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転生したら、最強の暗黒騎士だった!  作者: 社畜チョコ


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31話 ダンジョンに挑戦する

投稿します。よろしくです。

宿に戻り、シュリの様子を確認した。寝ている様に見えたが、熱がかなり高い気がする。うなされているので、ダークヒールをかけてどうするか考えた。


「マーサの所に帰ろう、シュリ!」


シュリを抱きかかえて、宿を後にした。


「ダークムーヴ!」


昼間だが闇が足元から現れて、俺とシュリの体を包んだ。闇が俺とシュリを一瞬にしてサラサの町の入口まで移動した。


「シュリ、もう少しだ。」


「カラン、コロン!」


「マーサ、いるか!俺だ、アッシュだ。」


店の奥から足音が聞こえて、マーサが顔を見せた。シュリがぐったりしていたので、慌てて近づいてきた。


「何があったの?」


「少し前から調子を崩していたが、バッキガムに入ってから、高熱を出して、それから熱が下がらない。」


「あぁ〜、まずいわ。以前、おそらく私が王都にいた時に流行っていた不明熱だわ。熱が出てから、3週間後に半分の人がなくなったわ。熱が発症してから、何日がたったかしら?」


「2日だ。まだ時間は残されている。何か手立てはないのか?」


「わからないわ。半分が助かったけど、後遺症を残して寝たきり、記憶喪失など色々よ。死んだ方がましと言われるほどの激痛に悩まされる人もいたわ。それだけ恐ろしい病よ。」


「……」


「……一つだけ方法があるわ。でも、星をつかむほどの可能性よ。伝説のエリクサーを探して頂戴。そうすれば、シュリは助かるわ。」


「どこにあるんだ?」


「ダンジョンの最下層にあるとおもうけど、およそ人の到達出来る領域ではないわ。ドラゴンの肝を使った素材から作れるらしいけど、レシピもなければ私にはとても無理だわ。大錬金術師なら感覚でわかるかもしれないけど、それでは時間が間に合わないわ。」


「俺が戻るまで、シュリの事を頼む。北東にあるダンジョン都市アルフォンスに行ってくるから。」


店を出てから、ダークムーヴを使って一瞬でアルフォンスに着いた。一度行った事があれば、移動できる闇魔法である。


門をくぐり、冒険者ギルドに向かった。Dランク一人では本当にダンジョンに入れないのか確認するためだ。受付があいていたので聞いてみることにした。


「Dランクのアッシュだ。ダンジョンに入りたいのだが、一人でも可能か?」


「ええ、可能ですが……基本的にはパーティーやクランで活動しています。それこそ数ヶ月単位でもぐる人達もいますから。荷物も複数になりますからね。」


「わかった。」


ダンジョンに入る前に食料と着替えを1年分位購入して、ダークボックスに保存しておいた。俺は、疲れ知らずなので、夜も近いがそのままダンジョンに向かった。入口には兵士がおり、冒険者カードを見せたら普通に中に入れた。


目的はエリクサーであるので、それ以外は基本的には無視するつもりだ。中に入りひたすら走り、ダンジョン産の魔物が襲ってくれば殴りとばした。


ひたすら休まずに走り続け、途中歩きながら水や食料をとり、睡眠は必要ないので、また走る事を繰り返した。かなりのハイペースなので、1週間で70層までたどり着いた。魔石や宝箱があれば中を確認したが、エリクサーは見つけられない。


ダンジョンには各層にワープとよばれる移動手段があり、一度たどり着けば1層にも一瞬で戻る事が出来る。早くしないとシュリが危ないので、先を急ごうと思う。


95層を過ぎたあたりから魔物の数が増えてきて、今までの様に進めなくなってきた。デュラハンの軍団が次の階層に向かう道をふさいでおり、破壊尽くすのに手間がかかった。96層ではレッドドラゴンが複数体おり、マグマでとても高温になっていた。


ブレスをまともに受けたが、ノーダメージだったけどね。顔を殴ったら、消し飛んだので魔石だけもらっておいた。99層は、迷路になっており、落とし穴や矢、槍などが飛んできたが、かるくよけておいた。


「そろそろ戻らないと時間が危ないかもしれない。」


独り言をつぶやいていると、違和感のある壁を見つけた。かるく叩くと空洞になっているように感じたので、ぶん殴ったら中は部屋になっており、宝箱が置いてあった。中は金色に輝くポーションが入っていたので、間違いないだろう。


念のため鑑定スキルで確認したが、エリクサーと表示されており、一度だけあらゆる病気や怪我をすべて治すと書いてあった。ダンジョンは、そろそろ終わりそうな感じだったが、目的を達したので戻る事にした。


ワープで1層に移動して、そこからダークムーヴでサラサの町までとんでマーサの店を目指した。


「マーサ、俺だ。開けてくれ!」


深夜になっており、鍵が閉まっていたが、扉を叩くと鍵があいた。中からやつれた顔をしたマーサが顔を見せた。


「アッシュ、……シュリと別れの言葉をかわしなさい。残念だけど、もう長くないわ……」


急いで建物の中に入り、シュリの元へ向かうとやつれた顔をしたシュリがいた。体重もかなり落ちたのか。


「待たせたな。これを飲んでくれ!」


シュリの体をゆっくりと起こして、口にエリクサーを運べば、シュリの体が光り輝いた様に見えた。鑑定スキルで確認したら、健康となっていたので大丈夫だろう。


「嘘でしょ!アッシュ、エリクサーを飲ませたの?」


「そうだ!ダンジョンの99階層の隠し部屋にあった。3週間もかかってしまった。」


「信じられない、まだダンジョンの攻略は70層あたりで止まっていたはずよ。どんな手を使ったのよ?」


「正攻法でやったが、そんなことはいいだろう。シュリが助かったんだ。」


念のため鑑定スキルでもう一度確認しておいた。


【ステータス】

名前:シュリ(大錬金術師)

レベル:2 健康状態良好

HP:80

MP:120

装備:一般的な服

魔法:生活魔法、錬成Lv1


先程まで死にそうな感じだったのが、嘘の様に元気になっていた。意識もすぐに戻るだろう。安心したのか気が抜けてしまい、俺自身疲れ知らずだが、3週間走り続けて、魔物を倒していたので、少し部屋を借りて休む事にした。


何か眠い。

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