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第18話
「明日は、学院創立記念パーティーです」
あれからずっとジュニパーは暗かったが、先生のその言葉を聞いて、更に曇らせていた。
「ジュニパー様、辛そう」
「このままずっと……て訳にもいかないからな……」
中庭のベンチで、ミルラと二人並んでため息をつく。
「やっぱり、これはボーンに動いてもらうしかないな」
「どうやって? 殿下にも立場があるから、軽率な行動取れないし……」
「証拠があればいいんだけど」
「噂好きの彼女達は、殿下には悟られないように徹底してるよ」
「だよね。本当に抜け目ない。何か言った言葉を証拠を残せる方法があれば……」
ミルラの言葉を聞き、一つ思い付いた。
「……ある、かもしれない」
「本当に!?」
「だけど、まずは殿下にその気になってもらわなきゃいけない」
「ボーンは、今は創立記念パーティーの準備を指示しているはずだ」
「さすがに、呼び出すのは無理かな」
私が遠慮がちに言うと、ミルラは首を振った。
「いや、呼び出すよ」
そう言って、ミルラはボーンと話をつけてくれた。
そして、誰もいない教室に、ボーンと二人だけで入っていく私を、ジュニパーに目撃されたことに気づかなかった。




