番外編4 冬の味覚はまた格別ですわ
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私たち女性陣が身支度を整えて会食の席に向かいますと、フレルさん、ソレンさん、そしてガヴさんがすでにお集まりでした。
わたしたちの到着にあわせてガムルさんは料理をテーブルに運んでくださいます。
今日のメニューは鶏肉のクリームシチュー、スパイスを効かせた粗挽きウィンナー、葉物野菜たっぷりのシャキシャキサラダ、そして燻製の盛りあわせです。
このクリームシチューは私のお気に入りです。
盛りつけの最後に、一切れのオレンジ色のチーズを浮かべ、黒こしょうを振ってあります。鶏肉はスプーンで押せば崩れるほどホロホロです。口に運べば、まずクリームの優しい甘さが広がり、その後に聖女カブが舌の上で「スッ……」と消えていくんですの。まるで春の雪解けを食べているようですわ!
この直火でこんがり炙ったウィンナーも、パンパンに張った皮を前歯で噛み切る瞬間が最高です。「パツン!」という音とともにジュワァァッとあふれ出る肉汁を、シチューで流し込むのは贅沢の極みですの。
皮が破れないギリギリの焼き加減は、ガムルさんの腕とセンスを感じさせます。
「遅かったな、ずっと風呂に入っていたのか」
「確かに長風呂はいたしましたけど……なぜ把握されているのですか」
シナモンとクローブが甘くスパイシーに香るグリューワインを飲んでいたヴィオが目を細めます。
「じょ、女性は風呂上がりのお手入れが大変なんですよね」
ソレンさんが慌ててなだめます。
なぜそんなに焦っていらっしゃるのでしょうか? ちょっと気になりましたが、私は目の前の冬のごちそうをハフハフするのに忙しく、追及はいたしませんでした。
薄く切ったパンにチーズと魚の燻製をのせたものは、噛むのが大変で、飲みこんでしまうまで発言はできませんでしたもの。かと言って、味わうのを短縮してまで、急いで飲み下すのはもったいないですわ!
鼻に抜ける芳醇な香り……! 燻製というひと手間で、味わいがぐっと濃厚になるのですよね。さっぱりとしたサラダでお口をリセットするのもまた愉悦です。




