24話 魔王軍討伐 その1
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初心者ダンジョンを攻略して以降、サキとユーリが解放されて、俺はセブンスの欠員補充として加わる事となった。
雷属性の事は伝えてないが、勇者の適性があり、剣術に優れていることは伝えた。ダンジョン以外の訓練は、ジョンと組む事もあり、剣神と互角の戦いをしている。
各々がその道のエキスパートであるが、単純な戦闘力でいえば、おそらくジャックが一番だろうな。
「セブンスランク付け」
1位 ジャック 覇王
2位 レイン 勇者
3位 ジョン 剣神
4位 メイビス 弓神
5位 ルイーズ 大賢者
6位 スネーク 槍神
7位 オリビア 大聖女
※あくまでもフェアな条件で戦闘した場合を想定しており、実力差はわずかで、オリビアがジャックを倒す事も考えられる。
「集まってくれ!」
セブンス同士の訓練中に久し振りに騎士団長がやってきた。
「とうとうこの日がやってきた。我々、人類が魔王軍を倒す日が決まった。一週間後に、魔界に向けて出発するので各自そのつもりで。」
「やっとかよ?」
「国王様より激励のお言葉を頂くので、明日、正装で王城に参られよ!」
翌日、セブンスが王城の国王前で膝をついて頭を下げている。俺は初めてだが、ここに来るのは数年振りらしい。
「よくぞここまで来られた。ダンジョン攻略の話も聞いている。その力を発揮してもらう時がきた。頼んだぞ!セブンス。」
度重なる事件や不祥事を起こしてきた俺以外のセブンスがやっと力を発揮する時がきた。
「魔王討伐の暁には、王女をもらうから約束を違えるなよ。」
ジャックは、どうしても王女が欲しいらしい。確かに若くて色が白く、権力もあり教育もしっかりとされてそうだが、こちらを見下した目をしている。セブンスの起こしている事を知っている目だ。
「その約束必ず守ろう。」
「他の者には金と地位をやろう。ではゆけ!」
装備のメンテナンスを行い、俺はアイテムボックスに食料など色々と準備しておいた。支給されたお金を使って、ポーションなど用意しておいた。数万の軍で動くので、本来は必要ないが何が起こるかわからないからな。
前世の記憶から暗黒騎士に出会わなければ、魔王討伐は可能だと思う。神出鬼没な所もあるので注意したい。後は魔王、魔王軍四天王くらいだ。
東の大国ザラットからも大軍が北からくるので、俺達カサンドラ王国は西から南にかけて魔界に攻め込む。今回の進軍は過去最大級である。俺もさっさと魔王を倒してセブンスを抜けたい。
当日、魔界に向けて出発した。大軍でゆっくりと進んでいるので、魔界の入口まで3日はかかりそうだ。
サキとユーリは、軍の後方支援に参加しているようだ。やめておけと伝えていたが、言うことを聞かなかった。セブンスが先頭にいるから会うことはないだろうが。
魔界の入口に入ると、強力な魔物がお出迎えしてくれた。マンティコアやゴーレム、その他複数の魔物が見える。
「いくぞ!」
「神の怒り アクアエッジ!」
大聖女オリビアの放った複数の鋭い刃が魔物に襲いかかり、魔物を蹴散らした。生き残ったマンティコアがこちらに向かってきたが、ジャックが首をへし折っていた。
魔物が次から次へ襲いかかってくるため、進軍の速度は大幅に遅くなっている。一週間を過ぎたが、まだ魔界の中心地帯に入ったあたりである。夜も関係なく攻めてくるので、戦闘部隊が交代で休んで少しずつ進めている。徐々に負傷者が増えてきている。
「くそが!いつまでかかるんだ!あ~イライラする。」
荒れているのは、スネークであり周りにいる兵士にあたり散らしている。
「あれ?女兵士がいるじゃん!こっちに来いよ。暇してんだよ!おい、何逃げてんだ?」
「やめろ、作戦会議だ。こちらに来い!」
騎士団長に連れられて集められた広い天幕には、セブンスの7人と騎士団長、副騎士団長、第2席、第3席、第4席の12人である。
「現在、我々は魔王城に南側から進軍しており、ここの位置にいる。東の大陸ザラットは、北側から攻めており、現在は物見の話だとこの辺りだ。四天王の配置は、北と南で2人ずつなので、何とか倒して魔王城に向かう!」
「ザラットに先を越される心配は今のところないが……」
「中央まで進んだところで、大軍を待機させて、セブンスを3、4人に分けて四天王の討伐に向かう!討伐後に大軍を動かして、四天王の城に入る。異議はあるか?」
「ないけど。私は大軍に残るわ。一人くらいセブンスがいた方がいいでしょう。」
大賢者ルイーズの意見は採用されて、騎士団長以下数名がセブンスにつきそうことになった。
俺はスネークとメイビスの3人と組んで、騎士団10名ほど借りて南側の四天王討伐に向かった。ここはカサンドラ王国の南西に位置する。
中央から離れる事で魔物の数は減ったが、四天王の城が見えたところで、城門を護衛する魔物が見えてきた。あれは確かガーゴイルで近付くと動き出すはずだ。四天王最弱のオークキングがその先で待っている。
「四天王の首は俺がとるからな。俺の邪魔をしたら、まとめてぶっ殺すからな。」
「はいはい、好きにすれば~」
「……」
「テメーら、遅れるなよ!」
先頭を走り出したスネークの後を追い、メイビス、俺が後に続いた。城を奪うため、残りの騎士は周辺の魔物討伐を始めた。
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