23話 初級ダンジョン
投稿します。よろしくです。
結局、俺達一般コースの3人とエリートコースの2人はセブンスのダンジョン攻略の為に協力する事になった。あの後、担任も含めて、学生も何人か生きていたらしいが、退学したらしい。
「私達に選択の余地はないわ!何とかセブンスの機嫌を取りつつ任務をまっとうするわ。」
「ジャックはおかしいけど、他のセブンスの人達はまともかもしれないし。そうよ。絶対そう!」
勝手に自分の中で完結しており、おめでたいと思うがそれはない。奴らは個性が突出しており、協調性もない。魔王軍討伐の目標があるだけで、それが終われば誰も制御出来ないだろう。
一週間後、準備を整えて3人で初級ダンジョンに向かった。ダンジョンの入口まで到着したが、騎士団の人が数人いるだけでセブンスやエリートコースの選ばれた2人は来ていなかった。
「俺達が先か?」
「荷物持ちの二人がいないわね?」
「まさか逃げたとかないわよね?」
騎士団からセブンスの荷物の説明を3人で受けている間も2人は来なかった。
「俺達以外に他に二人、荷物持ちがいませんでしたか?こらからですか?」
「あ〜あいつらは来ないよ。というかこの世にいないしな。代わりに俺達が呼ばれたというわけさ。お前らも逃げる様な真似はしない事だな。」
「な……、この間まで生きていたよな……」
「そんな……」
「私は死にたくない。」
泣き出した二人をどうすることも出来ず、とにかく時間が過ぎるのを待った。しばらくするとセブンスの6人が現れた。
「ちゃんと来てるじゃねぇか!目が赤いけど何かあったんか?」
長い舌を出してサキとユーリに近付いてきたのは、セブンスの一人スネークである。こいつは女を穴としかみていないクズ野郎だ。
「何もない。あんたは気にしないでくれ!二人は俺が面倒を見るから、あんた達はダンジョン探索に集中してくれ!」
「……誰に口をきいている!誰が俺に話しかけていいと許可した!あぁ!」
猛烈な突きがスネークの腕の間から放たれて鉄の剣で何とか受けたが吹き飛ばされてしまった。あと少しガードが遅れていれば俺に刺さり、貫通していただろう。鉄の剣が砕けてしまった。前にメイビスの矢を受けて穴があいた剣とは別の新品の剣が一撃でダメになった。
「やめるんだ!これ以上、荷物持ちを減らすな。騎士団長や国王に報告させてもらうぞ!」
「わかったよ!何て言うとおもうか!」
気づいた時には、口を挟んだ騎士の目を槍が貫通していた。
「何をしているんだ!やめろ!」
もう一人の騎士が、セブンスの一人ジョンに一刀両断されてしまった。
「ルイーズ、燃やしておいてくれ!騎士はここに来ていなかった。以上だ。さっさと初級ダンジョンに行くぞ!早くしろ。」
騎士の死体を燃やしているのが、放火魔のルイーズだ。最近、王都で起こる火事の大半はこいつの仕業だ。人間や物が燃えるのを見るのが好きな変態である。今も嬉しそうに燃やしている。どうしたらこんな悪党が集まるのか。
「サキ、ユーリ、死にたくなかったら俺から離れるなよ!」
二人が頷いたのを確認してから、ダンジョンに荷物を持って入った。俺のアイテムボックスにすべてしまっておいたけど。両手はあけておいた方がいいだろう。
ダンジョンに入り、セブンスの後方を歩いている。時々現れるゴブリンやホーンラビットを一振りで蹴散らしながら、奥に進んでいる。数時間進んだところでセーフティーエリアに到着したので、休憩になった。ダンジョンのおよそ半分まで来た。
本来であればもっと時間がかかるが、一振なのと魔石の回収のみなので早い。回収は、俺達の3人が行っているが……。
「サキちゃん、ユーリちゃん、こっちにおいでよ。お話をしようよ!」
猫なで声で話しかけてきたのは快楽殺人鬼のジョンである。青ざめた顔をしている二人が俺を見たので代わりに答える事にした。
「すみません。慣れないダンジョン探索で二人とも疲弊しておりますので、どうかこちらの事は気にせずに、休んで下さい。さぁ、向こうに行くぞ!」
「君に言ってないんだけど……。」
「ほっとけば?ただの荷物持ちだし。」
「そんなことより、ジョン、久し振りに私と楽しい事をしようよ!」
「いいな。」
ジョンとオリビアが二人でどこかにしけこんでしまった。今日の探索はここまでなので、自由時間である。セブンスから少し離れた所にテントをはり、3人で休んだ。
深夜に俺達のテントに近づいてくる気配を感じた。サキとユーリは寝ているのできづいていない。剣を掴んでテントの外に出ることにした。
「こんな夜中に何か用ですか?スネークさん。」
「小便だよ。それより後ろにいる女を一人譲ってくれないか?溜まっててよ。ジョンの野郎は、オリビアとよろしくやってるし。いいだろ?少しくらい。」
「お帰り下さい。お金を払って遊んで下さい。」
「たくっ、かてーな!」
槍を突いてきたので、剣でいなしたがリーチが不利なのでやりずらいな。
「なら、テメーを殺して二人とも頂く事にするわ!」
何度か打ち込んできた槍をいなしていると、しびれをきらしたスネークがスキルを使ってきた。
「槍神術奥義グリッドランス」
無数の突きが放たれて俺に向かってきた、本気で俺を殺すつもりらしい。荷物持ちはいらないのか?
「セイクリッドスラッシュ!」
二つの斬撃がぶつかり合い相殺された。何とかなったようだ。
「完全にきれた!テメーは、ここで殺す。ぜって~殺すからな。」
「やめろ、スネーク!」
「ジャック、テメーに関係あんのか?」
「セブンスの目的を忘れたのか?数年後、魔王軍討伐に向かうにあたり、時間もない。そうでなくても、バルガスが死んで、一人かけているんだ。こいつを後釜に考えている。」
「何だって!ふざけるなよ。こんなただの荷物持ちがセブンスになれるのかよ?」
「メイビス、どう思う?」
「私は賛成よ。レインと言ったかしら。あなたバルガスより強いわ。うん、間違いない。」
「そういう事だ。スネーク、こいつらに手を出すな。わかったな。」
「待ってくれ。俺がセブンスに入ったら、こいつらを解放してくれ!それが条件だ。」
「わかった。いいだろう。約束を違えるなよ。」
おそらくジャックがセブンスのリーダーなのだろう。覇王の後に道が出来るが、俺の適性は勇者だ。今は、同じ方向を向いているが、いずれ敵として会いまみえるだろうな。
野球面白いな!




