表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
PR
7/10

# 第七話 大剣使いガルド

# 第七話 大剣使いガルド


「た、助けてくれぇぇぇぇ!!」


森の中に響く絶叫。


レインとミリアは全力で駆けていた。


木々を抜けた先。


そこにいたのは――


大男だった。


---


身長は二メートル近い。


筋肉の塊。


背中には巨大な大剣。


顔には傷跡。


どう見ても強そう。


---


なのに。


---


「ぎゃああああ!!」


---


全力で逃げていた。


---


その後ろには巨大な猪型の魔物。


体長三メートル。


真っ赤な目。


巨大な牙。


---


「どういう状況だ!?」


レインが叫ぶ。


---


大男も叫ぶ。


---


「見りゃ分かるだろ!」


「追いかけられてんだよ!」


---


「なんで!?」


---


「昼寝してたら踏んだ!」


---


「何を!?」


---


「子供!」


---


「最低じゃねぇか!!」


---


「わざとじゃねぇ!!」


---


ミリアが思わず吹き出した。


---


「ぷっ……」


---


こんな状況なのに少し面白い。


---


だが魔物は待ってくれない。


---


ドォォォン!!


---


突進。


地面が揺れる。


---


「うわああああ!!」


---


大男が転ぶ。


---


魔物が牙を向ける。


---


「やばっ」


---


レインは飛び出した。


---


ガキィィィン!!


---


アストラで受け止める。


---


「大丈夫か!?」


---


「お、おう!」


---


大男は目を丸くした。


---


「お前……助けるのか?」


---


「当たり前だろ!」


---


「初対面だぞ?」


---


「関係ない!」


---


レインは笑った。


---


「困ってる人は助ける!」


---


大男は呆れた顔になる。


---


「馬鹿だな」


---


「よく言われる!」


---


「だろうな!」


---


初対面とは思えない会話だった。


---


その時。


---


魔物が再び突進してくる。


---


『右だ!』


アストラが叫ぶ。


---


レインが回避。


---


だが。


---


魔物の狙いは別だった。


---


ミリア。


---


「きゃっ!」


---


レインの顔色が変わる。


---


間に合わない。


---


そう思った瞬間。


---


ゴォォォン!!


---


巨大な剣が振り下ろされた。


---


魔物が吹き飛ぶ。


---


土煙。


---


その中心に立っていたのは。


---


大男。


---


「女を狙うとはな」


---


大剣を肩に担ぐ。


---


「気に入らねぇ」


---


レインが驚く。


---


「戦えるじゃないか!」


---


「誰が戦えないって言った」


---


「さっき逃げてたじゃん!」


---


「作戦だ!」


---


「絶対違う!」


---


ミリアが笑う。


---


なんだか賑やかだ。


---


そして。


---


大男は大剣を構える。


---


「ガルドだ」


---


「ガルド?」


---


「俺の名前だ」


---


ニヤリと笑う。


---


「借りは返す主義なんでな」


---


レインも笑った。


---


「レインだ!」


---


「ミリアです」


---


ガルドは少しだけ驚いた。


---


こんな自己紹介を戦場でする奴らは初めてだった。


---


「変な奴らだな」


---


「よく言われる!」


---


「だろうな!」


---


そして。


---


三人は並ぶ。


---


巨大な魔物を前に。


---


初めての共闘。


---


レインが剣を構える。


---


ガルドが大剣を担ぐ。


---


ミリアが祈るように手を握る。


---


夕陽が森を赤く染めていた。


---


まだ小さなパーティー。


---


だが。


---


いつか世界を救う英雄たちの最初の一歩だった。


---


# 次回予告


## 第八話 初めての仲間


レインとガルドの共闘!


しかしガルドには誰にも話していない過去があった。


なぜ彼は一人で旅をしているのか。


なぜ仲間を作ろうとしないのか。


そして戦いの後。


レインはとんでもない提案をする!


次回――


**『初めての仲間』**


「俺たちと一緒に旅しよう!」


「断る」


「即答!?」


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