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光と闇の狭間を行く、はぐれ者の旅  作者: Minateru


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平凡な一日(一)

がやがや…がやがや…

四方を、金色の火が照らしている

テーブルには、皿が山のように積まれていて、泡の白い残りがまだ残るグラスと共に

給仕の少女たちが、小さなノートを手に、至る所を走り回っている

ドンッ!

赤らんだ顔たちが受付の方へ目を向ける

顔をしかめ、手に空のグラスを強く握りしめる

「まだ終わらないのか?」

「俺たちを死ぬまで待たせる気か?」

「どうなってんだよ、この店!」

しーっ…

厨房の中、すでに薄切りにされた材料の山の間で

一つの人影が、指をそっと口に当てる

手に包丁を持ち、料理の火は勢いよく燃えている

「熱くなるなよ。」

「急ぎすぎると全部まずくなるぞ。」

チャチャッ…

ジュウジュウ…

周囲の野菜は今や薄いスライスだけになり

大きな肉の塊が次々と小さな立方体に変わっていく

炎がフライパンの上で勢いよく踊り

白い煙が部屋中に広がる

少年の額は汗の粒で覆われていた

ガチャッ…ガチャッ…ガチャッ…

空だった皿は全て料理でいっぱいになり

列をなして受付カウンターに並べられる

各皿の横には小さな番号札が添えられている

「全ての料理が完成しました!」少年は手を額に当てる

「煮込み料理だけはあと数分待っていただきます。」

げらげら…

「好きにやれよ、太一坊主。」一人の男が酒の杯を高く掲げる

「出来上がったものから全部持っていけ。」

「まだ必要なものはそのままにしとけ。」

「どうせお前が作ったんだからな。」

「みんな、足を速くしろよ。」店長が皿を押し出す

「客が待ってるぞ」

どたどた…

「はい!」女の子たちは一斉に受付の方へ走り出した

……………………………………………………………………………..

さっ…さっ…

月明かりが至る所を照らしている

今や隅々は暗闇に覆われ

長い道の上で、火の灯りは徐々に消えていく

周囲の空間には、もう人の影は一つも現れない

さっ…さっ…

小さな家の中、まだ火が残る場所で

各人影が箒を手に持っている

金貨の山の横に座っている者

テーブルを拭いている者

皿や食器を片付けている者

さっ…さっ…

小さな厨房の中で、床中に散らばった破片の間で

白い粉が作業台全体を覆い、調理器具は洗い桶に浸かっている

一つの人影が箒を手に持ち

少しずつ、一つずつ区域を掃除していく

……

「太一!」一人の女の子が厨房に顔を出す

「もうすぐ閉店だよ!」

「もう少し手を速くして、終わったら帰れるようにして。」

こつっ

「はい!わかりました。」太一は箒を壁際に置き、体を曲げて頭の紐をほどく

「ちょっと片付けますね!」

「わかったわ。」女の子は微笑み、手を軽く振る

「後でKarenのところに寄って給料受け取るの忘れないでね!」

「はい!」太一は軽く頷き、少女に向かって微笑んだ

……………

どさっ!

金貨の入った袋がテーブルに置かれる

その横には大きな白いノートがあり、ページには破れた跡がたくさんついている

一人の女が、軽く顎に手を当て

もう片方の手でペンを回し続けている

「坊主、ご苦労だったな。」店長はノートに目を向ける

「いつもの通りだ。」

「今日の給料だ。」

「金貨二枚と銀貨八枚。」

「ありがとうございます。」太一は軽く頭を下げる

「それでは……」

「下の汚れた皿全部洗ったら帰れ。」女は紙のページを見回しながら目を細める

「今日の仕事はそれだけ残ってる。」

太一の体が軽く低くなり、両手で金貨の袋を引き寄せる

一歩ずつ、後ろへ下がっていく

「わかりました。」

「それでは失礼します。」

…………

じゃぶじゃぶ…

白い水が各皿の周りを長く流れ

グラスは今や逆さまに棚に置かれている

洗い桶は石鹸の泡でいっぱいだ

太一の袖は高くまくり上げられ、エプロンが前に広がっている

微笑む顔から、ぼんやりとした言葉がこぼれる

「働く…働く……」

「働いてまた働く……」

「今日はちょっと疲れたけど。」

「まあいいか、叔父さんたちも面白いことを教えてくれたし。」

…...

こんっ

突然後ろから音が響き

女性らしい声が空気中に軽く漂う

「Karenさん。」

「今日の私の給料、なんで私だけ金貨5枚なの?」

「他の人は7枚ももらってるのに?」

「------------」

「------------」

「運び仕事があんなに少ないのに何を要求してるの?」店長の声が軽く通り過ぎる

「-------------」

………

きゅっ

蛇口がゆっくりと閉められる

皿の山は今や棚に綺麗に収まっている

洗い桶にはもう泡の跡もない

「もうその時か。」太一の唇が小さく動く

……………………………………………………………………………………

こつ…こつ…

店を後にし、金色の火の光が徐々に薄れていく

家々の扉は全て固く閉ざされている

道は今や夜の闇だけが残る

月明かりが大きな学舎を滑るように照らす

ぱらっ

「どれどれ。」太一は手に持った小さなノートを開き、もう片方の手で額に軽く触れる

「ウルスバルドの熊を倒すにはどうすればいいって、あの叔父さんたちは言ってたっけ?」

「囮の餌を準備して…麻酔薬…脚の関節に電光石火の攻撃…」

ぱたっ

「嗅覚がとても鋭いのか?」太一はページをめくり、額にいくつかのしわを寄せる

「巣の位置…生活のリズム…」

ぱたん

「なるほど。」本がゆっくり閉じられ、太一の目が徐々に青みがかった色に変わる

「そういうことなら……」

「狩りの時間だ。」


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