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ローブの男の正体
琉海がドラゴンと対峙している間、静華とエアリスは屋根の上を走っていた。
「どこに向かっているの?」
エアリスの後を追う静華は息を切らしながら聞く。
「この町の外に向かっているみたいね」
エアリスは探るように周囲を見回して、道を挟んで向こう側の屋根に跳ぶ。
静華もそのあとを追う。
五分もすると、王都の外壁まで辿り着く。
そして、門を通過する。
「外って王都の外?」
「すぐよ」
エアリスは突然足を止めた。
エアリスが向ける視線の先には、ローブを被る人影があった。
「やっぱり、そこの精霊は要注意だったか」
ローブの男はそう言って、被っていたフードを外した。
「久しぶり、会長」
「…………ッ!?」
静華が驚き、目を細めた。
「ここにいたのね」
静華の眼前にいる男は、静華が追っていた同級生の一人だった。




