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アムステルダム夢記  作者: tag-tje
22/23

amsterdam xx9年7月8日

久しぶりに夢を見た。


最初に向かったのはカジノだった。


手元に残っていたユーロで、スロットマシンをやってみる。


結果は四十ユーロの勝ち。


「まあ、悪くない」


そんな気分だった。




場面は変わる。


俺は舞に、冗談半分で言った。


「ヨーロッパ、行くか?」


すると舞は本気にしたらしく、行く気満々で空港へ向かってしまった。


「待て!」


俺は慌てて空港まで追いかける。




いつの間にか場面は変わり、親父と小さな妹、亡くなった母、そしておばあちゃんと一緒に、長距離バスなのか電車なのか分からない乗り物に乗っていた。


車窓からオランダの街並みや、地平線まで続く畑、風車が見える。


ヨーロッパの色を感じていた。


俺はジョイントに火をつける。


半分ほど吸ったところで、母が俺に尋ねた。


「何の匂い?」


「タバコだよ」


そう答えると、母は不思議そうに首をかしげて言った。


「精神的な作用があるんじゃない?」


俺は笑いながら、


「大丈夫だよ」


と言って、母の頭をそっと撫でた。


「ここオランダだけじゃないよ。


他の国ではお咎めも無く吸える外国の煙草だよ……酒よりも安全なんだってさ」




ふと、おばあちゃんを見る。


山盛りのご飯を前にして、一生懸命食べていた。


あまりの量に、さすがに参っているようだった。


「食べきれないなら、俺が食べるよ。ちょうだい」


そう言って食べながら考えた。


「……どこに泊まるんだっけ? 定宿だっけ? この人数なら……」


そんなことを考えているうちに、目が覚めてしまった。


家族でオランダへ旅行した夢だった。




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