登場人物紹介 綾部家
【綾部家】
綾部信綱
年齢:36歳
通称:左近亮、御屋形様
尾張の戦国大名・綾部家当主。
元は尾張守護職の波野家の"御三家"だったが、祖父の代で下剋上。
その後着々と勢力を広げ、天下統一に名乗りを上げる家のうちの一つ。
冷静沈着で、物事を一歩引いた目で世を見つめる。
世間では『血も涙もない残虐非道の男』『敵と見做せば、女子供にも容赦ない』『尾張の鬼神』などと恐れられている。
実際は情に厚く、気さくな人柄。尾張訛りが出ることもしばしば。
また"人を見る目"は確かで、家柄出自問わず、積極的に取り入れるほど度量が大きい。
最近のお気に入りは、杉下家から流してもらってる味噌。
小夜
年齢:32歳
通称:小夜の方、御方様、清州殿
信綱の正室。美濃の名門・佐藤家の姫。
綾部家と佐藤家の同盟の証として嫁いできた。
名門出の姫らしく、気品溢れる妖艶美女。
夫の醜聞を表に一切出すことはなく、奥向きを完璧に取りまとめる。
夫との間に三女を儲けるが、嫡男を上げられず。
側室の産んだ子を養子に迎え、後継者として育てる。
見た目とは裏腹に、かなりのじゃじゃ馬。
馬に乗って娘を乗せて遠出、鉄砲触りたがる、まだ小さい息子に軍記物語読み聞かせるなど、中々にぶっ飛んでいる。
・清雲院
年齢:54歳
通称:大方様、御母堂様、清雲院様
綾部家前当主・綾部信重の正室で、信綱の母。俗名は"清姫"
"波野御三家"の一つ、津島家の出身。
夫亡き後に落飾し、奥御殿で孫たちの世話をしながら暮らしている。
嫁の小夜には少し思うところがあるようで、軍記物語の読み聞かせをやめさせようとしたが、効果はなかった。
・珠姫
年齢:12歳
通称:大姫、一の姫君、御縁女様
信綱の長女。生母は小夜。
両親の良いところだけ受け継いだ美少女。
駿河の大名で綾部配下の松原家嫡男と婚約中。
頻繁に手紙のやり取りしており、まだ数回しか会ったことがないのに、既にバカップル。
母によく似て、馬に乗って遠出したがるじゃじゃ馬。
・五姫
年齢:8歳
通称:三の姫君
信綱の三女。生母は小夜。
どちらかと言えば、父親似の美少女。
姉の珠姫がじゃじゃ馬なので、祖母の清雲院が「お淑やかに育つように」とあの手この手で教育した結果、お淑やかで穏やかな姫君に育ってる。
しかし、血は争えないようで、鉄砲を見るとウズウズする。
・松姫
年齢:3歳
通称:六の姫君
信綱の六女。生母は小夜。
母親似の美少女。
「本当に3歳?」と疑われるほど、よく喋り、よく動く。
誰に似たのか、好奇心旺盛で、怖いもの知らず。
・夜叉若丸
年齢:7歳
通称:御曹司、若様
信綱の嫡男。生母は側室のお牧の方。(小夜の母方の再従姉でもある)
難産の末に母が亡くなり、小夜に引き取られ、嫡男として育てられる。
綾部家の跡取りとして申し分ない若殿に成長中。
物心付く前から軍記物語の読み聞かせで育ったので、7歳にして車懸りの陣や組撃ち鉄砲などの戦法をスラスラ言える恐ろしい子。
・富姫
年齢:11歳
通称:佐藤の一の姫様
佐藤家前当主で、小夜の異母兄・佐藤龍興と正室・於通の長女。
美濃家督争いで両親を亡くし、乳母に連れられ清洲へ避難する。
現在は清雲院のもとで、妹と共に暮らしている。
叔母の小夜と祖母同然の清雲院を慕っている。
・勝姫
年齢:9歳
通称:佐藤の二の姫様
佐藤龍興の次女で、富姫の同母妹。
姉の富姫と共に清洲に避難し、清雲院に育てられている。
明るい性格で奥御殿のアイドルのような存在。
が、鉄砲に興味津々のよう。血は争えない……。
【綾部家臣】
土山秀俊
年齢:41歳
通称:十兵衛、新参者(一部古参から)
綾部家家臣。
幕府の御伽衆であった土山家出身。
政変により職を追われ、浪人となっていたが、信綱のスカウトで綾部家へ仕官する。
儀礼や接待だけでなく、外交などには欠かせぬ人物で、信綱には重宝されている。
信綱の信頼厚いが本人はそれを鼻に掛けることなく、ただ愚直に綾部家へ忠義を尽くす。
綾部家臣の中では所謂、新参者であるので、古参の家臣たちからはよく思われていない。
・木浪繁吉
年齢:31歳
通称:藤間、足軽風情(一部古参から)
綾部家家臣。
曾祖父の代より、綾部家の足軽大将として仕える。
並外れた記憶力と度胸を信綱に買われ、直臣となる。
お調子者で好奇心旺盛。
なんでも知りたがり、秀俊を特に慕っている。秀俊も飲み込みの早い繁吉を気に入っており、師弟のような間柄。
古参からは、足軽出身であることを馬鹿にされたり、主君から目を掛けられている事が気に食わぬようで、よく出自を絡めて嫌味を言われているが、それすら笑いに変える明るさを持ち合わせている。
因みに、妻との間に8人の子供がいる。(多分、まだ増える)
・小山田綱勝
年齢:47歳
通称:徳之丞、鬼徳
綾部家の最古参家臣。
"鬼の小山田"と言われるほど、武功名高い。
最古参家臣であることに誇りを持っており、綾部家への忠義は誰よりも高い。
所謂、"昔ながら"の武将で、新参者の土山秀俊や成り上がりの木浪繁吉の事は気に食わない様子。
何かと小言を言って、周りに止められることもしばしば。
・仁藤兼武
年齢:45歳
通称:又兵衛、槍の又兵衛
小山田家に次ぐ、綾部家古参の家臣。
『綾部家の虎』または『槍の又兵衛』と恐れられるほどの武功を持ち、また策略を練るのも得意な、文武両道。
小山田家と並ぶ最古参であることを誇りにし忠義も高いが、綱勝のように秀俊や繁吉を下には見ていない。
古参らに嫌がらせされたり、嫌味を言われる二人を庇い、何かと気に掛けている。
二人にとっては頼れる上司であり、繁吉からは『仁藤の親父殿』と呼ばれ、慕われている。




