44.港・信用・拠点
『こっ、降伏する!』
「時間切れよ」
ブルネットは冷たく言って射撃する。
ベリル号に搭載された特大タキオン砲ではなく、猫の巣号に搭載された多用途対空砲を使っている。
遠隔操作なので狙いを修正するのに少し時間はかかるが、標的である涙滴型宇宙船は既にエンジンを潰されていて回避できないので簡単に当たった。
強力な発信機と発光器が粘着弾と共に直撃し、涙滴型宇宙船が揺れながらライトアップされた。
「これで10隻目っすか……」
スッスはぐったりしている。
「忠誠心なのか脳をいじられているのかは分かりませんが、徹底抗戦の命令に従っているのでしょうか」
俺は思わずぼやいてしまう。
こちらからの降伏勧告(地球人に引き渡すが拷問はしないしさせない)を断られた以上、長々と時間をかける余裕はない。
「あの船の人間、この期に及んで条件交渉ができると思っているのよ。よくいる種類の人間ね」
「人間かどうか怪しい部分もあるっす。言動が4人目と6人目と似すぎてるっす。機械化しすぎると、人間じゃなくて生体パーツを組み込んだ機械になることあるっす」
スッスの光翼は、怪談を怖がっているかのように『ぷるぷる』している。
「俺の場合はどうでしょうか?」
「先輩は神経にケーブル繋いだだけじゃないっすか。体に負担がかかる以外に悪影響はないっすよ。負担の大きさが大問題っすけど」
後半は医者としてのコメントであり、普段は軽いスッスの雰囲気が重々しいものになっていた。
「あなた。次の標的に向かってちょうだい」
「それは構いませんが、10隻目の進路だと再度捕捉するまで時間がかかってしまいますよ?」
進路を変更して11隻目に向かいながら、俺は念のため質問する。
「降伏したふりをして自爆という展開が怖いのよ。酸素が不足した状態でもう一度降伏勧告するつもりよ」
「了解です。次の11隻目は……ううん?」
まだベリルに気付いていないはずなのに、何もない方向へレーザー砲で攻撃し続けている。
攻撃してるときの方が見つかりやすいとはいえ、エネルギーの消費を考えると危険な行動だ。
『降伏する! 誰かいないのか! こんなところで死ぬのは嫌だぁっ!』
積み重ねた経験と鍛錬を感じさせる声が、完全に恐怖に染まって泣き叫んでいる。
俺が意見を求めるためにブルネットを見ると、ブルネットは小さく息を吐いて首を左右に振った。
「私たちはサルさんがいるから落ち着けているだけよ。航路もない方向に飛び出してしまったのなら、あの反応は一般的なの。スッス、これまでの交戦データから敵船の性能の予想はできる?」
「これっす!」
「ありがとう。……経営者目線ではコストの低い良い船ね。サルさんを乗せる気には絶対にならないけど」
ベリル号の特大タキオン砲が狙撃を開始する。
最小限のエネルギーを与えられたタキオン粒子が、涙滴型宇宙船の対空砲やレーザー砲塔に直撃してその形を崩す。
「落ち着きなさい。降伏するなら、あの惑星がある星系まで連れていってあげるわ」
交渉するブルネットを横目で見ながら、俺は自力センサーではなく肉眼で外(正確には外を映している画面)を見る。
ここには大気は存在しない。
はるか遠くにある極小の光は瞬かず、ここはどこまで進んでも変化のない空間に見えてしまう。
まあ、自力センサーに意識を向ければ、光速の一万倍で飛ばすには障害物が多すぎる空間なんだがな。
『本当だろうな! う、嘘はっ』
砲塔型のレーザー砲が向きを変えようとするが、既にレーザー砲は大破しているので動けない。
「抵抗するなら放置するわ。窒息死や餓死する前に救助がくればいいわね?」
『わかった! 降伏する、するからぁっ!』
人間が追い詰められると、どこまで余裕をなくしてしまうかの実例を見て、俺は、ブルネットたちをこんな目にあわせないことを改めて心に誓った。
