第五十九話 魔力
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暫く魔法の検証をした後、そろそろ昼なので、少し離れた場所で魔石に魔力を込めている、リアナとレーナの所に向かった。
「う〜ん、ほとんど割れちゃってるね、成功してるのは、レーナちゃんは3割ぐらい、リアナちゃんは1割ぐらいだね、まあ、初めてならこんなもんかな、レーナちゃんは成長が早いね」
「思ったよりも難しいわね」
「そうですね、すぐに割れてしまいます」
サーラは感想を言っている、リアナとレーナをまじまじと見ている。
「どうかした?」
見られているのに気づいたのか、サーラに声をかけた。
「いや、2人共あれだけの魔石に魔力を込めてたのに元気だな〜って思って、やっぱり凄い魔力量だね」
「私まだ、半分も使ってないわよ?」
「凄いですねリアナさん、私は6割ぐらい減っちゃいましたよ」
それを聞いてサーラが驚愕した表情をしている。
「うそ……半分も減ってない?…たったの6割?……私が思ってたよりも2人の魔力量は、規格外かもしれない……」
「どういう事だ?サーラは2人の魔力量を調べたんだろ?」
俺の質問にサーラは答えた。
「うん、だけど私は自分の魔力量と照らし合わせて相手の魔力量をはかってるの、大概の相手なら完璧に魔力量がわかるんだけど、2人は私よりも魔力量が多いから大体の量しかはかれなかったの、それでもここまで多いとは思ってなかったよ」
「じゃあ、我の魔力もはかれないってことか」
すると、いつの間に隣にいたフレアが話しかけてきた。
「フレアか、そういえば朝からいなかったけど、どこに行ってたんだ?」
「勝手にいなくなってすまんな、少し気になる事があって調べていたんだ、それに我は特にする事が無かったからな」
「気になる事って、何かあったのか?」
「ああ、だけどすぐに何かあるわけじゃないから、今は魔力の話しをしよう」
すると、フレアにサーラが話しかけた。
「フレアちゃんとは、あんまり話して無かったね、それでさっきのはどういう事?」
「そうだな、それじゃあ我の魔力をはかってみてくれ、言葉よりも分かりやすいだろう」
サーラは言われた通りに、フレアの腕を掴むとフレアの魔力を、はかり始めた。
「え………うそ……、なに‼︎この魔力の量は‼︎」
サーラが信じられない物を見る目で、フレアの事を見ている。
「サーラ、とりあえず落ちつけ」
「でも‼︎こんな魔力量おかしいよ‼︎」
「いいから、ほら深呼吸して」
「す〜は〜、うん、ごめんね、取り乱しちゃって、でもおかしいよ、魔力の底が全く見えなかった、私の何倍、いや何十倍の魔力があるのか」
サーラは深呼吸をして、落ちつくとフレアに問いかけた。
「まあ、そういう事だ、我の魔力量はかなり多いからな、それとなんでこんなに多いのかは、我が火龍だからだ」
「火龍?どういうこと?」
サーラは何を言われたのか分からないみたいだ。
「すぐに理解出来ないのも無理はないだろうね、赤の森に住む火龍が人化した姿が、フレアらしい、私も未だに信じられないが、武闘大会で負けてしまったし、認めるしかないけどね」
「リオンちゃんが負けたの‼︎しかも武闘大会って事は格闘の部ででしょ?これは本物かもしれないね」
リオンがサーラに説明をして一応理解したっぽいな。
「でも、なんで火龍がこんな所にいるの?」
俺達は、サーラにフレアが一緒に来ることになった理由を説明した。
「なるほど、そんな事があったんだね、とりあえず、フレア様?の事は分かったよ」
「今までと同じ話し方でいいぞ、特に気にしないから」
「そう?それじゃあ普通に話すねフレアちゃん、それで‼︎フレアちゃんの魔法見て見たいんだけど‼︎」
サーラは魔法の話しになって突然テンションが上がって、フレアに話しかけた。
「我の魔法もほとんど、変わらんぞ、それにこんな森の中で使うには危険すぎるから無理だな」
「そんな〜」
フレアに断られて、サーラは落ち込んでいる。
そういえば、レーナの魔力が多いのは、レーナの体質も関係してるのか?俺は周りに聞こえないように小声でレーナに話しかけた。
「なあレーナ、サーラにレーナの体質が魔力量と関係してるのか、聞いてみないか?それにその体質が何なのかも分かるかもしれないし、まあレーナが体質の事を言いたくないなら無理にとは言わないけど」
「そうですね、私も気になるので聞いてみます」
レーナはそう言うと、フレアにしつこくお願いしているサーラに話しかけた。
「サーラさん、聞きたいことがあるんですけどええですか?」
「なに?レーナちゃん」
レーナはサーラに自分の怪我がすぐに治る体質の事を説明した。
「なるほど、ちょっと見せて貰う事って出来るかな?それと片手は私の手を掴んでて」
「分かりました」
レーナは左手をサーラと繋ぐと、右手でナイフを持って、自分左腕の上の部分を軽く斬った。血が出てきたが傷はすぐに塞がり、元通りになった。
「うん、分かったよ、今レーナちゃんの魔力量をはかってたんだけど、傷が出来たときにそこに魔力が集まってた、多分レーナちゃんは無意識に傷を自分で治療してるんだと思う」
「自分で治療、ですか?」
サーラは説明を続けた。
「うん、多分レーナちゃんは魔力切れの状態で怪我をしたらその傷は治らない筈だよ、それでレーナちゃんの魔力が多い理由は、小さい頃から無意識に魔法を使ってたからだと思うの、多分元々の魔力量も多いんだろうけどね、人によって限界は決まってるけど、魔法は使えば使うだけ魔力量が増えるから、レーナは体内をいつも魔力が巡っていて常に魔法を使ってる状態になってる、だから今も魔力が増え続けてるかもしれない」
「常に魔力が巡ってる?普通の人は違うのか?」
俺の疑問にサーラはすぐに答えた。
「うん、普通の人は魔法を使おうとすると、体内の何処かからか魔力が集まってくるの、体のどこから魔力が出てくるのかまだ判明してないんだけどね、それがレーナちゃんの場合は、血液みたいにずっと体を巡っているの、最初魔力量をはかったときは、気づかなかったんだけど、傷を治すときに魔力の集まり方がおかしくて気づいたのよ」
なるほどな、レーナの体質はそういう事だったのか。
「なるほど、ありがとうございます、ずっと気になっていた事が、分かりました」
レーナは笑顔でサーラに礼を言った。
「なあ、そろそろ昼にしないか?我は腹が減ったぞ」
「そうだね、お昼にしようか」
俺達は家の中に入っていった。




