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影の皇帝と運命の恋 ~恋した人は実の弟だった⁉苛酷な運命に飲まれる二人の未来はどうなるのか?  作者: らな


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第39話 オストマルクから帰って

オストマルクからの帰りは、セレナが意識を失っていたこともあり深夜になった。


「ノクスたちはもう寝てるだろうし、僕たちも早く休もう。」

ルクスの言葉にセレナも頷いた。


「セレナ。身体は辛くないか?」

ベッドに入るとルクスが気遣わしげに尋ねてきた。

「えっ。どうして?」

「いや、女王の石像に魔力を注ぐと直後はいつも身体中の力を吸い取られるような感覚になると父上がおっしゃっていたから。歴代の皇帝も二か月かけて魔力を回復させ、魔力が戻るとまた次の石像を訪れ・・・の繰り返しだろう。だから、力を放った直後の今が一番しんどいのかと思ったんだけど。」


それを聞いてセレナは自分の身体に意識を向けてみた。

「直後に二時間も寝たからかしら?いつもと変わらない気がするわ。」


セレナの返事にルクスは少し不思議そうな表情になった。

「へえ、そうなんだ。やっぱり女帝だと何か違うのかな。女王の魔力は女性の方が馴染みやすいとか・・・。まあ、体調がいいなら問題はないよ。じゃあ、休もうか。」

そう言うとルクスもベッドに入って来た。


身体が辛いということはなかったが、遠出をしたり初対面の男性と食事をしたり気疲れはあった。

その日、セレナもすぐに眠りに落ちたのだった。


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