↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
妾の子だからといって、公爵家の令嬢を侮辱してただで済むと思っていたんですか?  作者: 木山楽斗
日常編

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

PR
82/85

日常編34 気になるから

「……そういえば、エフェリアお姉様、オルディアお兄様はどうされているんですか?」

「え?」


 エフェリアお姉様が少し落ち込んでいるようだったので、私は話題を変えてみることにした。

 オルディアお兄様のことは、少し気になっている。エフェリアお姉様とは基本的には一緒にいることが多いのだが、今日はどうしているのだろうか。


「オルディアはね、今日はアドルグお兄様と一緒なんだ」

「アドルグお兄様と? 一体、どうされたんですか?」

「よくわかんない。二人で何か話があるみたいな感じ」

「そうでしたか……」


 オルディアお兄様とアドルグお兄様は、一体何の話をしているのだろうか。それは中々に、気になる所ではある。

 私がそう思っていると、エフェリアお姉様が少し笑みを浮かべていた。それはなんというか、悪戯っ子のような、何かを企んでいるような顔だ。


「エフェリアお姉様? どうかされたんですか?」

「クラリア、二人が何を話しているのか、気になるよね?」

「それはまあ、気にはなりますが……」

「うん。そうだよねー。そうだよ。よく考えてみれば、オルディアが私に隠し事なんて、小賢しいよね?」

「そんなことはないですけれど……」


 エフェリアお姉様の言葉で、何を考えているのかは理解できた。

 しかし、それは流石にどうなのだろうか。恐らく、大切な話をしているのだろうし。


「クラリア、こうしちゃいられないよね? アドルグお兄様の部屋に行かなきゃ」

「いや、やめておいた方がいいと思いますよ? 真剣で大切な話をしているのなら、邪魔をするべきではありません」

「でも、気になるもん」

「後で教えてもらえばいいじゃありませんか」

「教えてもらえないかもしれないし……」


 エフェリアお姉様は、既に立ち上がっていた。これはどうやら、言っても聞いてはくれなさそうである。

 しかし、本当に大丈夫なのだろうか。仮に重要な話をしているというならば、戯れでは済まないこともあると思うのだが。


「まあ、盗み聞きするだけだから、邪魔はしないし大丈夫だよ。クラリア、行こう?」

「あっ……」


 エフェリアお姉様に手を掴まれて、私は少し悩むことになった。

 止めるべきだとは思うのだが、私にそれはできそうにない。エフェリアお姉様は、聞き入れてくれなさそうだ。


 それならいっそのこと、ついて行った方が良いのかもしれない。止められないにしても、私もある程度はエフェリアお姉様を制御できるから。

 それに、単純に少し気になっている面もある訳だし。少しの罪悪感はあるが、結局私はエフェリアお姉様について行くことにした。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。