↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
麒麟の森  作者: 冨永 真一
PR
17/31

ドッチボール

「おとなげねー」

大介が思い切り投げたボールが、翔太の腿に当たって、地面に落ちる。やんちゃ盛りの男子達が皆笑っている。中には地面に転げている子もいる。翔太は子供達の中でも親分肌でみんなの中心にいる。翔太は運動神経も抜群で、春に行われた運動会ではリレーの選手に選ばれたそうだ。

「せんせー大人げねーよ」

そう大介を責めながらも心の底から嬉しそうな表情を浮かべる。

 すこしずつ見えてきた。「この小学校教師という仕事のポイントが」大介は胸の中で、誰かに言いたくてたまらない気持ちを持て余す。まずは、子供と遊ぶことが第一だ。授業の準備などその次でいい。自分も男の子たちの笑顔にほだされるように、自然と表情が緩み、意気が上がる。

「いで!」

大介の腰に痛みが走る。余所見をしている隙に腰にボールをぶつけられたのだ。

「せんせー、ざまぁ」

翔太が大介に舌を出している。

「ちくしょー」

大介は雄叫びのような大声を挙げた。

またやんちゃ男子たちの笑い声が、辺りにこだました。


                つづく

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。