028 プロローグ 死別
今回は今までで一番短いです。その代わり明日もちゃんと投稿します。
最近、パソコンの起動に30分かかるようになり、10文字ほど打ったら軽くフリーズするという事態に陥っております。ものすごくやり辛いです。
「セイナ、下がりなさいっ!!」
ローレンの叫び声で我にかえるセイナ。目の前ではレッドルビードラゴンが食い殺すかのような目でセイナ達を見ている。
そして、絶望を与える赤き宝石竜は動き出す。
「GUOOOOOOOOOOO!!!」
「まずい、あれはドラゴンブレスの構えだっ!!」
「セイナちゃん、逃げてええええ!」
セイナは動けなかった。余りの恐怖に足がすくんで動けないのだ。
集団の先頭にいたセイナとローレンと村長は、ドラゴンブレスの格好の的となっている。村長は魔法で防壁を作り出しているが、セイナはそこに逃げ込むだけの心の余裕がない。
そして、ドラゴンブレスが放たれようとした瞬間、セイナの前にローレンが踊り出た。
「お母さん!?何して…っ」
「セイナ、あなたは逃げなさい!そして…ッッ」
ローレンはセイナに何かを伝えようとしたが、その途中でドラゴンブレスは放たれた。
それを確認したローレンは、自分とは逆向きの方向に全ての魔力を注ぎ込んだ防御魔法を展開する。
すなわち、自分ではなくセイナを守るように…。
そして、泣いているセイナにローレンは笑顔を向けて、
「後悔しないように、生きなさい。」
ドラゴンブレスによる煙幕が晴れたあと、セイナの目の前には誰もいなかった。
その代わりに、無数のガラス片が舞っていた。
「い、いやあああああああああああああああ!」
セイナ達がレッドルビードラゴンに襲われたところは、丁度小さな祠の前だった。パルム婆曰く、自分が生まれるずっと前からある祠、の前である。
運命の悪戯か、または世界の意志の画策か。
そこは、3200年前に封印された神の眠る祠だった。
そして、今日この日は、その神が目覚める日だった。
恒暦3200年4月26日、この日から再び、世界はあの男を中心に廻り出す。
次は飛ばしてお読みください。




