表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
3/9

小さな小屋と、ランタン

注意!!

人が死ぬ文があります。

歩くこと数時間……

千咲とサニーは、あの蜘蛛女(サニーが呼びやすいよう付けた名)に見つからないよう、ひっそりひっそり移動していた。

「ハァ…ハァ…」

「どうした?」

「もう歩いて5時間くらいだよォ?」

否、7時間である。

「確かにずっと歩いてたら疲れるからな。」

「もうずっと歩いてるよ…」

「そろそろ休む?」

「うん…あ!!」

窓から光が漏れている小屋がある。

「誰か、誰かいる!!」

「休ませてもら…」

サニー、何かに気づく。

「まて、なんか怪しぃ…こんな森に光が漏れまくってる…蜘蛛女じゃあないだr」

「失礼しまぁす」

「!?」

「え?」

「待て待て待て待て!!」

「ハイどうぞー」

「サニー、早く入らせてもらお?」

「あ、あぁ…」

千咲に答えたのは「ラタン」という小さな(千咲達と同じくらいの背)少年だった。

頭にランプを被っており、サニーと同じよう、顔が完全に隠れていた。

「相当疲れてるね、どんくらい歩いた?」

「5時間以上…」

「こんな地形がぐちゃぐちゃな森を!?」

「もうクタクタァ…」

「なんか出そう!インスタントだけどコーンスープ飲む?」

千咲、サニーの言葉が被った。

「飲ませていただきまぁす!!」

食事が終わった後、サニーはラタンに聞いた。

「なんでこんな小屋に1人で住んでいるんだい?」

「明るいとこが好きなんだ」

そういうと、ラタンは暖炉に火をつけた。

「あったけぇ…」

「ふぇぇぇ……」

千咲はぐったりと自分の家のように、猫みたいに寝ている。

「ここら辺寒いからねぇ。」

「そういや」

サニーは話を切り替えた。

「ここら辺に随分詳しいらしいが、どけ出身なんだい?」

「…」

ラタン、表情が曇る。

「あそこ」

そう言い、窓にラタンは指を指した。

サニーが目を細めると。

「ごめん、双眼鏡使って」

「あ、ごめん」

…微妙な空気が流れた。

改めてサニーが双眼鏡を使い外を見ると…

「…学校?」

「うん、僕学校で虐められてて、学校の先生が、"蜘蛛女"なんだ。」

「!?」

サニーはゾッとした。

「あの学校で友達が何人も死んで行くのを見た…しかも、蜘蛛女が生徒に対して体罰(処刑)をするのは、出されてもいない宿題を出していないという理由…イカれてるよ、あの先生。」

「…」

サニーは絶望したが、1番肝心な話を、声を振り絞って聞いた。

「どうすれば…この森から出れる…」

「あの蜘蛛女から逃げて、あの学校を抜けるしかない。」

「見つかったら…?」

「生徒にされて、いつ死ぬか怯えながら学校に通うことになる、僕みたいにね…」

「一緒に出よう!!」

「無理だよ…」

「無理じゃない!!」

「…助けて…くれる?」

「そのために…一緒に、行こう!!」

「…うん!」

瞬間ッ!!ドアからノック音がした!!

「2人とも隠れて」

「なんだと!?」

「蜘蛛女だ…シルエットで分かる…」

「見つかったって事!?」

「早くッッ!!近くの椅子の下にッッ!!」

「グゥッ…千咲!千咲!隠れるぞ!起きろ!!」

「ふあぁぁ、へ?うわぁぁぁぁ!!」

サニーが起きたての千咲を椅子に引きずりこむ

(ガチャ)

(…蜘蛛女だ!!)

(あ…あいつが…)

「ど…どうも…先生…」

「しゅ…くだ…い…」

ラタンは一気に血の気が引いた。

(宿…題、宿題ッッ!!!?)

(シパァンッッ!!)

周りに赤い物が飛び散った

その赤い物は、トロトロと生暖かった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