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唯一の友達と、食堂

注意!!

人が死ぬシーンがあります。

後報告です。

あのォ、公開してない設定があったんですけど…千咲の性別女の子です。

というのも、千咲はまだ自分が女の子だと思い出してないという設定にしたかったのですが、少女と少年の物語を描きたかったので、このことだけ頭に置いといてください。

改めて、千咲を乙女だと思って見てあげてください。

「食道か…」

「ここは危険だよォ、あいつらは食事の時間になると食器を投げ合って、パンでチャンバラ、お肉のパティは取り合い、僕はいつも端っこの机の下で『ラタン』って子と一緒に食事してたからね、巻き込まれることはなかったね。」

「…ラタン?」

「そう、今日は学校休んでるのかな?あの子、人ではあるけど、僕には優しく接してくれた、唯一の僕の友達さ。」

「…」

「どうしたの?」

「…いや、なんでも…ない…」

千咲は必死に涙を堪えた、これ以上人に気をかけてもらうことはしたくなかったからだ。

ラタンの事は、あえて触れなかった。

(カーン、カーン)

「食事のベルだよ、出口の近い机に隠れよう。」

「うん」

からくり人形達が一斉に押し寄せ、入ってきた。

キッチンをよく見ると、わがままボディのシェフ2人が、そそくさと料理の入った食器を机に雑に置いた。

とてもうるさく、シュールな光景が続いている。

タライは落ち、食器はバンバン割れ、フォークで刺し会い、頭にナイフが刺さったまま食事をしているやつもいるし、積み上げられた食器に括り付けられている奴もいた。

「ここまでくると、一周まわって面白いな」

「ね、たまに肉が出る時はもっと面白いよ」

「へぇ」

千咲はちょっと気になった。

「さぁ、あっちに通気口がある、あそこを通ると小さな廊下にでる」

「ねぇ」

「何?」

「実はジャンと会う前にサニーっていう少年とはぐれちゃったんだ、網の罠に繋がってる部屋はない?」

「それなら心配ないよ、この先に網の繋がったトイレがある、案内するから安心して。」

千咲はコクリと頷いた。

「がァ?」

「!?」

「オイラをいじめてるやつだよ、絡まれるよ…」

「チッ」

千咲は舌打ちだけして、いじめっ子に向かって思いっきりハンマーを振り下ろした。

(ガコオン!!)

いじめっ子の頭は粉々になっていた。

「ちょっといい?」

「何?」

「僕の頭をこの遺体の亡骸に被せてくれない?」

「わかった」

被せると、たちまちジャンは立ち上がった。

「これで2人分の力だね」

「あぁ、じゃあ役割分担をしよう」

「うん」

「ジャンはこれを持って」

そういうと、千咲はジャンにランタンを差し出した。

「ありがとう、光は任せて」

「うん」

すると、鉄扉のある部屋についた。

「ダクトはない…かと言ってこの鉄扉は開きそうにない…」

「オイラの頭をとってくれない?」

「?」

「まぁとりあえず取ってよ」

「うん…」

「じゃああそこにオイラを投げてくれない?」

そう言われ、千咲は周りを見渡すと扉の横にボタンを見つけた。

千咲がジャンを投げると。

(カチャ)

と聞こえた後、

(ゴゴゴゴゴ)

鉄扉が開いた

「さあ、行こう」

「待ってて!サニー!!」

サニーとジャンは、手を繋ぎながら鉄扉を抜けた。

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