013 支部長直々の依頼
本日はなんとか投稿できそうですヽ(^。^)ノ
「ああ?誰だテメェ。おれが誰だか分かってんのか?」
「コミィって言うんだろ?そんなのはどうでもいいから、どけよ」
「ほぅ…ナメくさった態度とりやがって。おい、今すぐ土下座して謝れば見逃してやるよ」
「やかましい。どけっつってんだろ」
「…このクソガキ…、なめやがって!」
いきなり殴りかかってきた。どけっつってんのになあ…。
しかし、こいつの殴り筋…、おっそいなぁ。Cランクってこの程度なのかよ。
「なあ、悪いこと言わないからどけって。お前じゃおれに勝てねぇよ。」
「…こんのクソガキャア!!!ひねりつぶしてやらぁ!」
全くおれに当たらない自分の拳にイラっときたのか、さらに逆上しはじめた。めんどくさいなぁ…。
おれは突き出された奴の拳を掴んで、投げ飛ばした。そのまま奴はギルドの壁にブチあたり、崩れ落ちた。
と、思いきや立ち上がってきた。案外しぶといな。
「このクソガキがぁ!ぶっ殺してやる!」
そう言って奴は背中にかけていた剣斧を抜いた。
「おいおい、街の中で民間人に武器を向けるのは犯罪じゃないのか?」
「うるせぇ!ギッタギタにしてやらぁ!」
と、本気で斧をふるってきたので、それを避ける。
そして、本気で威圧した。
「調子に乗るなよクズが。」
すると、周りがやけに静かになった。
見れば、コミィは顔を青くしてガタガタ震えている。尋常じゃない量の汗をかいているようだ。
おれ、そんな怖いかな…。
すると、ある人物がギルドに入ってきた。
「おいおい、こりゃ何の騒ぎだ。」
ルシウス支部長だ。どうやらやっと帰ってきたらしい。
「あ、このハゲ筋肉が邪魔だったからどかせようとしただけだ。」
「あー、またお前かよコミィ。しかも斧持ってんじゃねえか。ギルド規定違反で二週間の謹慎な。」
支部長がそう言うと、顔を青くしたままのコミィがやっと喋りはじめた。
「はあ!フザケんじゃねえよ!テメエら二人ともぶっ殺してやらあ!」
と言って支部長に斧を振りかぶっていった。完全に頭に血が上ってやがる。実力差を忘れてるな。
「あんま調子のんじゃねえぞコミィ。」
支部長はそう言うと、コミィの斧の根元を掴み、斧を無理やり奪い取った。そしてコミィの腹を一発殴ると、コミィは気絶してしまった。
さすがは元SSSランクだ。動きに無駄がない上に一発の威力が大きい。
支部長はコミィの腕を掴んでひきずりながら外に出て行った。そして外に投げ捨てると、戻ってきた。
「おう、丁度いいぜソラミネ。テメーに用があるんだ。ちと支部長室まで来い。」
なにやらおれに用事があるらしい。なので黙って着いて行く。
未だカウンター付近ではざわついた声が聞こえるが、その内みんないなくなるだろう。
支部長室に入ると、早速支部長殿が話を切り出してきた。
「話ってのは簡単だ。お前にある討伐依頼を受けて欲しい。」
「断る。」
「はえーよ!まず内容だけでも聞けや!」
「支部長直々の依頼ってことはめんどくさいんだろう。誰がそんな依頼受けるか。」
「報酬はちゃんと出すぜ?それに、さっきの一件も不問にしてやる。」
「む、さっきのはおれも規定違反なのか?」
「当たり前だろ。どう見ても喧嘩してたじゃねえか。」
…それを言われると頭が痛いな。
「受けなかった場合は謹慎一週間だぜ。」
「…あー、分かったよ。受けりゃいいんだろ。それで、どんな依頼だ?」
「ああ、実は≪妖かしの森・深部≫に棲息しているハズのゴブリンキングが大群を作って深部から出てきたらしい。それで、まっすぐここを目指しているそうだ。だから、そのゴブリン族の殲滅戦に参加してほしいんだ。」
「…殲滅戦に参加ってことは、おれ1人じゃないのか?」
「当たり前だろ。すでに黒都ノースにも救援要請してある。≪妖かしの森≫は東の街の≪キドネス≫にも近いから、そこからも援軍が来る予定だ。」
「…報酬は?」
「討伐数に応じて分配される。ゴブリンキングが10000000z、ゴブリンジェネラルが一頭100000z、ゴブリンアーチャーとLv40以上のゴブリンソルジャーが一頭20000z、それ以下のLvのゴブリンソルジャーは一頭500zだ。」
「…良いだろう。その依頼を受けてやる。ただし条件がある。」
「なんだ、言ってみろ。」
「おれだけ今から戦わさせろ。救援要請を出したってことは最低限あと3日ほどは動かないんだろう?」
「…確かに殲滅戦は3日後の予定だ。それまでにはゴブリン共はかなり街に近づいているだろうな。」
「そういうことだ。おれなら一人でも死にはせん。危なくなったらすぐ離脱すればいいだけだしな。」
「…良いだろう。特別に許可してやる。ただしゴブリン共の数は未知数だ。おそらく数千程の規模の群れだと思われるがな。」
「その程度なら問題ない。それと、最後に一つ聞きたいことがある。」
「なんだ?」
「今回みたいにゴブリン共が大挙して攻めてくるのは普通なのか?」
「いや、普通じゃねえな。少なくともここ数十年はこんな事は無かった。だから、今回の原因の調査はすでに行わせている。」
「そうか、まあそれなら良い。おれは行くぞ。」
「テメーは現時点での最高戦力だからな。死ぬなよ。」
「おれが死ぬわけないだろう。」
そう言って支部長室を後にした。カウンター付近に集まっていた人はもう散っており、ギルドはいつも通りの喧噪に包まれていた。
ギルドを出たおれは真っ直ぐ東門へ向かい、そこから街の外に出る。
ある程度街から離れたのを確認したので、おれは飛んだ。跳んだのではない、飛んだのだ。
きちんと浮いているのを確認して、≪妖かしの森≫方面に全力で進む。
おれが今浮いているのは、≪リヴァイアサン≫からドロップされたアイテム≪飛翔石≫の効力によるものだ。これをアクセサリーとして装備すると飛ぶことができる。
リヴァイアサンを倒したおれのステータスはこんな感じだ。
ソラミネ ハヤト 17 ギルドランクS
Lv111
HP 48000000
MP 2
STR 75000000
VIT 72000000
AGI 130000000
≪スキル≫
全属性剣、秘剣、絶剣、異世界言語完全習得、完全解析
≪称号≫
剣を極めし者、鏖殺公、剣皇
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