらダメだって。」
グルリがシグラを止める。
「あっ!」
グルリは、手が緩み、シグラが前に転がる。
(コロコロ、カラン!)
転がったシグラがツルハシに当たり倒す。
「何の音だ!?
男の一人が振り返る。
(ザクザクザク)
2匹は慌てて穴を掘る。
「何だか穴があるぞ。」
男が穴を覗き手を入れる。
「あわわわ!」
グルリはビクビクして土をかけまくる。
「な、何か土が!」
男が手を抜くと、キラキラ光る物が付いていた。
「何かキラキラしてるが、銀じゃないのか?」
もう一人の男が土を見る。
「この下に銀が!?」
2人の顔が明るくなり、穴を掘り出す。
(カーン!カーン!)
土が削られキラキラ光る石が転がる。
(カーン!カーン!)
「これは大きいぞ!」
男達は飛び跳ねて喜ぶ。
「何か人間が喜んでるぞ?」
シグラが首を傾げる。
「は、早く離れようよシグラ。」
グルリの呼び掛けに、シグラは少しの物足りなさを感じながらも、渋々離れるのだった。