☆
「ちょっ、先輩!? 猫の巣号のナビゲートまで自分に任せるって正気っすか!」
「今のスッスなら大丈夫ですよ。母港までは一度自力センサーで安全を確認しています。安全運転で飛べば問題ありません」
「ンなわけないっす! んひっ、今デブリがかすめたっす!」
スッスは騒いでいるが操縦は見事だ。
涙滴型宇宙船の残骸を船倉に詰め込んだ上で、トラクタービームで複数の涙滴型宇宙船を牽引する猫の巣号を、ベリル号から危なげなく誘導している。
デブリやガスの塊を危険に感じるのは、気付いてから即座に反応できる(素早く反応しないと事故で死ぬと言い換えることも可能)のだから問題ない。
「あなた。本当に大丈夫なの?」
小声で囁いてきたブルネットに、俺も小声で返す。
「飛行の難易度は高いですが、事故が発生した際の被害は限定的です。戦利品が2、3隻つぶれる程度ですよ」
「大金よ?」
「部下に経験を積ませるのも重要ですよ」
「限度があると思うっす!」
目を血走らせてコメカミに青筋を浮かべているのに美形なのは、すごいと思った。
『サル! 死体を動かす前に一度来てくれにゃ』
「了解です」
キンからの通信に応えながら、先ほどから全力稼働中の自力センサーにも意識を集中する。
俺なら障害物ともう少し距離をとるだろうが、この程度なら十分に安全だ。
今度はもう少し危険な飛行を任せても大丈夫だと思った瞬間、スッスは光翼を『びくっ』とふるわせて周囲を警戒する。
「あなた。揚陸艦の制圧が完了したそうよ。『尋問』のための協力を要請されているわ」
「地球艦隊からですか? それとも……」
「私たちが母港の警護を依頼した人たちよ」
「なら、全力で協力する必要がありますね。ベリル社長は嫌うでしょうが、星系管制に機械か人材の紹介をお願いしましょう」
金髪碧眼女の名前も知らないことに気付いたが、やるべきことが多すぎてすぐに頭から消え去った。
☆
直立不動の態勢から深く頭を下げる。
居住区の気温を下げても、人体の残骸の臭気は凄まじい。
(ありがとうございます)
文字通り命を使って強力な陸戦隊を仕留めた人々に対し、改めて感謝する。
彼らには命をなげうつ理由があった。
大事な人を奪った一味を殺す絶好の機会であり、地表では絶対に手に入らない報酬を手に入れる機会でもあった。
同時に、俺が『極めて高い確率で死ぬ』依頼を提示した結果でもある。
頭を上げる。
できる限り個人ごとにまとめられた遺体を、ひとりずつ見ていく。
俺の横にはブルネットとベリルとキンが、少し離れた場所には母猫耳と猫耳幼児たちが並んでいる。
皆、それぞれの方法で、死者に敬意を捧げ、その死を悼んでいた。
「一応言っておくっすが、直接触るのは駄目っす。宇宙服やパワードスーツを着ての作業も、先輩の体力を考えるとお勧めできないっす」
「にゃーたちがやっておくにゃ。ブルネットも今は大事なときなんだから安全第一にゃ。ベリルは地球艦隊との交渉があるにゃ?」
キンによって俺とブルネットとベリルが居住区から追い出される。
猫耳幼児たちも、改まった衣装の下僕たちにより居住区の外へ誘導される。
下僕たちはその場で宇宙服に着替えて、キンたちと一緒に死体袋へ遺体を移す作業をする予定だ。
「「「にゃあ」」」
困ったように鳴く猫耳幼児たちに、俺は一度咳払いをしてから話しかける。
「みなさん。一度食事にしましょう」
「「「デュプリケーターつかえないにゃ?」」」
戦闘に巻き込まれて壊れたデュプリケーターもあるが、大部分は無事だ。
しかし戦闘に巻き込まれたのは事実なので、食料を生産する前に一度メンテをする必要がある。
「食材は生産して備蓄しています。今日は久しぶりに肉団子と雑炊にしましょう」
