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パンツを見たら殺しますよ?  作者: ねむり だいじろう
第4章 昨日のわたしと明日のあなた

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第9話 拡大



セーナがサロンに来て1ヵ月が過ぎた。


まだ、パッと見変わってない。

体重にして2~3kg減と言ったところか。


しかし、施術をしていると、しっかり変わっていることが分かる。


むくみやたるみが軽減されている。

汗もかきやすくなった。


運動をすることにもすっかり慣れたようで、

始めの頃、出来なかった動きも出来るようになり、

使いこなせなかった器具も、問題なく使えるようになった。


順調と言っていいだろう。



そろそろ、次のステップに進めそうだ。



これまでは、代謝を上げ、むくみを減らす施術を中心に行ってきた。

これからは、しっかり脂肪を落とし、引き締める施術に切り替えて行こう。



レオと美桜の話では、ジムの方でもトレーニングの強度を上げて行くらしい。


きっと、(つら)くなるだろう。


しっかりケアしなければ。


リラクゼーションルームにも入ってもらおう。


リラクゼーションルームに設置してあるレア鉱石『ラリマー』

精神を安定させ、負の感情を(しず)めて前を向くエネルギーを与えてくれる。



食事はカイにお任せ。


筋肉をつけるメニュー。


そして、気持ちを上げるデザートも充実。

やっぱ甘いものも欲しいよね?



良いペース。

次の1ヵ月もこの調子で・・・



――――――



「こんにちは~。」


「おぅ、いらっしゃい!」

「いらっしゃいませ~。」


真白が、一口ではかぶりつけない程の

大きなアボカドチーズバーガーを頬張(ほおば)っていると、

ミーナが食堂へやって来た。


「真白さん、ちょっとよろしいですか?」

「ンあ、メイニャ、ぼうひはも?」

「え?あ、飲み込んでからで大丈夫です。」

「ムゴモゴ・・・ゴフッ」


「んんっ!・・・ミーナ、どうしたの?」

「お食事中にごめんなさい。お話が・・・」

「あ~・・・みんなにも?」

「そうですね、お願いします。」


みんなが集まって来た。


「ミーナよ。例の件かの?」

「はい・・・いえ・・・」

「何だ?どっちなんだ?」

「実は、例の件との関係がはっきりしないんです。」

「どういう意味なの?」

「今までは遺跡周辺で冒険者が被害に()ってきました。」

「そうだな。」

「しかし現在、街中(まちなか)で、しかも冒険者でもない女性が被害に・・・」

「何だと?本当かそれは?」

「はい。ただ、もともと魔力の無い人達も多くて、関連が分かりません。」

「ふむ。魔力の無い女性がどういう被害を?」

「それが、突然倒れて寝込んでしまって・・・」

「え!?それって・・・」


みんなの視線がレイに集中した。


「わたしと同じ・・・」


一瞬にして青ざめるレイ。


「大丈夫だ。大丈夫・・・」

「お()ぃちゃん・・・」


「ふむ。ここで(つな)がって来るか・・・」

「前におじいちゃんが心配してたのが、これ・・・」

「そのようじゃの。」


「ミーナよ。当然、例の件と関係しておるじゃろ。」

「やはり、そうですか・・・」

「で?ミーナ。また、調査依頼か?」

「あ、いえ。今日はとりあえず注意喚起(かんき)をして回っています。」

「そうか。それはご苦労だな。」

「ありがとうございます。では、皆さんお気をつけて。」

「ミーナ、あなたもね。」

「はい。ではまた・・・」


ミーナは忙しく帰って行った。


「しかし、厄介なことになったもんだな。」

「そうですね、師範・・・」

「効果があるか分からんが、結界(けっかい)でも()ってみるかの。」

「そんなこと出来るの?おじいちゃん凄い!」

「ほっほっほ。効けばいいがの・・・」

「俺も手伝(てつど)ぉたるで。」

「マミー、()たの?」

「いつもそばに()る言うたやろ。」

「いやん♡」

「それじゃあマミーよ。早速やろうかの。」

「よっしゃ。行こか。」


2人は連れ立って外へ出て行った。


(遺跡にはもう近づかんとこ思っとったけど、)

(まさか、近づいて来られるとはな。)

(真白が心配や・・・)



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