神無地2
出てくる目は目目連ではありません。
学校の図書室で貰える雑誌って案外面白いね、、、
家の中に入るとそこは日本の古民家の様な内装だった。
その家の一つ違う所は中には妖怪達が居た。
俺がその妖怪達にかけようとすると、囲炉裏がある部屋に移動した。
そこにはセラムとセシル寝ていた、二人を起こそうとすると声が聞こえた。
「お前さっきまで何をしていた?」
振り向くと囲炉裏が蓋を振るわせながら話しかけて来た。
「さっきまでってこの家に入る前の事?」
「そうだ。」
「妖怪達と話して、ここが極楽じゃない事を教えていただけだよ。」
すると囲炉裏の中に入ってる何かが沸騰して、周りに零れた。
多分これは怒ってるいるのだろう、何か悪い事をしただろうか?
「何故お前は、我らの妖怪仮初の安寧をも壊そうとするのだ!!」
「貴方が、妖怪達をここを極楽だと言い連れて来たの!?」
見たところコイツも妖怪だと思ったけど違うのか?
「お前ら神が悪魔達に騙されて、ここに妖怪を連れて来たのだろう?
我はここにいる妖怪達だけでも使われない様に平和に暮らしているだけだ!!」
「私は神じゃないよ!?」
俺がそう言うと、囲炉裏の沸騰が収まった。
私達が大声で話しているとセラムとセシルが起きてしまった。
「ミラ様~ここは何処ですか?」セラムが少し寝ぼけながら聞いてきた。
「多分ここは、、、」
すると囲炉裏が重苦しい声を上げた。
「場所を変えようか」
すると俺だけが最初に見た大きな目が壁に埋まっている部屋にやって来た。
「お前は神ではないと言う所を見ると神をその体に入れてるだけか、、、」
目がギョロリこちらを向いた、血走っていて少し怖い。
「貴方こそ、この世界に妖怪を連れて来た人じゃないの?」
「我はこの様な所に妖怪を連れてくることなどはしていないぞ。
お前は何か勘違いしているようだな。」
お前も最初は俺の事を神と勘違いしていただろう!!
「それじゃあ貴方は何なの?」
「我はこの地に根を無理矢理おろさ神の変わりにこの地を任された実験体だ。」
「でもこの地を任されてるんだったら何でこんなにここは風化しているの?」
飛んだ時上から見ても集落などはなく砂だらけだった。
「我は神々より力が弱いからだ。豊な土地を作ることが出来るのは神々のみだ。」
「まって、この世界を作ったのは三人の悪魔何じゃないの?」
アスモデウスから聞いた話と全然違うぞ?
「この世界を作ったのは悪魔三人で合っているが、、、
悪魔は作る事や壊す事しか出来ない、その後の事を考えないからだ。
つまり悪魔だけではこの世界は安定しない、それを危惧した物は前世から神を
何体か持ってきて無理矢理契約させこの世界を安定させたのだ。」
そんな裏話があったのか、だからオスピアや水神とかの神がいるのか、、、
「しかし悪魔達はこの方法に問題がある事に気付いた。
まず反乱された時神が多すぎると流石にそれを抑制することが出来ない事と
次にコストや神を持ってくる場合のリスクが重いという事だ。
それで神達の下位互換の我ら妖怪達や他の下位の悪魔達を犠牲にして
安定させようとしたのだ。」
それで失敗してこんな風になってるんだ。
「だから周りが砂漠みたいになってるんだね。」
「いや砂漠に成った理由はそれと関係があるが本質は全くもって違う。
妖怪や下位の悪魔が安定させた土地に現れるのは普通は岩盤のみの平地だ。
この多くの砂などは多くの妖怪や悪魔達だ。」
え、これ全部!?
「この量の砂があるって事はどれだけの妖怪がしんだの!?