「「「あぶら! かりかり!」」」
直前までの儀式を忘れたように騒ぐ猫耳幼児たちだが、儀式が始まる前より少しだけ大人びている気がする。
いや、よく見れば最初に会ったときより成長している。
最初に出会った頃の印象で『幼児』と思い込んでいただけで、今は見た目が『少女』の猫耳も増えている。
もっとも、今の言動は猫耳幼児のままだ。
久々に大型の調理器具が取り出され、熱源としてパワードスーツ用のレーザー砲が持ち込まれる。
体は疲れているが、過酷な戦闘とも超光速移動とも無縁な調理は、心を癒す効果がある。
作業を終え、全身を洗浄したキンたちと合流すると、全員で懐かしい食事を楽しんだ。
☆
その後、数週間かけて、ベリル運送は宇宙船を停泊させるための設備に総力を注いだ。
母港から伸ばしたチューブ状の『桟橋』を宇宙船に繋げるだけの設備でも、EVA(宇宙船外活動)での船から母港への移動と比べると、時間の消費も体力の消費も軽くて済む。
次に力を入れたのが居住区の改装と新設だ。
「埋葬方法についてここまで違いがあるとは思いませんでしたよ」
「猫耳の死体はゴミ扱いだったんだから、わざわざ口に出して言うわけねーにゃ!」
「俺が絶対にゴミ扱いなんてさせませんし、年齢的に俺が一番先に死ぬんですからゴミ扱いを許可するわけないでしょう!」
猫耳の前で本気で怒ったのは初めてかもしれない。
ばつの悪そうなキンにお願いして、戦場跡と化した居住区を閑静な公園に改装してもらった。
普段は(猫耳の中では珍しい)大人しい猫耳が静かに本を読んだりする場所、兼、慰霊碑や墓が立つ場所になった。
涙滴型宇宙船の残骸を使って、新しい居住区も既に完成している。
「「「この友好が永く続くことを祈って!」」」
そんな公園で盛大なセレモニーが行われている。
出席者はベリル社長に、護衛兼秘書役の下僕たち(パワードスーツ装備)、地球艦隊や地球の高官たちだ。
生き残った復讐者たちや亡くなった復讐者たちの遺族も参列はしているが、その数はとても少ない。
作り笑顔をふりまくベリルに遠くから手をあわせて謝罪をすると、気付いたベリルが物理的な圧力すら感じる視線を向けて来た。
俺はただひたすら頭を下げることしかできない。
「戦友たちへの配慮に感謝します」
本来ならセレモニーの主役のひとりのはずの復讐者(生存者の中で最高位)が、俺に対して深々と頭を下げた。
先程まで彼が向き合っていたのは、引き取り手がいなかった戦死者が埋葬された墓だ。
大規模な式典にも使える公園の中央ではなく、最も静かな場所に慰霊碑や墓がある。
いずれは、俺の墓も立つ予定の場所だ。
「我々ベリル運送は、あの方たちに大いに世話になりました。我々の墓地で安らげるかどうかは分かりませんが、せめてこれくらいは、と」
遠くのセレモニーの音が聞こえる。
ベリル運送、地球艦隊、地表の政府による腹芸大会が開催中であり、少なくとも壇上では、悼むことより政治を優先している者が多く見えた。
復讐者は何も言わない。
勲章も階級章も全て剥ぎ取られた軍服を押し上げる分厚い筋肉と、全ての執着が燃え尽きたかのような『無』の表情ばかりが目立つ。
「受け取り先が指定されていない遺族年金が多数あります」
俺が言っても何の反応もない。
敵揚陸艦の中で最後のパワードスーツ複数を相手に死闘を繰り広げられるほど強いはずなのに、今にも消えてしまいそうなほど気配が薄い。
「地表の政府が受け取る権利を主張していますけどね。それでは故人の遺志に反するのではないかと思いまして」
俺はタブレットを取り出す。
銀河通商ではなく、別の企業のカタログから購入した『対象を傷つけず、痛みも与えずに脳から情報を読み取る』装置で金髪碧眼女から引き出した情報が映っている。
