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パンツを見たら殺しますよ?  作者: ねむり だいじろう
第4章 昨日のわたしと明日のあなた

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第6話 お客様は神様です



「オルディス様。これはいったい・・・」

「うむ。そうじゃのぉ・・・」

(なん)や、2人とも。()()いとるんやろ?」


北の遺跡群(いせきぐん)


レオ、オルディス、マミー。3人は調査に来ていた。

しかし、何も起きない。魔物も出て来ない。


ただ・・・


「見られとる。」

「ああ、そうだな。」

「じゃが、気配がないのぉ。」

「そや。気配があるから見られとる気がする・・・普通はな。」

「だが、気配もないのに視線を感じる・・・何故(なぜ)だ?」

「不思議な感覚じゃのぉ・・・」


(まるで監視カメラやな。こっちの世界には無いはずやけど・・・)


「とにかく、これ以上ここにいても無意味なようだな。」

「そうじゃの。帰るとしよう。」



――――――



3人はギルドへの報告を済ませ、屋敷に戻った。



「あ、お帰り~。大丈夫だった?」

「ああ、問題ない。」

「成果もないがのぉ。」

「そっちはどうなんや?忙しかったんか?」

「そりゃもう、大忙しだよ~・・・あ、レオに相談があるんだ。」

「ん?何だ、真白。」


「うん。ダイエット目的のお客様がいてね、」

「美桜とカイには話してあるんだけど、」

「エステにジムと食事面、総合的にサポートしたくて。」

「出来ればここに住んでもらって・・・どうかな?」


「ああ。良いんじゃないか?」

「そう?でね、レオには美桜と一緒にトレーニングプランを考えて欲しいの。」

「分かった。で、どのくらいの期間でどれだけ落としたいんだ?」

「出来るだけ短期間で、(ツー)サイズ落としたいの。」

「2サイズ?」

「そう。もちろん健康的にだよ?」

「そうか。2サイズだと体重的にはどれくらいなんだ?」

「う~ん、今の体型を見る感じだと15kg(げん)ってところかな?」

「なるほど。お前の能力込みでも・・・4ヵ月ってとこか?」

「うん。やっぱり、それくらいだよね。」

「だな。考えておく。」

「お願い。」


「それじゃあ、わしは部屋の準備でもしておくかの。」

「え?いいの?おじいちゃん。」

「もちろんじゃ。わしはダイエットの役には立てんからのぉ。」

「そんなこと・・・」

「ほっほっほ。ちょっと、マミーを借りていくぞ。」

「え?うん・・・じゃあ、お願いね。」

「ほな、行こか。じいちゃん。」



3階の空き部屋に来た2人。


「で、何や?じいちゃん。話あるんやろ?」

「うむ。お(ぬし)、どう見る?」

「遺跡のことか?そうやなぁ・・・」

「正直、何も分からんわ。ただ・・・」

「何じゃ?」

「真白たちを絶対に近づけたらあかんっちゅうことだけやな。」

「うむ、そうじゃの。それが良いじゃろ。」




翌日の午後―――



「こんにちは・・・」

「お帰りなさい、セーナさん。」

「あ・・・ただいま・・・」


セーナにみんなで考えたプランを説明した。


「あくまでもご提案(ていあん)なので、いくらでも変更出来ますよ。」

「泊まりが難しいなら(かよ)いのプランもご用意していますし。」

「よりリーズナブルなプランにも出来ますからね。」


セーナは突然、涙を流し始めた。


「え、あ、セーナさん・・・大丈夫ですか?」

「あ、はい・・・大丈夫です。ごめんなさい・・・」

「えっと・・・プランに問題が?」

「違うんです。嬉しくて・・・このプランが良いです。泊まります。」

「あ・・・良かった。」

「明日からでも?」

「もちろんです。お待ちしています。」

「真白さん・・・4ヵ月間、よろしくお願いします。」

「はい!一緒に頑張りましょう。」


セーナは少し緊張した面持(おもも)ちで帰って行った。


4カ月後には、きっと笑顔で・・・



「真白ネェ、次のお客様だよ。」

「うん。お願い。」


「ようこそ、Salon(サロン) de() restalite(リスタリテ)へ。」


「ちょっと、マッサージをお願いできますか?」

「はい。もちろんです。」


絵画(かいが)から出てきたような、美しい女性。

どこか、現実(ばな)れした美しさ・・・


スタイルも抜群だった。



真白は美容液とスキルを使いながら、全身をマッサージしていった・・・



「いかがですか?」

「良いですね。気持ちよかったです。」

「ありがとうございます。」

「もう、すっかり本物のエステティシャンですね。」

「え?あの・・・」

「私ですよ。」

「え?・・・えーーーっ!」


美しかった女性は、みるみる老人に変わっていった。


「か、神様じゃん!」

「フォッフォッフォッ。ワシじゃ。」


「な、何で~~~??」



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