第4話 ギルドで一仕事
ギルドにはゴロゴロいるなぁ。いいスキル持ち。
それはそうと、俺はまず冒険者登録。一番怪しくないスキル『狩人』持ちということでランクDの冒険者イータが登録された。
「ランクDですし、無理をなさらずに簡単な依頼からこなしていくのがいいと思います」
と、受付のおねーさんに言われた。
それはそうと、さてスキル狩り。うーん、『戦士』は外せないよなぁ。『魔法使い』?それなら『賢者』とかいないの?俺がスキルを狩って、育てるしかないのかぁ。道のり長し。そういうわけで、『戦士』『魔法使い』『僧侶』『無属性魔法使い』のスキルをいただいた。
すぐにランクDの冒険者らしくなんかの草の採取の依頼を受けた。
ギルド内はパニック。
「俺の…スキルが…なくなってる」
「私の魔法使いも。今まで覚えた魔法も使えない…」
「俺のスキル、僧侶もなくなった」
「俺なんかスキルと無属性魔法の収納魔法の中に入れていたものまでなくなっている…」
「おい、新人。なんか知らないか?」
「しがないランクDの狩人に何ができるって言うんです?」
「それもそうだよな。あー、これからどうすればいいんだよー‼」
自分の生き方も分からないのか?
俺は依頼通りの草をすぐに見つけることができた。それもこれも山小屋での爺さんとの暮らしがあったからだろう。
どれどれ、収納魔法の中身は…はぁ?あの聖女さんの似顔絵とかか?あの聖女さんのどこがいいんだ?
あんまり目立ったことはできないけど、すぐ消えたら明らかに怪しいよな。ここはランクDのイータを装って、王都からちょっと離れたところで金稼ぎをするかぁ。そして戻ってはランクDの依頼受けて、『イータは無能です』アピールして過ごそう。ランクが上がったら違うとこに行こうかな?その時考えるか。
ちょっと離れたところでは『戦士』や『魔法使い』のスキルを使いまくり。魔獣が魔石に変わったものを収納魔法で収納している。
聖女の似顔絵なんかは焚火をしたときにくべた。聖女じゃないし。
おっと、一日の終わり、祈りまくらないとな。
「聖女は結婚してもいいんだなぁ」などと思ったりもした。
「あ、結構な怪我してんじゃん」
でも安心。『僧侶』と『聖女』のスキルの合わせ技みたいなので、完全に治った。服、破れちゃったけど、草を探してた時に破れたでも、辻褄合うよな。
ギルドに戻るのが遅くなると心配をかける恐れがあるから、俺は転移魔法で戻った。周りで見てるやついないよな?
俺はギルドでの受付でおねーさんに草を見せた。
「これであってます?依頼の量とか」
緊張してる風を装った。
「うふふ、誰でも初依頼は緊張するものね。全部合ってるわよ。はい、依頼料。また、よろしくね」
依頼料は普通のバックに入れた。




