リンの能力
本当は昨日と今日で書いて、お昼ごろに出す予定でしたが、「そういえば、ニュルブルクリンク24時間耐久レースの中継があるじゃん!!」となってしまいまして、こんな時間になってしまいました…
とりあえず、スバルはクラス優勝おめでとう!!
トヨタ、来年こそ!! 頑張って!!
「リン、うちわ出してみて。」
霊夢に言われて、試しにやってみようとした。のだが…
「あれ? でない…」
不思議なことに何にも出てこない。霊夢と魔理沙は少し考えた後、こう言ってきた。
「「てことは、リン、今度は刀出してみて。 」」
刀、ねぇ。なんで、そんな危険なものが出てきた? まあ、とりあえずやってみるか。
「今度はでた。武器しか出ない、何で?」
「武器だからだと思うぜ。」
刀は出てきたのが不思議でならなかったが、魔理沙の仮説を聞いて納得できた。
「なんで予想できたのさ?」
「いや、さっきの弾幕ごっこで彼方薙刀を出してたじゃないの。で、ものを出すことができる能力なんじゃないかと思ったのよ。」
「でも、うちわは出なかったよ?」
「そう。だから、もしかして武器のみ出せるのではないかと思ったわけ。」
そういうことか…納得した。
「つまり、【武器を生み出す程度の能力】と言うこと? というか、二人の能力は? 」
自分の能力が分かったところで、二人の能力が気になった。
「そういえば、言ってなかったか?私は【魔法を操る程度の能力】だぜ。」
「私は【空を飛ぶ程度の能力】よ。 」
魔法を使うのができるのはわかるけど、霊夢のは空を飛ぶだけの能力って…
「なんか、ありふれた感じというか…あんまり強くなさそう…」
「ちょっと、ひどくないかしら?」
「リン、【程度の能力】ってのは、言葉通りの力だけじゃないんだぜ。」
「どういうこと?」
言葉通りの力じゃないとはどういうことなのだろうか?
あまりわからなかったため、【程度の能力】の本当の意味(?)を魔理沙が説明してくれることになった。
「霊夢の【空を飛ぶ程度の能力】てのは、空を飛ぶだけじゃないってことだ。空を飛ぶってことは重力を振り切らなければいけないだろ?」
「確かに。」
「ふつうは空を飛ぶためには重力以上の力で体を持ち上げているんだが、霊夢の能力だと重力にとらわれないんだ。だから、まったくと言っていいほど力を使わない。それってすごいことだろ?」
空を飛ぶものと言ったら飛行機が思い浮かぶが、あれは簡単に言えば羽の上下で気圧差がありそれによって上に持ち上げる力、揚力ができるわけである。この力が地球の重力に勝つと飛び上がる。
しかし、霊夢は無重力状態に近い状態になることで飛ぶ…いや、この状態だと浮くが正しいのか? 確かくそれはすごいことだ。でも…
「結局空を飛んでるだけじゃない?」
「まあまあ、人の話は最後もで聞くもんだぜ。それで重力てのは要すれば圧力なわけだ。その圧力を感じないとなると…」
「まさか、様々なことに囚われていないことになるってこと!?」
「そういうこった。」
まさか、【程度の能力】はそんな能力だったとは…面白いものだなぁ。
言葉に秘められた内なる意味も、その人の力になるわけか。空を飛ぶ、何事にもとらわれない…
じゃあ、俺の能力は? ただ武器を出すだけ。かなり限定されてしまっているのではないだろうか。
「というか、話は大きく変わるけど、彼方、泊まるところある?」
考え込んでいたら、霊夢からそんな質問が飛んできた。
「逆に聞こう、あるとでも? 」
「なら、ここに泊まれば良いんじゃないか? 」
「勝手にきめないでほしいわ。 」
魔理沙、彼女は自由だなぁ…ただ、本当にどうするべきか…
一か八かで頼んでみるか。
「霊夢、だめ? なんでもするよ?」
「ん? いま、なんでもって行った?」
あ、これはしくったかもしない。もしかしなくても、なんでもって言ったら本当に何でもやらせてくるパターンでは?
ただ、ここで否定してしまったら、泊まる場所がない。
「う、うん。得に、家事全般。もしよかったら、代わりにやるよ?」
「どれだけでも良いわよ!」
おう、効果抜群だったな…
「見事なまでの、手のひら返しだな…… やっぱり、霊夢は、家事やるとか、飯奢るとか言うと簡単につれr 」
ドゴッ
「ま~り~さ~?」
「いたた…」
この時俺は思った。霊夢だけは怒らせてはならないと。
「でも、霊夢には迷惑かもしれないし、ずっと居座るのもあまり良くないよね。」
「そんなことないわよ。」
「いいや、家を探すか建てるから。」
「いいのに。」
「いやいや、申し訳ないから!」
これは、あれだよね。完全に引き留めに来てるよね。もしここで折れたら、霊夢にこき使われくことになりそう。魔理沙も雰囲気はこっちの味方だし。どうにかならないかな?
魔理沙にヘルプの視線を送ってみた。そしたら、やれやれといった感じではあったが動いてくれた。
「霊夢、もし自分だけ楽しようとしていたら、華扇に叱られるぞ?」
「うえ、それは…もう、わかったわ。ちょうどいいし、幻想郷でも周りましょう。」
「そうだな、でも、今日は遅いから明日にしようぜ。」
魔理沙、ありがとうと感謝の意を視線で送った。なぜだろう、期待するような目で見てきた。
これはこれで、まずったかもしれない。
まぁ、未来の自分に頼むことにしよう。
「とりあえず霊夢、これからしばらくの間、お世話にになります。」
「やった~! ひさびさに美味しいものが食べれる。」
突然、霊夢が喜びだした。霊夢は普段一体どんなものを食べてるんだろう?
魔理沙に視線を送ると苦笑いをしながら答えてくれた。
「白米に野草、蜂の子、梅干し。」
「えぇ… でも一応、一応、食物繊維とたんぱく質は取れてるからいいかな…」
まぁ、そんなこんなで家が見つかるまでは霊夢のとこで過ごすことになり、飯を作って、この日は寝た。
ちなみに、神社にはおかずになりそうな物はほとんどなかったです。よくこんなので、生活できるなぁ…
あ、調味料は一式ありました。
程度の能力って、面白いんですよね。その言葉通りの力だけではないですし。
作中でいうと霊夢の【空を飛ぶ程度の能力】は【何事にもとらわれない】という意味になりますし。霊夢に強さの秘訣その一がこれだと思います。その二は彼女の持つ【異常なまでに当たる勘】でしょうか?
他のキャラクターの能力も面白いですよね。