「地球人が売られた先のリストです」
激情が噴き出した。
復讐者の表情は一切変わっていないのに、俺の体も自力センサーも、即時撤退を猛烈に主張している。
「ご覧のように、表側の企業から海賊のフロント企業まで多種多様です。いずれの企業も強力な戦力を保有しています。ベリル運送では艦隊戦力を撃破することはできても、生体パーツとなった地球人を回収することは極めて困難です」
リストの企業単独なら、ぶっ殺すだけならなんとかなる。
センサーの優位は速度の有利であり、速度で圧倒すれば大質量の超光速攻撃という反則技を使えるのだ。
だが、地球人の奪還は、ベリル運送単独では無理だ。
「私に……我々に、何をさせるつもりだ?」
『無』の表情のまま、瞳が地獄の炎のように輝いている。
「受け取り先が指定されていない遺族年金の代わりに、あの揚陸艦を差し上げます」
キンは呆れ、ブルネットは不満顔で、ベリルは悩んだ末で了承してくれた。
恩人の遺志を忖度するのは不遜かもしれないが、地表の政府に渡すよりも、俺たちが着服してしまうよりも、有意義な使い方だと思えたからだ。
もちろん、渡すのは揚陸艦だけだ。
捕虜や非戦闘員を含め、制圧時点で揚陸艦内にいた生存者は、全員地球艦隊や地表政府に引き渡している。
渡す前に情報収集はしたけどな。
「我々に、何をさせるつもりだ?」
先程と同じ言葉ではあるが意味は違う。
自称地球防衛艦隊の揚陸艦を除く全てだけでなく、奴らが呼び込んだ海賊全てまで倒したベリル運送と、参加者の大部分と引き換えに揚陸艦1隻を制圧するのが限界だった復讐者たちでは、持っている力が違い過ぎる。
ベリル運送が彼らを『地球人奪還を名目に使い潰せる陸戦隊』として扱うつもりと思ったのかもしれない。
「我々からは何も望みません。あなた方の好きにすれば良い。売り払って金にするのも、どこを襲うのも、あなた方の自由です」
俺は生きるためにベリル社長のスカウトに応じ、生きるためにベリル運送に尽くし、今は妻と子と家族と仲間のために港と信用と拠点を得ようとしている。
揚陸艦の譲渡は『信用』のための行動だ。
復讐者たちの怒りの方向をコントロールしようとすれば、俺はベリル運送ごと燃やし尽くされるかもしれない。
だが、復讐者たちに便宜を図ることで、少しだけ助力を得られる程度の『信用』を得ることができれば、揚陸艦1隻よりはるかに価値がある。
人的資源に全く余裕のないベリル運送とは違い、今回母港まで来られずに地表に留まっている復讐者の数は、まず間違いなく膨大だ。
今の俺の行動は、多数の地球人を死地に送り込む悪行そのものだ。
それでも、俺が復讐者の立場なら、あの揚陸艦のためなら命だって捨てる。
大事なものを取り返す可能性がわずかでも存在するのは、倫理的な言葉や行動ではなく、復讐者を敵の宇宙船や拠点に送り込める、あの揚陸艦なのだ。
「……謝罪し、感謝します。戦友たちと我々すべての望みのため、有効に使わせて頂きます」
俺に対して丁寧に礼をしてから去って行く。
復讐者が立ち去り見えなくなるまで、俺は生きた心地がしなかった。
☆
「サルくんのばかー! めちゃくちゃ疲れたんだよ!」
涙目で近付いてきたベリルが猫パンチを繰り出す。
十分に手加減されていても、痛い。
「サルさん。これで計画は完了?」
「拠点作りの初期段階が完了しただけです。9年と少しあとには租借権が切れますし。子育てのためには、租借権は10年は延長しないといけません」
「20年も子育てしたら、私はおばあちゃんになっちゃうわ」
「ブルネットはおばあちゃんになっても絶対に素敵ですよ。俺も格好いいおじいちゃんにならないといけないのはプレッシャーですが」
夫婦の会話は本当に心地良いな!
