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異世界で収納魔法しか使えないけど頑張る‼︎  作者: トキ
第四章 エルフの里

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第六十話 エルフの里の長

 


  家の中に入って、昼飯を食べた俺達は、午後の特訓をする為に裏口から外に出ようとした、だが扉をノックする音が聞こえた。



  「表の方だね誰だろう、はいは〜い、今でま〜す」



  サーラは返事をしながら向かうと、扉を開けた。



  「サーラさん、長が呼んでいます。それとここにフレアさんはいらっしゃいますか?フレアさんのお連れの方もいれば、一緒にきてほしいそうです」


  「レティスちゃんが?フレアちゃんならいるけど、なんで?」


  「自分は詳しい理由は聞いてないので何とも、関係あるかは分かりませんが見回りをしていた、バートとクレントが長の所にいました」


  「分かった、ちょっと待ってレン君達に聞いてみるから」



  するとサーラは、俺達の方に戻ってきた。




  「今の話し聞いてた?うちの里の長が呼んでるみたいなの、来てもらっていい?」




  俺はリアナ達の方を見て確認したが、問題無いようなので行く事にした。



  「ああ、聞こえてた、俺達も長の所に行くよ」


  「ありがとう、それじゃあ行こっか」



  俺達は家を出て、サーラを呼びに来た男のエルフと一緒に長のいる所に向かった。


 



  暫く歩くと、他の家よりも大きい家についた。男はノックをすると中から、エルフの里に入る前に最初に森で出会った男の内の1人が出てきた。




  「サーラさん達をお連れしました」


  「ああ、ご苦労だった、ここまでで大丈夫だ、後は俺が連れていく」




  ここまで連れてきた男は、どこかに行ってしまった。



  「サーラさん長がお待ちです、それとフレア、先ほどは助かった本当に感謝する」


  「気にするな、お前達を助けたのはたまたまだからな」



  男はフレアにお礼を言っている。



  「フレアどういう事だ?」


  「今日の午前中にちょっとあってな、多分今から長とやらの所で説明されるんじゃないか?」



  すると男が答えた。



  「ああ、今から長の所で説明する、それと俺の名前はクレントだ、最初に森で出会った時にいた、もう1人も長の部屋にいるあいつの名前はバートって言うんだが、まあよろしく」


  「分かった、よろしくな、俺達の自己紹介は多分長の所でもやると思うから、その時にまとめてするわ、何度もするのは面倒だからな」


  「分かった、それじゃあ長の部屋に案内する」



  俺達はクレントの後について、2階に上がり、1つの扉の前まで行った。



  「レティスさん、サーラさん達をお連れしました」

 

  「おう、入れ」


  中から乱暴な話し方だが、女性の声でそう聞こえた。長は女性なのか?



  「失礼します」



  俺達は、クレントに続いて部屋に入った。


 

「やっと来たか、おせ〜ぞサーラ」

 

  「やっほ〜レティスちゃん、相変わらずせっかちだな〜」


  「ちゃん付けで呼ぶなっていつも言ってんだろ」



  部屋の中は、椅子に座って待っていた女性と、最初に森で出会ったバートという男がいた。

 レティスと呼ばれた女性は、長身ですらっとした体型をしていて、パイプを吸ってその煙を吐きながらサーラに文句を言っている。

 


  「それで?なにかあったの?」


  「ああ、だがその前に、お前がフレアか?」


  「そうだぞ」



  すると、レティスはフレアに頭を下げた。



  「うちの里の者を救ってくれた事、感謝する」


  「さっきクレントには言ったが、たまたまだから気にしなくていいぞ」



  頭を下げているレティスに、フレアはそう言った。



 

  「ねえ、レティスちゃんどういう事?」


  「今から説明してやるからちょっと待ってろ、その前に私がこの里の長のレティスだ、敬語とか使わなくていいぞ、面倒くさいからな」



 

  俺達もそれぞれ自己紹介をすると、レティスがリオンに話しかけた。




  「お前がパーティーに入ってるとはな、少しは戦闘好きが治ったのか?」


 

  レティスが、からかうように言った。



  「病気みたいに言わないでほしいんだけどね」


  「あれはもう病気だろ、私と初めて会った時の事忘れたのか?私がお前からの勝負を断ったら、お前いきなり斬りかかって来ただろ」


  「うっ、あの時は気持ちが抑えられなくてだな」



  リオンがばつが悪そうに反論している。



  「思い出話しは、後にしてよ、それで?何があったの?」


  「ああ、サーラは知ってるだろうが、最近魔物の出現が多くなってるのは知ってるか?」


  「いや、初めて聞いたな」


  俺はレティスにそう言った。


 

  「そうか、理由は分かってないが、最近魔物出現がここだけじゃなく、他の国でも今までよりも多くなってやがるんだ、まあ他の国の事は町まで買い出しに行ったエルフから聞いたんだが、それでこの里は結界で守られてるから問題無いが、結界の外に魔物が増えすぎててな、たまに数を減らしていたんだが、今朝、森の見回りに出ていた、クレントとバートが魔物の集団を見つけたらしくてな、ここからはクレントから聞いてくれ」



  すると、クレントが話しの続きを話し始めた。



  「俺達だけでは、その数を相手にする事は絶対に無理だった、だからなんとか報告だけでもと思い覚悟を決めた時に、フレアが来てくれてな、魔物の集団を1人で全滅させたんだ、それでフレアに助けられた俺達は、長にその事を報告して今に至るわけだ」


  「なるほど、フレアはそんな事してたのか」


  「朝に大量の魔物の気配を感じてな、様子を見に行ったんだ」


 

  なるほどな、だから朝からいなかったのか。


  「それで、サーラには定期的な森の様子の確認と、魔物の駆除をして貰おうと思ってな、お前ならなんかあっても大丈夫だろ」


  レティスは、パイプを吸いながらそう言った。


 

  「そうだ‼︎じゃあ特訓として、レン君達にもやって貰うおう、腕試しも出来て丁度いいし」


  「まあ、ちゃんとやってくれんなら、なんだって構わねえよ、用事は以上だからもう行っていいぞ、わざわざ呼び出して悪かったな」


  レティスその言葉を聞いて俺達は外に出ることにした。



  「りょ〜かい、それじゃまたね、レティスちゃん」

 

 

  俺達はレティスの部屋を後にした。

 





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