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異世界で収納魔法しか使えないけど頑張る‼︎  作者: トキ
第四章 エルフの里

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第五十八話 魔法の検証

第一章の人物紹介を載せました。一応ネタバレ有りと書いてあります。

 


  次の日俺達は、裏庭に集まっていた。


  「それじゃあ、特訓を始めよう、まずリオンちゃんとレーナちゃんは、はいこれ」


  「これは?」


 

  サーラは2人に、大量の魔石が入った籠をそれぞれに1つずつ渡した。


  「その中の魔石には、魔力が入ってないからそれに魔力を補充してね、だけどその魔石は特殊な加工がしてあってね、ちょっと1つとってやってみて」



  リアナとレーナは、1つずつ魔石を手にとって魔力を注入した。すると魔石が光始めたが。


  パリンッ‼︎


  魔石は割れてしまった。


  「っていうふうに、この魔石は容量より、多い魔力を入れると割れるようになってるの、だから、うまく魔力をコントロールして量を調節してね、そこにある魔石は全部入る魔力の量が違うから、それも感じとって頑張ってね」


  「分かったわ」


  「頑張ります」



  リアナとレーナは早速、魔力の注入を開始した。



  「さて、それじゃあレン君は、私と魔法の検証をしよう」


  「ああ、分かった」


  俺は頷いて答えた、リオンも興味があるようで、隣でみている。


  「まずは、現時点でレン君が把握してる事を教えてくれる?」


 

  俺はサーラに、体から15㎝ぐらいの距離じゃないと収納出来ないこと、自分から5mぐらいの距離の中ならゲートから収納した物を出せること、手じゃなくても体のどこかが収納できる距離にあれば収納出来る事、生えている植物は収納出来ない事と、俺が使ったマジック・ゲートの説明をした。



  「なるほどね、自分から5mぐらいの範囲って言ったけど、レン君との間に何かがあっても出せるの?人とか壁とか」


  「人がいても問題無い、前に戦ってる時に目の前の相手の背後から出した事があるんだが、普通に使えた、壁はやった事が無いから分からないな」


  「じゃあ、やってみよう、レン君は家の中に入って壁際から、外に出してみて」




  俺は家の中に入って、壁の前まで行ってから、外に物を出すイメージをしたが魔法は発動しなかった。


  「無理みたいだな」



  俺は外に出て報告した。



  「う〜ん、違いは何かな?距離的には変わらない筈だし、う〜ん」



  サーラは小声で何かを呟きながら、腕を組んでうんうん唸っている。


  「サーラは魔法に関する事だけは、真面目に対応するんだよ」


 

  隣で見ていたリオンが俺にそんな事を言ってきた。


  「それ以外は適当みたいな言い方だな」


  「そう言ったんだよ」


  リオンが笑みを浮かべながらそう返してきた。



  「そうだ‼︎じゃあ今度は家の中に入って、あの窓から外を見ながらやって見て‼︎」



  サーラは何か思いついたのか、勢いよく顔をあげると、そう言ってきた。

 俺は指示に従い、家の中に入って、今度は外を見ながら魔法を使った。すると今度は問題無く発動した。


 

  「見えてる事が条件なのか?」


  外に出た俺はサーラに聞いた。


  「そうみたいだね、レン君が前に相手の背後に出した時もレン君からそこは見えてたんじゃない?考えてみれば、範囲内の見えないとこにも出せるなら、相手の体内に直接、出しちゃえば1撃で殺せちゃって強すぎるよね」


  「確かにな」


  「よし、それじゃあこの調子で、どんどん検証しようか」


  サーラは笑顔でそう言った。


  「次は植物がなんで収納出来ないのか、でも抜いたり、枝を折ってとった場合は収納できるんでしょ?」


  「ああ、その場合は収納出来た」


 

  サーラは続けて質問をしてきた。


  「地面の土を収納する事は出来る?」


  「手でとったり、した場合は大丈夫だが、直接一部分だけ収納するとかは出来ないな」



  すると、サーラはまた1人でぶつぶつと、何かを言いながら考え込んでいる。



  「もしかして、大きすぎて収納出来ないとか?」



  サーラ考え込むのをやめて、そう言ってきた。



  「前にかなりでかい岩を収納出来たぞ?」


  「いや、そんな規模の話しじゃなくて、もしかしたら地面全体が収納の対象になっちゃってるんじゃない?」


  「つまり、この大陸全部が対象になってるってことか?」


  「そう、だから草とか木は地面から生えてるから、生えてる草や木を収納しようとすると、その下の地面も対象に入っちゃってるんじゃない?」


 

  俺は、その説明を聞いてなっとくした。


  「なるほどな、ちょっとやってみるか」


  俺は近くの木の棒を、地面にさして収納しようとした、だが収納魔法は発動しなかった。その枝を抜いて、もう1度収納魔法を使うと問題無く収納出来た。



  「サーラの予想で、あってるみたいだな」


  「じゃあ、人の装備や持ってるものは収納出来ないんだね、生き物が対象に入っちゃうから」


  「多分そうだな、サーラちょっとこの枝を握ってみてくれ」


  その状態で枝を収納しようとしたが、予想通り枝が弾かれて収納出来なかった。


 

  「ねえ、そういえば、そのゲート?って1つしか出せないの?」


  「いや、やってみた事がないから分かんないな、やってみるか」


  俺はゲートを2つ出すイメージをして、そこから物を出そうとしてみた、するとゲートが2つ出現して、物を出す事が出来た。



  「お〜成功だね」


  「そうだな、他にも色々試してみるか」



  俺達はその後も魔法の検証を続けた。












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