「あの、サルくん。お墓も作ったんだから、20年どころじゃなく延長しないといけないんじゃないかな」
ベリル社長が至極もっともなツッコミを入れた。
「まあ、はい」
「頑張って稼がないとね、あなた、ベリルちゃん?」
家族のためならいくらでも頑張れる。
ブラック企業づとめのときとは違って、頑張るのが最高に楽しい。
「健康第一っすよ!」
「そうね。健康にも注意しないとね、お父さん?」
ようやく安定した母港で、俺たちは本当に久しぶりの休暇を楽しむため、ゆっくりと歩きだした。
◆ BERYL FLEET
規模:2 防衛:4 遠征:5
◆ BERYL THE GREAT MK3
船体:3 / 跳躍:4 / 航続:4 / 装甲:0 / 居住:4 / 船倉:0 / 兵装:5
◆ BERYL THE GREAT MK2 ※故障中
船体:3 / 跳躍:2 / 航続:3 / 装甲:1 / 居住:2 / 船倉:2 / 兵装:4
◆ CAT'S NEST MK2(4/4)
船体:4 / 跳躍:2 / 航続:4 / 装甲:4 / 居住:2 / 船倉:4 / 兵装:1
◆ CAT CLAW *5
船体:1 / 跳躍:2 / 航続:1 / 装甲:2 / 居住:0 / 船倉:0 / 兵装:2
◆ CAT CLAW CUSTOM *1
船体:1 / 跳躍:3 / 航続:1 / 装甲:2 / 居住:0 / 船倉:0 / 兵装:2
◆ BERYL THE GREAT
船体:1 / 跳躍:3 / 航続:1 / 装甲:0 / 居住:0 / 船倉:0 / 兵装:4
◆ CREW
ベリル |船長Lv2 [借金Lv1]
サル |操縦Lv5 [衰弱Lv3]
ブルネット|射撃Lv2 [事務Lv2]
キン |白兵Lv2 [整備Lv2]※静養中
妹猫耳ズ |白兵Lv1 [整備Lv1]
新人船長ズ|船長Lv1 [猫語Lv1]
猫耳の下僕|操縦Lv2 [信仰Lv2]
スッス |操縦Lv2 [医療Lv1]
◆ CREW IN TRAINING
母猫耳ズ |学生Lv1 [衰弱Lv2]
◆ GUEST
復讐者たち|白兵Lv1 [士気Lv5]
◆ CAN BE PRODUCED
装甲:2
◆ BERYL HOME PORT(3/3)
権利:1 / 規模:1 / 装甲:0 / 修理:0 / 居住:2 / 備蓄:0 / 兵装:1
◆ CAPTURED
◆ King of the Earth(1/1) ※搭載船は脱出艇。拿捕班により破壊済。復讐者たちに譲渡
船体:4 / 跳躍:3 / 航続:3 / 装甲:5 / 居住:3 / 船倉:2 / 兵装:3
◆ Pawn of the Earth*18 ※中破以下が8隻。残りは残骸として拿捕、居住区拡張に使用
船体:2 / 跳躍:3 / 航続:3 / 装甲:2 / 居住:1 / 船倉:1 / 兵装:2
これで第2章完結です!
次話から第3章「人権の値段」が始まります。
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