それに何で妖怪たちが砂になるの!?」
「妖怪という物たちは江戸時代から急激に目撃数が減った。
その江戸時代の時に妖怪達は全てここに連れてこられ砂になった。」
目が一度瞬いてからその続きを話し始めた。
「この妖怪達が砂になった理由は至極簡単な物だ。
全て生物は限界まで分解されれば砂の様な物質に姿を変える。
妖怪や悪魔達はこの世界を安定させようとすると
力が足りず砂になるまで分解させられてしまうのだ。
そして妖怪達が生み出し安定させた地盤の上に神を置き自然を作ったのだ。」
この世界は大量の屍の上で成り立っていたのか、、、
「それじゃあ何で貴方や、この土竜の腹の中にいる妖怪達は無事なの?」
「土竜の腹の中ではなくここは我いわゆる【迷い家】の中だ。」
迷い家ってあれだよな山の中にひっそりと佇んでいて、
その中にあるものを持ち帰ると幸せになれるっていう、、、
「何で迷い家がこんなに大きくなっているの?
普通は平屋サイズの家でしょ?」
「確かに普通はそうだな、今お前たちがいるここが迷い家の本体じゃが。
我はこの地に植え付けられた神を喰ったことによって我は神の力を幾分か、
行使する事によってここまで大きくなることが出来たのだ。
それでは最初のここにいる妖怪達が何故生きているか?という問いに答えよう。」
迷い家は一度瞬きをしてから勢いよく話し始めた。
「正確に言うとここにいる妖怪達は全員分解され、砂になっておる。
それを我が腹の中に入れる事によって体を保たせているだけじゃ。
だから最初に言ったろう【仮初の平和】と、、、
そしてこれを聞いたお前に聞きたい何故お前はここにいる妖怪達に真実を伝え
絶望させ分解し砂にしたのだ?」
だから最初俺と会った時あんなに怒っていたのか。
「私ははその仮初の平和が間違っていると思うから
ここにいる妖怪達を分解させた。
何故ならここに来る道中に一人の女性をみたその人は何年も一人の男性に
会うためにここで待っていた、ここでは一生会えずともしらずに、、、
だから私は真実を教えようと思った。」
すると迷い家が声を上げた。
「何故だ!?死ぬよりも思い人を待ち続ける方が幸せじゃないのか!?
それを何故お前は殺した?」
「生物生き続ける事が正解ではないの!!死ぬことだって一つの道なの!!
でもその道を選ぶ場合はそれ以上の絶望がある場合のみなの!!
その女性は自分が死んでいると思ってここで思い人が死に極楽まだ来るのを待ち続けていた!!
だけれど彼女はもう二度と思い人会う事はできない、だから私は彼女を殺したの。
もう二度と思い人に会えないと考えれないように。」
死ぬという事は一つの選択肢だが普通は選ばない何故なら、生きている内にそれ以上の絶望を体験する事は絶対にないからだ。
しかし雪女の場合はその絶望超えていたから俺は雪女を殺した、、、
「それではお前がもしここにいる大量の妖怪達会ったら全員殺すのか?」
「ええ、もちろん。
仮初の平和に囚われて記憶まで改竄されているんだから。
それに妖怪達は全員元から死んでいるのだからね。」
迷い家の目から涙が零れ落ちた。
「やはりそう皆言うのか、先程聞いたメイド全く同じ答えだ。
我は間違っていたのか、、、」
すると俺は囲炉裏の場所に飛ばされた、セラムとセシルも完全に起きていた。
「ミラ様どこに行っていたのですか?」セラムが話しかけてくる。
「お前達がいなくなったらここにいる妖怪達に全ての真実を知らせる。
我に百年越しの間違いを気付かせてくれてありがとう。」
その瞬間俺達は砂漠の外にいた。
砂漠の奥を見ると一気に多くの砂が溢れかえったように見えた。
妖怪が砂になった場合は強さなどで差が出ます。
読んでくれてありがとうございました。




