學園生活
「…パー、トパーってば、もう入學式終わっちゃたよ?」
目を開けるとガーが心配そうに覗き込んでいた。
「大丈夫?すごく顔色が良くないけど…。」
先ほどの事を思い出しながら俺はガーに聞いた。
「なぁ、お前の前の記憶って…」口を開いたものの俺はなんて言えばいいか分からず口籠ってしまう。
まだ確信は無いが、とても近くにいた気がして慎重に思考を凝らす。
「車内での話?車内でも言った通り僕、あんまりいい話出来ないんだよね…。」
少し寂しそうに俯いたガーに俺は思い切って尋ねる。
「なぁ、お前には兄貴がいたか?」
「う…うん。僕らみたいに同い年の兄貴がいたけど…。」
ここで俺は賭けることにした。「お前の名前は雄志じゃなかったか?」
驚き顔をあげたことでやっと目が合う。
「どうして、それを…。もしかして…?」まだ確信はつけない様で口籠る。
「あぁ、俺の名前は裕介。伊東裕介だ。」
暫く見つめ合っていたがチャイムの音で我に返る。
俺たちはまたバタバタと教室へ走った。
実はこの場にはもう一人人間がいた。
それは、ジーニア・クローバ。
いち早く彼らの違和感に気付いた彼女はこっそり二人を観察していたのだった。
「まさか、彼らも転生者?それに伊東裕介って、あの伊東くん?
信じられないわ。こんな偶然ありえない…でも、鈴音から聞いたこの世界の事…。
きっと何か鍵になるはず…。とにかく鈴音に伝えなきゃ。」
彼女は彼らとは反対方向の宿舎へと駆け出した。
あぁあ、クローバ怒られるだろうなぁ、初日からサボりだなんて…。
あっ!やっほ~。さみしくってみんなの前にも出て来ちゃった。
一体ジーニア・クローバが何者で何を言っているのか…というと、彼女はこの學園ではモブのはず…だったのが、杲の国で熊田鈴音と親友である海道梨花。そうお察しのいい君なら気づいているだろうが彼女も転生者の一人である。
杲の国の国ってなんだ?熊田鈴音って誰だって?な~に言ってるのさこの作品を始めた主・人・公だよ。
ま、彼女自身は学生には転生しなかったから、若干蚊帳の外…な感じはあるんだけどそれは一旦置いといてぇ…。
彼女らはある目的の為にこの世界で生活してるんだ。
まぁ、今度時間がある時にでも杲の国について軽く教えるよ。
あ、ヤバッ、そろそろ戻らないと。それじゃあね~。
一方的にまくしたてると、謎の子供は手をふると消えていった。
お久しぶりですの方
お久しぶりです、愛羽真琴です。
初めましての方
初めまして、愛羽真琴あいばねまことです。
今週は無事に投稿できました!
よろしくお願いします!!




