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パンツを見たら殺しますよ?  作者: ねむり だいじろう
第4章 昨日のわたしと明日のあなた

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第7話 謝罪



「フォッフォッフォッ。久しぶりじゃの、真白よ。」

「か、神様何で?」

「お主が全くボイスチャットしてこんから・・・来ちゃった♡」

「な~にが、『来ちゃった♡』よ!」

「そうカリカリするでない。お主を心配してのことじゃ。」

「心配って何を・・・?」


「うむ。その前に、お主に謝らねばならんのじゃ。」

「何?どういうこと?」


「まず説明しておくと、神はワシだけじゃないのじゃ。」

「え、そうなの?」

「ワシだけで世界中の人々を見守ることは出来んからの。」

「まぁ、そうだね。」

「そして、神にも色々なタイプが()るのじゃ。」

「人間と同じか・・・」

「そうじゃ。ワシのようなイケてる神も居るし。」

「イカれてるの間違いじゃ?」

「相変わらず口が悪いのぉ・・・」

「はい、ごめんなさい。」

「での、ちょっと意地の悪い神も居るのじゃ。」

「そうなの?何かヤダなぁ・・・」


「それでじゃ、その悪い神のせいで真白に(つら)い思いをさせてしまうやもしれんのじゃ。」

「何それ?どういうこと?怖いんですけど。」

「すまんが他の神のした事は話せんのじゃ。倫理違反(りんりいはん)でのぉ。」

「え、教えてよ!」

「すまんの。無理じゃ。」

「そんなぁ・・・」

「まぁ、1つ言えることは『過去に(とら)われず、今を生きろ。』ということじゃ。」

「何そのクサいキャッチコピーは。」

「お主・・・」

「あはは~・・・ごめんなさい。名言でした。」

「まぁ良い。その調子で気楽に生きることじゃ。」

「うん。まぁ、よくわからないけど。ありがと、神様。」

「フォッフォッフォッ。では、またの。」


そう言うと、神様は消えてしまった・・・


「ん?あれ?お金は?」

「食い逃げよーーっ!・・・なんちゃって。」


「しかし、まぁ、あれだな。」

「神様に辛いことが起こる予言をされるのって・・・」


「メチャクチャ嫌なんですけどぉ~~~」




翌日の午後―――



グギギギ・・・


痛てててて・・・


「ごめんなさい・・・ストレッチとかしたことなくて・・・」

「大丈夫ですよ。ゆっくりやりましょう。」



大きな荷物を抱えてサロンへやって来たセーナ。


3階の部屋へ荷物を投げ込むと、休む間もなくオリエンテーションを受ける。


ひと通りの説明を終えると、早速(さっそく)ジムへ。


美桜のサポートでストレッチを始めたものの、(かた)い。とにかく硬い。


セーナの話によると、運動の経験が(ほとん)どないそうだ。



ウォーキングマシンで歩いてみる。


15分・・・歩けなかった。


普段は普通に歩けるだろう。


しかし、しっかり腕を振って大股(おおまた)で歩くのはかなりキツい。


「ハァハァハァ・・・ごめんなさい・・・」

「大丈夫ですよ。よく頑張りましたね。」



体幹(たいかん)トレーニング。


プランクという肘を着いた腕立てのような型。


お腹が邪魔で上手く出来ない。


バランスボールに座ってみる。


()ぐに転ぶ。


「ごめんなさい。私・・・何も出来なくて・・・」

「そんなことないですよ。これから一緒に頑張っていきましょう。」

「はい・・・ごめんなさい・・・」

「セーナさん・・・」



シャワーでサッと汗を流して食堂へ。


「おう、セーナさんだったね。お疲れさん。」

「あ、こんにちは。よろしくお願いします。」


「さぁ、どうぞ。ゆっくり噛んで食べてくれよ。」


雑穀(ざっこく)ご飯を軽めに一杯。

豆のサラダ。

ひじきの炒め煮。

鮭の味噌焼き。

豆腐と卵のスープ。


「美味しそう・・・」

(でも、足りるかな?)


「う~ん♪とっても美味しい。」

(それに、意外とお腹が(ふく)れる・・・)


「ごちそうさまでした。とっても美味しかったです。」

「そうかい?そりゃあ、良かった。」



3時間ほど休憩を取り、夕方にはエステに。


「キャビテーションボルト。」


脂肪細胞の分解と、リンパを流す施術。


「セーナさん、ジムはどうでしたか?」

「あ、はい・・・上手く出来なくて・・・」

「そうですか。初日ですから、当たり前ですよ。」

「・・・続けて行けるかどうか、不安で・・・」

「心配しないで。私たちがサポートしますからね。」

「ごめんなさい・・・ありがとうございます・・・」


「ゆっくりお風呂に入って、晩御飯食べて、また明日、頑張りましょう。」

「はい・・・」



夜の食堂―――



「真白よ、セーナさんはどんな様子じゃ?」

「う~ん、自信なくしちゃってるみたいだね。」

「すまない、真白。私が上手くサポート出来なかったようだ。」

「そんなことないよ、美桜。」

「俺も横で見ていたが、問題なかったと思うぞ。」

「師範・・・」

「まぁ、初日じゃから、色々不安もあるじゃろう。」

「そうだね、おじちゃん。」

「カイ、食事の方はどう?」

「ん?ああ、ちゃんと食べてたぜ。明日はデザートも考えてみるよ。」

「うん、お願い。」

「真白ネェ。他のお客さんも多いけど疲れてない?」

「私は大丈夫だよ、アンジュ。」


「続けて慣れてくれば自信も付いてくると思うんだけどな。」

「そうだといいが・・・」

「どうしたの?美桜。」

「いや・・・謝ってばかりだったのが気になって・・・」

「あぁ、確かに。」



「まぁとにかく、みんな明日もよろしくね。」



(私も初めは、謝ってばかりだったなぁ・・・)



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