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amsterdam xx4年1月7日
気が付くと、俺はアムステルダムにいた。
目の前には「Coffeeshop Spirit」があった。
店のガラス窓の前で腕を組み、中を窺いながら考える。
入ろうかとしばらく迷ったが、結局は入らなかった。
「もっと安い店がある」
そう思い、別のコーヒーショップを探して歩き始めた。
アムステルダムのコーヒーショップは何軒も回っている。
さっきの店はチョコレートに力を入れている。
だからやめたのだ。
白い未亡人かアムネシア、それと同等のクラスが、1グラム8ユーロで買える店を探す。
いつものことだ。
そして、手持ち無沙汰だ。
運河沿いを歩いたり、細い裏路地を歩いたり。
アムステルダムの風景を感じながら、地元民のように歩いている。
そこから先のことは、もう思い出せない。
もっと、いろいろな場所を歩き回っていたはずなのに、その先だけが思い出せない。
思い出そうとするそばから、夢の記憶がすごい勢いで消えていく。
目が覚めると、いつものベッドだった。




