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転生したら、最強の暗黒騎士だった!  作者: 社畜チョコ


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4話 サラサの町 その2

投稿します。よろしくです。

「何となくだけど、いい町だな!」


石畳を登り、古着屋の扉を開いた。木が擦れる音がして中を覗けば、案の定たくさんの古着が迎えてくれた。中に入り、適当に見つつ、奥に進めば男の店員が一人で何か作業していた。


「いらっしゃい!なんだシュリか。今日は一人ではないんだな。」


「ボン、知り合いを連れてきました。アッシュといいます。ウルフの毛皮の買取と適当に古着を見繕ってほしいです。私は自分の服を探してくるから。よろしくね。」


「わかった。ウルフの毛皮を先に見せてくれ。」


抱えていた毛皮を渡すと一通り見て、銀貨5枚となった。頭部が弾けて雑になっているので、しっかりと残っていれば良かったらしい。次は気をつけよう。


「お兄さん、いやアッシュと言ったか。随分と体格がいいからな。これなんてどうだ?」


旅人の様なラフな上下組の服を渡された。確かに肩幅がかなりあるので、これはいいかも。


「いいな。これを買うよ。いくらだ?」


「古着だから、銀貨4枚でいいよ。新品なら金貨1枚だからな。あそこで着替えてこいよ。その破れた服は、いくらなんでも酷いな。」


長い布が垂れ下がっているスペースで服を着替えて、久しぶりにまともな服を着ることが出来た。わずかに窮屈な気もするがまあいいだろう。


「これを捨てておいてくれないか?」


古着屋の店主ボンに脱いだ破けた服を渡すと、まじまじと見てから顔をあげた。


「おいおい、これは破けているが、よく見たら、かなり上質の布で出来ているぞ。魔物か?それも上位の魔物の皮を使っているな。初めて見たが、持って帰るか?買取でも俺では、出せて金貨10枚までしか出せんな。実際は、もっとはるかに価値があるだろうな。どうするか?」


「いや、金にかえてほしい。もっと下着や服を買いそろえたい。よろしく頼む。」


「わかった。一着では困るからな。適当に金貨3枚分見繕ってやるよ。ほれ、金貨7枚と銀貨1枚。」


シュリも服を一式購入したようで、二人で店を後にした。シュリは俺の服を買ってくれるつもりだったらしく、事情を説明したらとても驚いていた。


「金貨10枚ですか!どこかの貴族様の服ですね。」


「今日は疲れたので、もう宿に行きましょう。いつもの素泊まりのところでいいですか?」


「別にかまわないが、俺の懐に余裕が出来たので、食事の出る所に俺の奢りで行かないか?まぁ、いつも世話になっているお礼みたいなもんだ。しっかりと休もう。」


「いいですけど、一部屋借りて、朝夕の食事と泊まりで金貨1枚はかかりますよ。本当にいいのですか?素泊まりなら、銀貨2枚で済むのに……。」


「大丈夫だ。行こう。案内してくれ。たまには贅沢もした方がいいよ。というか、シュリは学校に行った方がよくないか?まぁ、俺もだけどな。」


「学校には行った事はありません。字も書けませんけど、話は出来ます。薬草も見分けられるので、平気ですよ。」


「まぁ、この話はお金の問題もからむ難しい問題だから後で考えようか。でもシュリも14歳だから数年でも勉強できたら、例えば薬草に関して理解を深められれば、ポーションだって作れるかもしれないし。」


「アッシュも何か興味があることを学んだりしたいのではないですか?」


「そうだな。とりあえず色々と知りたい事は多いな。あれか?今日泊まる予定の宿は?」


「そうですよ。行きましょう。」


宿屋の看板を確認してから、少し早いが一部屋借りる事が出来た。広い部屋ではないが、ベッドも二つあり、ゆっくりと出来そうだ。


階下に降りると、そこそこ夕食を食べているグループがおり、特に気にする事もなくシュリと食事をとった。


「この肉は上手いな?何の肉なんだろう?」


「あっ、それはオークの肉ですよ。魔物の肉ですが、本当に美味しいですね。私にはご馳走です。両親と食べた事が以前ありました。」


「ふ〜ん、シュリは何に興味があるんだ?やっぱり薬草とかかな?ポーションは作りたいのか?」


「あれは、マーサもそうですが、錬金術師の仕事で、多く勉強してきた才能のある一握りの人がなれるものです。私には到底難しいです。字も読めませんし。」


「そうなんだ。薬草を採取して売るだけでは、この先がきついだろう。今は若いが、年を重ねれば、山を越えるのもつらくなる。怪我だってあるだろう。俺も何か考えるよ。二人で出来たらいいな。」


「確かにそうですね。今の事しか私は考えていませんでした。お金があれば、2人で勉強した方がいいかもしれませんね。二人共、字も書けないのは厳しいです。高いですが、本でも買ってみますか?」


「出来れば借りる事で済ませたいな。シュリの知り合いの道具屋のマーサは本とか勉強を教えてくれないかな?ある程度の報酬があれば、引き受けてくれないかな?」


「マーサは優しいからね。頼めば教えてくれると思う。でも甘えるだけでは駄目だから。そうね。対価を用意できたら、お願いしてみようかな。私達に勉強を教えてくれるように。」


「いいね。とりあえず金策を考えていこうか。」


部屋に戻り、シュリは疲れていたのかすぐに寝てしまった。俺は全然疲れていないので、少し散歩でもしてこようかな。部屋の鍵を閉めて、受付に預けて、すぐに戻ると伝えてから夜の町にくり出した。

何か疲れた。みんな疲れてない?

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