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疾走モグラの探検  作者: シグルド
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11/15

坑道でグルリどっきり!

工事現場から逃げた2匹は。


∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞


グルリが先頭で掘り進んでいると、大きな空洞に出た。


(どん!)


「グルリ、急に止まるなよ。」


シグラは、立ち止まったグルリのお尻にぶつかる。


「ここは何?」


大きな空洞は、筒状に伸び、どちらを見ても先が見えなかった。


「また変な所に…。」


(カーン!カーン!)


奥の方から謎の音が響いてくる。


「行ってみよう。」


シグラは音の方へ歩き出し、後ろをグルリが付いて行く。


(カーン!カーン!カーン!)


近付くにつれ、音が大きくなる。


「何か良い鉱物は出たか?」


男の声が聞こえる。


「いや、石ころしかないなぁ。」


もう一人の男が首を横に振る。

2匹は坑道に出たようだ。


「何の話をしてるんだろう。」


シグラは男達に近付く。


「シグラ、近付き過ぎたらダメだって。」


グルリがシグラを止める。


「あっ!」


グルリは、手が緩み、シグラが前に転がる。


(コロコロ、カラン!)

転がったシグラがツルハシに当たり倒す。


「何の音だ!?


男の一人が振り返る。


(ザクザクザク)


2匹は慌てて穴を掘る。


「何だか穴があるぞ。」


男が穴を覗き手を入れる。


「あわわわ!」


グルリはビクビクして土をかけまくる。


「な、何か土が!」


男が手を抜くと、キラキラ光る物が付いていた。


「何かキラキラしてるが、銀じゃないのか?」


もう一人の男が土を見る。


「この下に銀が!?」


2人の顔が明るくなり、穴を掘り出す。


(カーン!カーン!)


土が削られキラキラ光る石が転がる。


(カーン!カーン!)


「これは大きいぞ!」


男達は飛び跳ねて喜ぶ。


「何か人間が喜んでるぞ?」


シグラが首を傾げる。


「は、早く離れようよシグラ。」


グルリの呼び掛けに、シグラは少しの物足りなさを感じながらも、渋々離れるのだった。

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